革命対談
インタビュー

上田 「人生のテーマに出会うタイミングってあるんだな、と思いますよね。佐藤さんはその後美大にスパッと入られて」

佐藤 「スパッと、ではないんですけどね(笑)」

上田 「人生のテーマに出会う瞬間ってありますよね。僕も今オーディオブックといって耳で読む本を作るという仕事をやっているんですけど、大学3年の時に転機がありました。それまでは政治家になろうと思っていたんですけど…」
佐藤 「あっ、政治家ですか?」
上田 「はい、もともと政治家になりたくて、大学で弁論部に入ったりしたんですけど、大学3年の時にこれからどうしようってなっていうモヤモヤしていた時期があったんです。

実は僕の祖父は緑内障で失明をしているんですけど、その時に祖父ことを思い出して、朗読をするNPOを作ろうと思い立ったんですよね。それであれこれ調べ始めると、NPOではなく、オーディオブックというインフラを広げる仕事のほうがいいように感じて、それが僕の転機というか人生を賭けるテーマに出会った瞬間だったのかもしれません」
佐藤 「なるほどね、そうだったんですか」
上田 「人生のテーマに出会うタイミングってあるんだな、と思いますよね。佐藤さんはその後美大にスパッと入られて」
佐藤 「スパッと、ではないんですけどね(笑)」
上田 「(笑)そうなんですね」
佐藤 「2浪したんですよ(笑)当時、東京芸大のデザイン科が倍率50倍とかで、多摩美も30倍とか40倍。そういう倍率だったこともあって、僕の学年だと平均2.5浪とかだったからそんなに珍しくもなかったんですけどね。

でも結構がっつり勉強してから入れたんで自分的にはよかったと思っていますけど。多摩美に入ってからは、今度は美術の道の中で模索をして、いろいろやっていたんですけど、広告の世界に入ろうと思ったのはやっぱり大学3年の頃だったですかね」
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