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あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール

ビジネスRPG小説

自分に気合いを入れるべく伸びをすると、デスクの上の開きっぱなしのカバンの中に、見慣れないものが。

本だった。
適当に開くと『25歳からのルール41 いったん立ち止まってみる!』とある。
読んでみると『深呼吸して客観的に自分の仕事を棚卸しして整理してみよう』という一文が目に入った。

そうだ、25歳からは勢いだけで突っ走るだけではだめなのだ。

【25歳からのルール 41】 いったん立ち止まってみる!

いったん立ち止まり、やるべき仕事とその優先順位を整理したおかげで、その日は営業も時間に追い立てられている感じがせず、先方とも落ち着いて話ができた。契約にむすびつきそうな会社も新しく見つけた。
この調子で仕事を進めれば、僕もいつか大型の受注を取れたりもするんじゃないだろうか?

うきうきと会社に戻ったのは夕方。ぽつぽつと帰宅する人も出てくる時間帯だ。
トイレに入ろうとすると、すれ違いに出てきた上原と肩がぶつかった。

 「痛っ!なんだ、中山か」
 「あ、悪い。大丈夫か?」
 「大丈夫か、じゃないよ。おまえなんかにぶつかってケガするわけないだろう」。

こいつは仕事はできるが、一度見下した相手にはこの調子だ。

苦手な奴に遭遇、こんな時25歳からはどうするべきだろう?

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Q4 : さあ、中山はどう答えるべきか?
1、苦手な人でも、いや、苦手だからこそ声をかける。
2、苦手は苦手。話すことでそれが伝わり、嫌な思いをさせるくらいなら話す必要は全くない。

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「あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール」書籍写真

  • 書籍名:あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール
  • 著者:吉山 勇樹
  • 出版社:明日香出版社
  • 定価:¥ 1,400 (本体価格+税)
  • ISBN-10:4756913326
  • ISBN-13:978-4756913326