革命対談
インタビュー

白取 「知ってる先生がいるという理由でベルリン自由大学を受けて、受かっちゃったんです」

上田 「受かったから帰れなくなっちゃった(笑)」

白取 「ずっとそういうことをやっていたわけですよ。大学の時もそうでしたね、成績は良かったけど大学の勉強はしていなくて、夜に語学学校に通ってましたね。

昼は大学に行って、夜は語学学校に行って、そしてみんな就職しようという時期に、僕はドイツに半年くらい行ってこようと思いました」
上田 「それは哲学を学びにですか?」
白取 「いや、全然、単に語学の力を試したかったんです。日本で通っていた語学学校は一番レベルの高いところだったんですけど、意外と成績が良かったので。でも半年とか一年で帰りたかった。日本に帰る理由を作るために現地で一番難しい大学を受験して、落ちて帰ろうとしたんです。ハンブルク大学・ミュンヘン大学・ベルリン自由大学が難しいんですが、知ってる先生がいるという理由でベルリン自由大学を受けて、受かっちゃったんです」
上田 「受かったから帰れなくなっちゃった(笑)」
白取 「そういうことなんです」
上田 「じゃあ、大学に受からなかったら日本に帰ってきていたということですから、合格したことで人生が変わってしまったんですね」
白取 「多分ね。日本に帰ってきた時は31歳だったんですけど、仕事もしていないし、周りはもう課長、係長なわけでしょ。しょうがないから本書くしかないじゃないですか」
上田 「なるほど」
白取 「でもすぐには書けないから編集プロダクションを作ったんです。でも会社のやり方も営業方法も知らないから半年間は仕事なしですよ。そうしているうちに偶然物書きの仕事が入ったんです」
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