第44回の今回は、ライトノベル『東京レイヴンズ』シリーズ(富士見ファンタジア文庫)作者のあざの耕平さんです。
主人公の土御門春虎は陰陽道の名門の分家の生まれ。しかし、才能はなく、地元で友達の冬児、北斗と普通の高校生として気ままに暮らしていた。あるとき、土御門家の次期当主で、幼馴染みである夏目と再会。そこで巻きこまれた事件をきっかけに、陰陽師を育成する学校・陰陽塾に入学することになる―というのが『東京レイヴンズ』のあらすじだ。
そして、2012年10月20日に発売されたシリーズ最新巻となる『東京レイヴンズ8 over-cry』は、シリーズの重要なポイントとなる巻になるそうで、さらに帯で「アニメ化企画進行中」も発表されている。今回はあざのさんに『東京レイヴンズ』の世界観についてお話を伺いました。
■ 最新巻は「第一部の山場に入っていく重要な巻」
―まずは、ついに『東京レイヴンズ』の8巻が発売されました。7巻を読み終えたあと、「ついにここから物語が佳境に入っていくんだな」と思っていたのですが、この8巻はシリーズを通して、どんな位置づけになるのですか?
あざのさん(以下敬称略) 「これは8巻のあとがきにも書いているのですが、シリーズを最初に立ち上げるときに、大きく二部構成で物語を考えていたんですね。その第一部の山場というのをある程度決めていたのですが、この8巻はその山場に入っていく重要な巻ですね」
―では、ここからさらに物語は加速していく、と。
あざの
「そうですね。第一部のクライマックスは間近です」
―今巻のあらすじを読むと、最近遠ざかっていた恋愛の方もかなり動くのではないかと思うのですが。
あざの 「7巻のラストでついに秘密がバレましたからね。その流れを受けた形で次のドラマに入っていきます。この『東京レイヴンズ』という作品は、主人公たちが学生で、学校に通いながら成長していく話が軸です。学生の人間関係においてやはり恋愛というのは欠かせない部分だと思うので、これまで書いてきたシリーズよりは多めに取り入れています」
―この『東京レイヴンズ』は陰陽術というものが下地となって物語が組み立てられていますが、もともと興味がある分野だったのですか?
あざの
「昔から興味があったか、というと実は全然なくて(笑)、これは1巻のあとがきでも書いた通りなのですが、まずは日本的な感覚、スタイルや、特にビジュアル面でですね。“和”の雰囲気に先に魅かれていった経緯があって、そうした雰囲気の漂う作品を書きたいというところがあったんです。
それに、前のシリーズが吸血鬼の話で、魔術も出てくるけれどメインは剣劇だったので、次は魔術を題材にしたバトルものを書こうと思って題材を探したところ、陰陽師って面白いよねということになったんです。その後、調べていくうちに、あ、これはすごく面白いぞ、と」
―では、今回発表された「アニメ化」というのは、ビジュアルという意味ではかなり期待していらっしゃるのではないですか?
あざの 「もちろん期待はしていますけど、アニメ化については監督さんの意図がすごく大事ですから、どの程度“和”のテイストを取り入れてくれるかは、正直分からないですね(笑)。読者の皆さんも『東京レイヴンズ』にどのくらい“和”の雰囲気を感じてくださっているのかは計りきれていないので、そこは原作者の趣味ではなくて、読者の気に入ってくれそうなラインを探っていただきたいかなとは思います。ただ、一応要望は出しているんですよ。パッケージを和風にして欲しいとか」
―そういった物語の作り方、いわゆる元々描きたい何かがあって、それを表現するために様々な要素を当てはめていくという方法は、普遍的ですけれど面白いと思います。
あざの 「でも、正直…私自身はどっぷり書きたいところはあまり書けていない気はしているので(苦笑)、少しでも受け取ってもらえれば嬉しいですね。ただ、やりすぎると良くないのでこれくらいがちょうどいいのかな、と」
―では少し話を変えて、このストーリーに出てくるキャラクターについてうかがいたいと思います。どんどん新キャラが登場してきますが、キャラクター作りという点において気をつけている部分はありますか?
あざの
「これでも、あまりキャラクターを出しすぎないようにしようと気をつけているのですが(笑)、物語に大きな組織が絡んでくると、その人数が一人二人しか出てこないということがどうしても不自然になってしまうんですよね。このシリーズでは陰陽庁という一官庁が登場しますが、おそらくそこで働いている人は膨大な数に上るはずです。なるべく登場するのは最少人数で、とは思っているのですが、やっぱりどうしても出てきてしまいます。
私の場合、このポジションのキャラクターは絶対に物語上必要だから、というところから入っていって、その後にどんな性格、特徴にしようか考えるので、どんどん人が増えていくんですよね」
―読み進めていく中で気付いた点がありまして、それはこの『東京レイヴンズ』という物語に出てくるキャラクターの多くが、何かしらに抗っている部分があるなと思ったんです。主人公の春虎や夏目、冬児だけではなく、多くのキャラクターが、自分に押しつけてくるような何かに反抗している側面があるように感じたのですが、この部分はあざのさんが意識されているのでしょうか?
あざの
「特に意識したわけではないですけど、ひょっとしたら私の学生観とか青春時代観みたいなものがそういうものであるのかも知れません。いまいち自由になりきれずに、自分をコントロールできずにもがいている、何かに抗っているという印象はありますね。
年輩のキャラクターも登場しますけど、彼らはそういった部分は弁えているので、なんとか状況をコントロールして、自分の立ち位置を考えながら、出来る範疇の中で最善を尽くすという人が多いと思います。学生のうちはさすがにそんな達観した行動は難しいですし、自分に何ができるか分からない、けれども抗い続けるという形で表面に出てきているのかも知れません」
―あざのさんの学生時代もそんな学生だったのですか?
あざの 「どうだろうなあ(笑)。自覚はあまりないけれど、ひょっとしたらそういうところもあったのかも知れませんね。そういう意味では、最近、おっさんのキャラクターがたくさん出てきたのは、色々抗うだけじゃなくて受け入れたほうが楽しいという感覚が私の中に強く出てきているからなのかも知れません(笑)」
―ただ、この物語の中に出てくる大人たちもどこかで抗っている部分はあるのかなと思うところはありました。
あざの 「というよりは、状況を把握して動かすために、自分に何が出来るのかを考えるという次のステップにいると思います。このシリーズでは“世代”というものを強く意識して書いていまして、まずは学生世代。つまり春虎たちですね。その上の世代が大友先生とか、あとはちょっとズレますけど、鏡伶路もその世代に入っていいと思います。そして、その上に天海大善とか、大友先生の元上司の世代ですね。倉橋長官もここです。この3つの世代を描こうと思っているんです。たとえば、春虎たちの一つ上の世代にあたる大友先生は、春虎たちから見れば大人ですけれど、一番上の世代からは青臭い未熟者と見られたりしていて、実はかなり中途半端な立ち位置なんですよね。そういった奥行き感を表現できたらいいなと思っています。
また、シリーズを書き始める前に陰陽術について調べたところ、歴史と切り離せない時間の厚みがあるんですよ。歴史の中でずっと成長して変化し続けながら現代まで残ってきた。そういう厚みがあるので、それを少しでも表現するために、世代というものを仕掛けにして、その世代によって陰陽術の見方が違う、時間の厚みによって見方が変わるということを描ければいいなと思っていますね」
■ ヒロインの夏目はこれまでに一番凝って作ったキャラクター
―では、この『東京レイヴンズ』シリーズの登場人物の中で、一番自分に近いと思うキャラクターは誰ですか?
あざの 「ダメなときの大友先生ですかね(笑)」
―(笑)私は大友先生好きですよ。すごく良いキャラクターですよね。
あざの 「ある意味、理想的な人ですよね。自分で出来ることはきっちりとやって、日ごろはヘラヘラしているという。社会に対してピンで立っていける、身の処し方をわきまえています。春虎たちのような学生の立場から見れば、結構魅力的なポジションの人ですけれど、社会を動かそうとすると、組織の中に入らなきゃいけなくなる。だから一つ上の世代の人たちからは『お前、無責任だろ』という印象を持たれると思うんですよね」
―若い世代で自立しているキャラクターといえば、冬児はそうかなと思うんです。彼は3巻でフォーカスされていて、体の中に鬼を宿す「生成り(なまなり)」という特異体質をもっていたり、彼の過去だったりというところがいろいろと分かるのですが、常に春虎たちのまとめ役を担っているなと思います。
あざの 「彼は子どもたちの中では一番しっかりしていますが、まだまだこれからのキャラクターですよ。このシリーズの一番の特徴は主人公がゼロからスタートしているところ、つまり何もない、未熟者の段階から始まっていきます。こういう設定は私にとっても初めてのことだったりするのですが、春虎も冬児もこれからさらに成長していくはずですし、今はまだ上との差は大きいですが、上とわたり合えるようになって欲しいなとは思っています」
―先ほど、第一部と第二部を分けて考えていらっしゃるとお話をされていましたが、第一部は学校が舞台として捉えてもよろしいのでしょうか。つまり、春虎たちの学校生活、と。
あざの 「そうですね。そんな感じで捉えてもらえれば」
―では、第二部はどんな展開になるのでしょうか。
あざの 「それについてはまだ何も言わない方がいいかな(笑)。今後の物語の展開から、想像していただければありがたいですね」
―タイトルに「東京」という地名をつけていらっしゃいますし、舞台も東京がメインになるのですが、この「東京」にこだわりをもった理由はあるんですか?
あざの 「これはタイトル付けのテクニックの一つで、まず陰陽師モノを書くということは決まっていたんです。それにもう一つ、現代を舞台にしようという風にも思っていて、一発で陰陽師モノで現代が舞台って分かるタイトルは何かないかなと考えたところ、出てきたのが『東京陰陽師』というタイトルだったんですよ。ただ、『陰陽師』とつけるとストレートすぎませんかという話が出まして、陰陽師をカラス(raven)に例えて、『東京レイヴンズ』としたんです。実は『東京クロウズ』(crow)という案もあったんですが、ちょうどその頃、『クローズZERO』という映画があって、被ってしまうのもな、と」
―少し、女性キャラクターについてお話をうかがいたいのですが、7巻に差し込まれているリーフレットで、女性キャラクターの人気投票の結果が発表されていました。一位はヒロインの夏目でしたが、あざのさんがもし投票するとしたら誰にしますか?
あざの 「それはさすがにヒロインですよ。でも、実際のところキャラクターの好き嫌いはなくて、全体のバランスを考えてキャラクターを作るので、どのキャラクターもそれぞれのドラマで必要な役割を果たしますし、その中でも夏目はやはり欠かせない存在、というところで。 あと、今まで書いてきたなかで、実は夏目が一番作るのに凝ったキャラクターでもあるんですね。そういう意味でも思い入れはあるかな」
―私は読み進めながら、自分がもし陰陽塾にいたら誰と仲良くなれるかなと考えたりしていたんですが、あざのさんでしたら、誰と仲良くなれると思いますか?
あざの 「間違いなく京子と天馬でしょう。京子と天馬は付き合いやすいキャラクターだと思います。でも、そういう意味じゃ春虎も相当付き合いやすいですね」
―春虎が近くにいると、振り回されそうですけれど、楽しくもなりそうですよね。
あざの 「そうですね。春虎はなんだかんだでコミュニケーション能力が高いので、そういう意味では仲良くなれると思います。振り回されつつもね(笑)」
■ 「小学生の頃は漫画家になりたいと思っていた」
―この8巻で、アニメ化企画が進行していることがついに発表されました。あざのさんにとっては『BLACK BLOOD BROTHERS』に続くアニメ化作品となるんですよね。
あざの 「そうですね」
―『東京レイヴンズ』は陰陽術を使ったバトルシーンが特徴的だと思いますが、そういったアクションシーンはすごくなりそうですね。
あざの 「うん、やっぱりアクションシーンは書いていてすごく好きなので、私も見てみたいですね。ただ、意外と絵にしてみると地味だったという風にならないか心配です。剣劇だったら双方から走ってきて剣を交えるみたいなシーンは派手でいいですが、『東京レイヴンズ』は動かず御札を使ったり、印を結んだりしていますからね。そこらへんは監督さんやスタッフさんに期待しています(笑)」
―アニメ化については今のところ、進行中ということのみが明かされているんですよね。
担当編集・加藤さん 「そうですね」
あざの 「これから徐々に明らかになっていきますので、のんびり待っていただければと思います」
―アニメ化をはじめとしたメディアミックスに限らず、今後あざのさんは『東京レイヴンズ』シリーズをどう育てていきたいとお考えですか?
あざの 「メディア展開でどう育てていくか、というのは、私個人は作家の考えることではないと思っていますし、幸いにして優秀な編集者さんと、富士見ファンタジア文庫という編集部がついて下さっていますから(笑)」
担当編集・加藤さん 「う、なんかすごいプレッシャーが(笑)」
あざの 「(笑)どう育てるのかはそちらに任せて、私は今まで通り、しっかりと物語を書いていけたらいいかなと思います」
―これから第一部クライマックス突入ということで、まだ長く続きそうですね。
あざの 「そうですね。でも、折り返し地点は過ぎたと思うので、ここからは物語を広げつつ、どうエンディングに向かっていくのかということに集中することになると思います」
―あざのさんの読書歴についてお話を聞きたいのですが、作品を書き始めるきっかけとなった本はあるのですか?
あざの
「昔からマンガや小説は好きですし、それこそ小学生の頃は漫画家になりたかったんですよ。まあ、将来、プロ野球選手になりたいというのと同じような感じですね(笑)。その後も、本は好きで読んでいたのですが、作家になりたいと思った直接のきっかけと聞かれるとちょっと難しいですね。気付いたら自分でも書いていたというほうが近いです。
私が学生の頃って、ちょうどライトノベルが世に出てきてドカッと火が付いた頃と重なるんです。例えばクラスの男子のほとんどは『ロードス島戦記』を読んでいましたし、その後に『スレイヤーズ』も流行しました。田舎だとみんなが読んでいるものが広まりやすいんですよ。そういった作品を読んでいるうちに憧れもありますし、自分でも書いてみようという気持ちになっていたというところですね」
―影響を受けた作家さん、作品はありますか?
あざの 「これは、ものすごくたくさんあるんですけど、特にあげるとしたら田中芳樹さんと栗本薫さんですね。栗本薫さんは『グイン・サーガ』も好きですし、『魔界水滸伝』や『伊集院大介』シリーズも好きです。田中芳樹さんの本は、当時は全部読んでいましたね」
―あざのさんが小説を書く理由についてお聞かせいただけますか?
あざの 「難しい質問ですけれど、そうですね…。とことん突き詰めていくと、多分自己満足じゃないかと思います。自分は結構勝手な作家ですから、読者のことももちろん考えつつ、でも、一番ギリギリのところでは自分の書きたいことを優先すると思います。そういう自覚があるから、読者の意見をより多く取り入れて話を作っていこうとは思っているのですが、書きたいことがあるときはやはり自分の意志を優先してしまいますね」
担当編集・加藤さん 「それは、自分が読みたい話を書く、ということですか?」
あざの 「読みたい話というよりは、面白いものを書きたいという気持ちはありますね。あ、そういう言い方にすれば格好が付くのか(笑)。でも、面白いものを書きたい、じゃあそれは誰のために、と言われると自分のためなんですよ。読者の反応って究極的に言ってしまえば、どう出るか分からない。絶対そっぽ向かれると思って書いてみたら、そこがすごく支持を受けるということもありますし、逆ももちろんあります。そういう意味では出してみるまで分からないですから、それを免罪符に好きなことを書いてしまおうというのはありますよね。それが面白いところでもあるのですが」
―『東京レイヴンズ』執筆以外の活動を教えていただけますか?
あざの 「今、ひとつオリジナルアニメの企画に携わらせていただいています」
―ブログで書かれていた覆面作家集団「GoRA」ですね。
あざの 「そうですね。この前、覆面を取ってしまったんですけどね(笑)。今、『K』というアニメが放送されているのですが、その原作や脚本を『GoRA』が手がけました。この仕事は大変面白く刺激になりましたね。でも、やっぱりメインは小説です」
―では、『東京レイヴンズ』のファンの皆様にメッセージをお願いします。
あざの 「8巻は、最初に考えた構成の中では、すごく重要な段階な位置を占めるところになっています。いよいよ物語が次の段階に向かう、終わりの始まりのような巻でもあるので、期待して読んでいただければと思います」
―ありがとうございます!
■ 取材後記
なかなかこうしてインタビューを受けることはあまり多くないとおっしゃっていたあざの耕平さんですが、とても気さくに、分かりやすく『東京レイヴンズ』の世界観や、そこに込められた想いをお話して下さいました。 これから物語が佳境に向かう中で、春虎たちや夏目たちはどのように成長をしていくのか? このインタビューにそのヒントが隠されているかも知れません。また、アニメ化の方も要チェックですよ!
■あざの耕平さん
「神仙酒コンチェルト」でデビュー。徳島県出身。代表作に「Dクラッカーズ」「BLACK BLOOD BROTHERS」シリーズなど。現在富士見ファンタジア文庫から絶賛刊行中の人気シリーズ「東京レイヴンズ」は8巻まで出版されている。 また「東京レイヴンズ」もコミカライズされており、コミックス「東京レイヴンズ(5)」(角川書店)「東京レイヴンズ 東京フォックス」(富士見書房)が発売中!
■関連リンク
富士見書房公式サイト http://www.fujimishobo.co.jp/top.php
あざの耕平さん公式ブログ http://azanoblog.blog35.fc2.com/
あらすじ
夏目の正体がバレた。京子は夏目たちを避け続けていた。また、シェイバとの戦い以降、覚醒した力を抑えきれない春虎に、コンも心配の色を隠せずにいた。そんな折り、土御門宗家が何者かに襲撃される事件が起き―!?■インタビューアーカイブ■
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