新刊くん

サイエンスエレメンツとは
 「サイエンスエレメンツ」とは、「考える」「料理する」「議論する」「天気を見る」といった日常的な行為について、従来とは違う切り口から検証、再構築していくデジタルコンテンツ。

 亜紀書房ZERO事業部が企画したこのシリーズは、NTTプライム・スクウェアのコンテンツモール「Fan+(ファンプラス)」に出店された同名のショップで配信されています。

 コンテンツは動画・テキスト・図表のパッケージから成り、クラウド上に保管されたデータを、ユーザーはPCやアンドロイド搭載端末を使って視聴するというスタイル。科学が好きな方だけでなく、知的好奇心が旺盛で、何でも知りたくて、そして“自分で考える”ことの重要性を認識している方たちが楽しめる内容となっています。

「シネマ落語」「演劇らくご」という、オリジナルのエンターテインメントを生んできた落語界の鬼才が、他の文化・芸術と落語を比較・類推しながら、落語の面白さを論理的に分析。 前半はそれらの講義を、後半は、前半をふまえての落語を演じる。
第1号は、「落語と絵画」。絵画にも造詣が深い志らく師が、ゴッホ、ルノアール、ピカソ、シャガールなどの画家と落語家を対比させるほか、印象派とキュビスムといった絵画の潮流と、古典落語の正統派と改革派を対比させて、興味深いアナロジーを展開する。

□Officeダニーローズ 立川志らく
□立川志らくのページ | 亜紀書房 ZERO事業部
□立川志らくの「アナロジー落語」動画ダイジェスト版

1963年生まれ。落語家、映画監督、映画評論家、舞台演出家、劇団「下町ダニーローズ」主宰。
日本大学芸術学部在学中に立川談志に入門。二つ目時代は兄弟子立川談春と組んだコントグループ「立川ボーイズ」としても活動。その後は、同世代の若者に落語の面白さを伝えることに力を注ぐ。その一環として、外国映画と古典落語を巧みに合体させた「シネマ落語」を次々と創作し、70本を超える作品を発表している。
著書に、『全身落語家読本』『落語進化論』『らくご小僧』(以上、新潮社)、『落語は最高のエンターテインメント』(講談社)、『立川流鎖国論』(梧桐書院)などがある。