ＩＴ機器が一般的になったこのご時世、アナログの代表ともいえる「ノート」を使う人なんているのだろうか？　と思っている人は要注意。実は「ノート」は知的生産の原点であり、仕事を効率的に進めるために最も役立つ道具の１つなのである。
事実、巷の書店にはたくさんのノート仕事術に関する本が並んでいる。

しかし、初心者はどういう風にノートを使ったらいいのか分からなかったりするし、もちろん選んで実践してみたとしてもノートを使って仕事をするにしてもそのノート術に合うか合わないかは存在する。マメな人、だらけてしまう人、この世にはいろんな人がいるわけだ。

では、どうすればいいのか。そんなとき、是非読んで欲しいのが本書『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか？』だ。

著者の美崎栄一郎氏は築地朝食会、山の手の会、misaki2.netcafeなどの社会人勉強サークルを立ち上げ、一部から「スーパーサラリーマン」とささやかれている。

本書はそんな美崎氏のノートによる成功メソッドが紹介された一冊だ。
仕事におけるノートの使い方、仕事用ノートの選び方から、具体的な仕事術、さらにはデジタルツールとの融合まで。
特に具体的な仕事術の部分については、付箋を効果的に使ったタスクの管理の方法、議事録をラクに書くコツなど、すぐにできて実践しやすいものばかりが紹介されている。

ノートをちょっと使いこなすだけでスーパーサラリーマンになれる…のかどうかは分からないが、仕事が上手くヒントが詰まった一冊だ。

（新刊ＪＰ編集部）