『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』著者 斎藤惇夫さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
第74回の今回は、日本の児童文学作品の金字塔として名高い『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(アリス館牧新社/刊、現在は岩波書店から刊行)の作者である斎藤惇夫さんです。
10月10日に映画『GAMBA ガンバと仲間たち』が封切られ、10月21日にはオーディオブック版がオーディオブック配信サービス「FeBe」で配信開始されるなど、注目が集まる『冒険者たち』。
この本が書かれた当時、福音館書店で児童文学の編集に携わっていた斎藤惇夫さんは“二足のわらじ”を履いて、『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』の3作を執筆。ドブネズミのガンバをはじめとしたユニークな動物のキャラクターたちが知恵と勇気を持って難題に立ち向かっていく「ガンバ」3部作はアニメ化もされ、子どもたちから熱烈な支持を受けました。
今回はそんな斎藤惇夫さんにインタビューを行い、「ガンバ」の創作秘話から、児童文学の現在、そして「読み聞かせ」の力まで、「子どもと読書」をテーマにお話をうかがいました。
児童文学やファンタジーは「生きる力」を与えてくれる
― 10月10日の映画封切りとともに、21日にはオーディオブック版がリリースされた『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』ですが、1972年の刊行以来、40年以上にもわたって子どもたちから支持を受けている理由はなんだと思いますか?
斎藤:
実は書いた本人はさっぱり分からなくて、どうしてこんなに愛してくれるんだろうと思うことがあります。
この作品が出版されたときは、ずいぶん子どもたちから手紙をいただきました。「生まれて初めてこんなに長いものを読んだ」とか、「次にどうなるか分からないから面白くたまらなかった」、「ノロイが怖かった」など、特に男の子からの手紙が多かったのですが、彼らには返事を書いてあげていたんです。それには理由があって、男の子は文章が下手なので大人になったとき、女性からいじめられるだろうから(笑)そういう想いを込めて男の子に応援歌を贈っていました。そうしましたら、最近講演などで地方をまわっていると、40代の男性たちがその頃に返した手紙を持ってあらわれて、「返事がきてとても嬉しかったです」ってそれを見せてくれたりしたんですね。
私は物語が大好きだったものですから、子どもの頃から児童文学に親しんできましたが、ストーリー展開や言葉の使い方は子ども向けだからといってレベルが落ちるわけではありません。そういう文章に感動してきた自分に失礼がないように書きたいという想いがものすごく強かったです。
― そういった姿勢が子どもたちに伝わった。
斎藤: そうでしょうね。そういう想いが積もりに積もって作品になったのが『ガンバ』シリーズでしたから、子どもたちがその部分を受け止めてくれたんじゃないかと思っていますし、子どもたちの成長の仕方はいつの時代も変わらないのではないでしょうか。
― 『冒険者たち』のあとがきで、『グリックの冒険』を出されたあと、「続きを書かないと自分で書いちゃうぞ」という“脅迫”の手紙が届いたと書かれていました。すごくいい手紙ですよね。自分で続きを書こうと思うくらいの想像力を子どもたちに与えたということですから。
斎藤:
作者としては驚きなのですが(笑)そういう手紙がありました。それに「今度はガンバの話を書いて!」という声が多くて、脇役のガンバのことを注目してくれていた子どもたちがずいぶんいましたね。彼らはガンバが主人公になれるキャラクターだったということを分かっていたのだと思います。
実は私自身、子どもの頃に気になっていたキャラクターが途中で離脱するという経験を結構していて、そのときの悲しさというのはすごかったですね。
― 斎藤さんの作品を読むと、ファンタジーや冒険に対しての並々ならぬ熱意を感じます。講演録を本にまとめた『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』では、岩波少年文庫に出会ったとき、「胸がはりさけそうな歓び」があったとおっしゃっていますが、この「胸がはりさける」という表現は『ナルニア国物語』作者のC・S・ルイスのものですよね。この言葉にどのような想いを込められているのか教えていただけないでしょうか。
斎藤:
一つは子どもの頃に読んだ『たのしい川べ』や『ドリトル先生』もそうですし、ケストナーの諸作品もそうなのですが、読んでいるときに自分は主人公と一緒になって冒険に旅立っていくわけですよね。そして、彼らが遭遇する困難な問題に立ち向かい、なんとかクリアしていく姿を見て、一緒に問題を解決していく歓びを感じる。そうすると、頭の先から足の先まで、その歓びが広がっていくことがあるんです。
その一方で、青春時代、現実で生きる上での個人的な苦しみと向き合わないといけないことがある。私は1940年生まれですが、20歳のときに60年安保闘争があって、国会議事堂の前で敗退していったんですね。あのとき、一体自分はどこにいくのだろう、もう一度故郷の新潟から出直したい、そういう想いがあった。そこから『グリックの冒険』のような物語が生まれてくるわけです。その後、児童書の出版社に就職し、子どもの本を編集するのですが、そういった自分の失敗や悲しみ、絶望を耐えているだけではとてもやりきれないということで、自分で物語を書くことで客観視したいと考えました。
― 児童書の出版社というのは福音館書店ですね。編集者の仕事を選んだのはどうしてですか?
斎藤: 実は物語を書き始めたことと似たような理由です。60年安保闘争でみんな散り散りになり、体制に組み込まれていくなかで、これは違うんじゃないかという想いが当然残るわけです。そういう風な転向の仕方は許し難い、俺は絶対優れた子どもの本をどんどん編集して、子どもの頃から感動を本気に大切にできる作品を作ってみせるといきがっていました。 ただ、編集をずっと続けるなかで、自分で書くことによってより赤裸々に、でも客観的に世界を作りえるのではないかと思いました。もう40年以上も前のことです。
― 『冒険者たち』の読者の方々の感想を読むと、自分とガンバを重ねている方が多いように感じました。現実を打破する力をファンタジーから借りているというか。
斎藤: この物語が出てから、5、6年経って女の子何人かから手紙をもらったんです。そこに『冒険者たち』を読んでいじめに耐えることができたと書かれていて、本当に苦しい想いを持ちながら生きている子どもたちがいることを知って、その力をなれたことは幸いでした。
― 人生において大きな決断するとき、かつて読んだ児童文学やファンタジー作品から勇気をもらったという経験をしている人は実は多いのかもしれません。
斎藤: 私は作者ですが、『冒険者たち』を劇団四季やシアタージョイが劇にしているのを見ると、その劇に励まされて、もう少し頑張らないといけないと思うことがありますね(笑)。自分が書いたセリフであることは間違いないのだけど、それが戻ってくる感じがしました。
― もう一つ、キャラクターが死ぬシーンというのも子どもにとってすごく重要だと思います。『冒険者たち』でキャラクターが死ぬシーンがありますが、読み手としては精神的に動揺するんですよね。乗り越えるのに体力がいります。
斎藤: 結構(『冒険者たち』のキャラクターは)死にますもんね。私の経験ですが、親友が60年安保闘争で死んでいるんです。それは新聞に出たりするような事件ではないのだけど、その後自殺をしてしまったり、1年くらい経ってから死んだりということがあって…。そういった亡き友人たちへの弔いが込められているのかもしれません。
「ガンバ」原作者が明かす“キャラクターの名付け”秘話
― 斎藤さんにとって「ガンバ」というキャラクターはどのような存在なのでしょうか。
斎藤:
ガンバはそもそも夢見るだけのような存在です。「どこか広いところ…」と偉そうに言っていますけど、本当は何にも考えていない。実は彼は、思春期から青春期の私の自画像なんです。私は新潟県長岡市の育ちですが、関東との間には三国山脈があります。当時の私は、あの山脈の向こうには一体何があるのだろうとずっと思っていました。そして、山脈の向こうはギリシャ神話の世界であり、南の国の物語であり、オリーブや柑橘類が実っていて、空は晴れていて、花々は咲いていて…と想像するわけですよね。
ガンバはそんな存在です。でも、マンプクをはじめとして、いろいろなキャラクターたちがあらわれて、自分が経験したこともない世界に進んでいく。そして大人の入り口まで辿りつく。それは思春期から青春期にかけての私自身なんですよね。
またノロイのイメージは、60年安保闘争の際に対峙したものも投影していますが、やはり思春期から青春期にかけての、魅力的な年上の女性のイメージが多分にあります。(ノロイのモチーフとなった)八丈島で出会った、木漏れ日を浴びて白く輝いたイタチは本当にきれいでした。
― 15匹の仲間たちの中で、最もご自身に近いキャラクターは誰だと思いますか?
斎藤: 全員ですね。それぞれが自分の心の分身です。実は最初、まともな名前をつけていたのですが、物語が進むにつれてどれがどれだか分からなくなってしまって(笑)適当な名前をつけたのですね。それで最後に書き直そうと思っていたのですが、書き直す力もなかったのでそのままで出したところ、子どもたちが好きになってくれたんです。
― 特徴をつかんでいて覚えやすいです。イカサマとかヨイショとか、ガクシャとか。
斎藤: そうですね。ただ、後から振り返ったときに、ああいった名前にしたことによって、そのキャラクターが成長する物語性が薄くなってしまった。名前が特徴を表してしまっているので。キャラクターによって物語を深くできなかったことは反省です。
― 『ガンバ』シリーズは編集者の仕事と両立して執筆をされたそうですが、かなり大変な作業だったのではないでしょうか。
斎藤: だいたい書く時間は決めていて、毎日夜の23時から1時までの2時間、枚数は6枚。それ以上は書きません。多少遅く帰っても、この時間ならば書けますからね。1時過ぎて執筆を続けると、翌日編集の仕事に差し支えるというところもあって、時間は堅く守りました。特に長編は調子に乗るとダメなんですよ。抑えて書く。「ああ書きたくないな」と思っているときの方が冷静なので良かったりするんですよね。
― 戦いのシーンなんかは熱くなってしまいそうですが…。
斎藤: 時間がきたら、いくら熱くても冷静に切っちゃう。でも、その熱はまだ残っていて、福音館書店で編集者の仕事をしていると、校正ミスをおかしてしまうわけですね(笑)
― 『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』で『エルマーのぼうけん』からの影響を告白されていますが、『ガンバ』シリーズが3部作なのも『エルマーのぼうけん』の影響なのでしょうか。
斎藤: それは違います。最初に3部作といったのは確か岩波書店の営業の方だったと思います。もともとは、そんなこと考えもしなかったですよ(笑)。続きを望む声はいただきますが、この後書けることは、ガンバが中年になってのんびり暮らすだけですから。
― 同書の中で、5作だけ子どもたちに向けてファンタジーを書こうとされたとありました。『ガンバ』シリーズ3作、『哲夫の春休み』と、これまで4作書かれていますが、残りの1作はいかがでしょうか?
斎藤: 実はもう書き終えていて、福音館書店から出る予定です。原稿は福音館書店の編集長に渡していてチェックを受けているのですが、彼女はもともと私の部下でして、一生懸命にチェックをされて、そのチェックの多さに慌てました。そう指導したのは私なので何も言うことはできないのですけど(苦笑)。もう最終段階に入っていて、来年の春から夏くらいには出ると思います。1200枚の大作で、こんなに厚くても、子どもたちに読んでもらえるだろうか、と不安ですが。
今こそ「読み聞かせ」を! 児童文学と子どもの距離
― 福音館書店の編集者として児童文学に長く携わられてきた 斎藤さんですが、その中で子どもたちの本の読み方に変化はあったと思いますか?
斎藤: 昔も物語を読む子どもは多くなかったと思いますよ。ただ、「読みました!」と言っても、キャラクターと自己同一化して、隅から隅まで楽しんで興奮をして読んだという子どもたちが比較的少なくなってきていると思います。いわば、本を読むことが休憩時間になっている状態ですね。
― 休憩時間ですか。
斎藤: そうです。休み時間として読んでいる。でも読書って本当にのめり込めば疲れるものですよね。今の子どもたちは塾や部活などで時間が取れず、たくさんのメディアがあってそこに付きっきりになっている状況です。そこで休憩を求めて読書をしても、本気になって入り込めない。そういう本は読んでも忘れがちになりますよ。だから、彼らが大人になったとき、昔読んだ本が心の中でカムバックするということは少なくなるのではないかと思います。
― 子どもと本の接点というと、「読み聞かせ」は非常に重要なことだと思います。斎藤さんは読み聞かせの力をどのように考えていますか?
斎藤:
実は教会の日曜学校で読み聞かせをしています。30人くらいの子どもたちが集まるのですが、じっくり物語に入り込んで、時には身を乗り出して聞く子どももいます。私が読んでいるのは世界中の昔話ですが、そういった姿を見ると、一体誰が「子どもたちは活字や物語から離れている」と言うのだろうと思うこともあります。また、身内がフリースクールを運営していまして、そこでも1ヶ月に1回、読み聞かせをしています。先月は宮沢賢治の作品を読みましたが、子どもたちは賢治の世界に入り込んでいました。
子どもたちの周囲に物語を読んでくれる人がいれば、自然と文学が好きになると思います。ただ、少しずつ読み聞かせの文化は広まってきていると思うけれど、海外と比べるとまだ定着しているとはいえませんね。
― 10月21日にはオーディオブック版『冒険者たち』が配信開始しましたが、オーディオブックというメディアについてはいかがでしょうか。
斎藤:
私の大好きな日本の作家であり、児童文学の編集者の先輩にいぬいとみこさんという方がいらっしゃいます。『木かげの家の小人たち』という日本ファンタジーの古典作品を書かれていて、岩波少年文庫の編集もなさっていました。
そのいぬいさんは目が不自由になってしまったとき、テープに録音した物語を聴いて楽しんだそうです。これはオーディオブックの基本ですよね。オーディオで聴いて楽しむことができるというのは素敵な文化だなと思いました。
― 斎藤さんは「読み聞かせ」を楽しんだご経験はありますか?
斎藤:
もちろんです。幼い頃に祖母から読んでもらった昔話、小学校1、2年生の頃までは母親がグリムを中心に読んでくれました。また、私の小学校の担任の先生もよく本を読んで下さる方で、宮沢賢治や『ドリトル先生』シリーズ、ケストナーなどの世界に触れました。ところがね、その先生は長い作品になると第1章しか読んでくれないんです。そうすると続きが気になる。悔しいので図書室からその本を借りて続きを読むわけです。
そうして本の世界にどっぷり浸かった私たちでしたが、『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』に夢中になった友人は京都大学に行って動物学者になったり、『ドリトル先生』に夢中になった友人はアフリカに行ってドリトル先生の真似をしたりしていました。私みたいに子どもの本を作る立場になっていった人もいます。もう私たちも後期高齢者ですが、驚くべきことに、クラス会で先生が何の本のどの部分を読んでくださったのかみんな覚えているんですよ。そのくらい大きな経験でした。
― その担任の先生はなぜ読み聞かせを大切にしたのでしょうか。
斎藤:
私の担任の先生は戦時中に「綴方教育」という運動をやっていたんですね。子どもたちに、実際に目で見ている世界を見た通りに書かせる。そうすると、新潟県は農業国で貧しい人も多いので、働いても働いても貧しいままだと子どもたちが書いてしまうんです。そのせいで、先生はアカだとレッテルを貼られ、治安維持法に引っ掛かって結婚初夜に逮捕されました。
戦後、治安維持法が解除されたとき、自分たちの教育方針で唯一間違えていたことは、まだ歴史という感覚も持っていなければ、世界がどんなに広いかも知らない、世界にはたくさんの人たちがいることも知らない子どもたちに対して、目に見たものだけで文章を書かせるということは、すごく狭い教育であったと先生は気付きます。その前にやるべきことは、子どもたちに本を読んであげること。世界各国の優れた物語をいっぱい読んであげることで、子どもたちは広い世界を知ることができる。そう考えて私たちに読みまくってくれたんです。だから私は本を読んでもらうことが授業の内容だったと思っていました。
― 素晴らしい考え方だと思います。毎回授業で異なる文化に触れることができるわけですからね。
斎藤: 楽しかったですよ。結局その頃先生に読んでいただいた作品が、一番面白いと思っています。『ドリトル先生』なんかは「イギリスには動物と言葉が交わせる人間がいたんだ!」って思いましたから。
― では、斎藤さんが影響を受けた本を3冊、ご紹介いただけないでしょうか。
斎藤:
日本の昔話やグリム、神話などの祖母や母親が語ってくれた作品は大きな影響を受けています。そういった口承文学ではなく、創作としては宮沢賢治作品。それと、ケネス・グレアムの『たのしい川べ』、トールキンの『ホビットの冒険』でしょうか。もちろん、『ガンバ』を読んでいただくと、ケストナーの『エーミールと探偵たち』などに影響を受けていることが分かると思いますが、その3作ですかね。
今、小学校に呼ばれて、小学5、6年生向けに話をすることがあるのですが、授業が終わるときに「お前たち、これで卒業できると思ったら大間違いだぞ。この15冊を読んでいないやつは卒業生として認めない」と言って、本のリストを渡すんです。すると、2月から3月にかけてその授業で遊んだ子どもたちから「全部読みました!」という葉書がくるんですよ。50、60通くらいですかね。それで私はパソコンで卒業証書を作りまして、子どもたちに手紙を添えて返事をするんです。ただ、子どもたちから手紙が来る時に、私が作ったリストの本の順番を自分が面白かった順に並べ替えて送ってくるんですよ(笑)
― それはなんだか希望が持てるお話ですね。
斎藤: そうですね、希望が持てますね。
*写真は10月6日に東京・市ヶ谷のコミュニケーションプラザ ドットDNPで行われたイベント“「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」honto発売&映画公開記念トークショー”の様子
取材後記
子どもにとっての読書とは何か? ということについてお話をうかがったとき、「自分から読みたいと思って読むことが読書ではないか」とおっしゃったのがとても印象的でした。それは、読書感想文などの「書かされるから読む」という読書ではなく、好きだから読む。その仕掛けを私たち大人がもっと作っていかないといけないのかもしれません。本の中には想像された不思議な世界がどこまでも広がっています。その世界の楽しさや面白さを伝えていくことが、私たちの使命なのだろうと改めて感じたインタビューでした。
(新刊JP編集部/金井元貴)
斎藤惇夫さんが選ぶ3冊
- 『たのしい川べ』
- 著者: ケネス・グレーアム (著), E.H.シェパード (イラスト), 石井 桃子 (翻訳)
- 出版社: 岩波書店
- 価格: 760円+税
- ISBN-10: 4001140993
- ISBN-13: 978-4001140996
- アマゾンへのリンク「たのしい川べ」へ
- 『ホビットの冒険〈上〉』
- 著者: J.R.R. トールキン (著),瀬田 貞二 (翻訳)
- 出版社: 岩波書店
- 価格: 720円+税
- ISBN-10: 4001140586
- ISBN-13: 978-4001140583
- アマゾンへのリンク「ホビットの冒険〈上〉」へ
- 『エーミールと探偵たち』
- 著者:
- 出版社: 岩波書店
- 価格: 640円+税
- ISBN-10: 4001140187
- ISBN-13: 978-4001140187
- アマゾンへのリンク「エーミールと探偵たち」へ
プロフィール
■ 斎藤惇夫さん
1940年新潟市生まれ、小学1年より高校卒業まで長岡ですごす。立教大学法学部卒業、福音館書店で長年子どもの本の編集にたずさわる。
著作に『グリックの冒険』(児童文学者協会新人賞)、『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(国際児童年特別アンデルセン賞優良作品)『ガンバとカワウソの冒険』(野間児童文芸賞、以上岩波書店)、『子どもと子どもの本に捧げた生涯 講演録 瀬田貞二先生について』(キッズメイト)などがある。
オーディオブック版『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』オフィシャルページ
- 『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』
- 著者: 斎藤 惇夫
- 出版社: 岩波書店
- 定価: 760円+税
- ISBN-10: 4001140446
- ISBN-13: 978-4001140446
作品紹介
空想をするのが大好きな町ネズミのガンバが、親友のマンプクに連れられてやってきたのは港。そこで出会った15匹の仲間たちとともに、壮絶な戦いが待ち受ける島へ――。日本の児童文学の金字塔にして、今なお幅広い世代から支持を受けている本作。白いイタチのノロイ一族の戦いは手に汗握り、衝撃の結末に向けて物語は一気に加速する。冒険が好きだった子どもの頃の心を呼び起こす一作。
■インタビューアーカイブ■
第81回 住野よるさん
第80回 高野秀行さん
第79回 三崎亜記さん
第78回 青木淳悟さん
第77回 絲山秋子さん
第76回 月村了衛さん
第75回 川村元気さん
第74回 斎藤惇夫さん
第73回 姜尚中さん
第72回 葉室麟さん
第71回 上野誠さん
第70回 馳星周さん
第69回 小野正嗣さん
第68回 堤未果さん
第67回 田中慎弥さん
第66回 山田真哉さん
第65回 唯川恵さん
第64回 上田岳弘さん
第63回 平野啓一郎さん
第62回 坂口恭平さん
第61回 山田宗樹さん
第60回 中村航さん
第59回 和田竜さん
第58回 田中兆子さん
第57回 湊かなえさん
第56回 小山田浩子さん
第55回 藤岡陽子さん
第54回 沢村凛さん
第53回 京極夏彦さん
第52回 ヒクソン グレイシーさん
第51回 近藤史恵さん
第50回 三田紀房さん
第49回 窪美澄さん
第48回 宮内悠介さん
第47回 種村有菜さん
第46回 福岡伸一さん
第45回 池井戸潤さん
第44回 あざの耕平さん
第43回 綿矢りささん
第42回 穂村弘さん,山田航さん
第41回 夢枕 獏さん
第40回 古川 日出男さん
第39回 クリス 岡崎さん
第38回 西崎 憲さん
第37回 諏訪 哲史さん
第36回 三上 延さん
第35回 吉田 修一さん
第34回 仁木 英之さん
第33回 樋口 有介さん
第32回 乾 ルカさん
第31回 高野 和明さん
第30回 北村 薫さん
第29回 平山 夢明さん
第28回 美月 あきこさん
第27回 桜庭 一樹さん
第26回 宮下 奈都さん
第25回 藤田 宜永さん
第24回 佐々木 常夫さん
第23回 宮部 みゆきさん
第22回 道尾 秀介さん
第21回 渡辺 淳一さん
第20回 原田 マハさん
第19回 星野 智幸さん
第18回 中島京子さん
第17回 さいとう・たかをさん
第16回 武田双雲さん
第15回 斉藤英治さん
第14回 林望さん
第13回 三浦しをんさん
第12回 山本敏行さん
第11回 神永正博さん
第10回 岩崎夏海さん
第9回 明橋大二さん
第8回 白川博司さん
第7回 長谷川和廣さん
第6回 原紗央莉さん
第5回 本田直之さん
第4回 はまち。さん
第3回 川上徹也さん
第2回 石田衣良さん
第1回 池田千恵さん