

上田 「疎開先での経験が竹田さんの原点になっていると」
竹田 「そうですね、人間としての原点です。この生活って何千年も前から続いてきた、人間の生活なんだなと思いましたね」
上田 | 「本日は実業家・投資家の竹田和平さんをお迎えしています。和平さん、よろしくお願いします。さきほどちょっとお話しした時に出てきたんですけど、和平さんは昔から、周りに生かされているっていう意識がおありだったんですか?」 | |||||||||
竹田 | 「私はね、小学校6年生の1年間、まったくお金を見ることのない山村に疎開したんですよ」 | |||||||||
上田 | 「お金を見たことがない山村!」 | |||||||||
|
||||||||||
上田 | 「“ありがとう”“おかげ様”“もったいない”ですか」 | |||||||||
竹田 |
「大自然からいただくものはみんな“もったいない”んだよね。他人様の親切はありがたいし、いいお天気だってありがたい、全てが与えられているという喜びを“ありがとう”“もったいない”という言葉で表す。 そこは仏教が盛んなところで、仏教を中心に村が回っていたんですよね。仏教の如来様の存在を人が集まると確認し合う、朝晩のお経で感じる。そういう風土があって 」 |
|||||||||
|

