革命対談
インタビュー

上田 「いい先生に出会うかどうかが大事だ、と」

渡邉 「そう、それだけ。孤児だからこそ応援しようという先生もいれば、こいつは孤児だからいいや、ほっぽらかす先生もいる。その違いだけなんですよ。」

上田 「美樹さんが教育に関心を持たれていたのはなぜなのでしょうか」
渡邉 「一番のきっかけになったのが大学時代に何百人もの養護施設の子どもたちと触れ合ったことです。

そこでは同じ施設で同じ生活をしているのに、ある子は暴力団に入って、ある子は優秀な大学に行く。この違いは一体何なんだ、と。

それで見ていくと、ほとんどの原因は先生とか学校なんですよね」
上田 「いい先生に出会うかどうかが大事だ、と」
渡邉 「そう、それだけ。孤児だからこそ応援しようという先生もいれば、こいつは孤児だからいいや、ほっぽらかす先生もいる。その違いだけなんですよ。

それを考えた時に、先生というのはとてつもない仕事だな、と。是非教育というものに関わってみたいな、と思うようになったのが、養護施設の子どもたちと触れ合った時ですね 」
上田 「ああ~」
渡邉 「僕は24歳の時の1月1日に日記を書いているんですが、今年は創業をする、と。創業して一つ店を出す毎に一つ塾を作ると。そうやって30個の塾ができたら、それを学校にして日本の教育を変えていく、なおかつ外食でも天下を取る、と。そう書いているんです。

でも外食は甘いものじゃなく、一店舗二店舗出した時にわかったわけですよ。これは塾と並行してやるのは無理だと(笑)」
上田 「(笑)」
渡邉 「それで40歳まで自分の思いは封印しようということになったんですね。でも実際には封印しきれなくて37、8歳の頃から『北海道自然学校』というボランティア活動も始めていたんですけどね(笑)それは我慢しきれなかったからね」
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