書名:ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと
著者:鎌田 洋
定価:1,155円(税込み)
出版社:ソフトバンククリエイティブ
ISBN:479736193X
ISBN:978-4797361933
「ディズニーランド」という言葉を聞いたあと、連想される言葉は「夢の国」ではないでしょうか。幼い子どもから大人まで、「ディズニーランド」の虜になってしまっている人も多いはず。足を踏み入れるとミッキー・マウスやミニー・マウスをはじめとした様々なキャラクターやキャストが、私たちを温かく出迎えてくれます。
さて、「ディズニーランド」のホスピタリティの高さについては、ファンならずとも多くの方がご存知だと思いますが、そのもてなしの心は「カストーディアル」と呼ばれる白い服を着た清掃員の皆さんにもしっかりと身についています。
本書『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』は1983年の東京ディズニーランド(R)の開園を初代ナイトカストーディアル(夜の清掃部門)・トレーナー兼エリアスーパーバイザーとして迎え、ディズニー・ユニバーシティ(教育部門)にて教育部長代理としてオリエンタルランド全スタッフを指導した鎌田洋さんによって執筆されたカストーディアル(清掃員)たちの感動物語です。
本書の大きな軸となっているのが、主人公である金田のホスピタリティの師匠にあたるアメリカのディズニーランド初代カストーディアル・マネージャー、チャック・ボヤージンさんの言葉たちです。
「ダメだと思っても、信じることを共有することで、限界を超せる時がある」
「自分自身が夢を持っていないと、人に夢を与えることはできない」
「そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ」
「僕らは、舞台を作るためのエンターティナーなんだよ」
私たちがゲストとしてディズニーランドに足を踏み入れたとき、どうしてもアトラクションやキャラクターたちに目が行きがちです。しかし、そこにいるときに味わえる心地よさはディズニーに携わっている全員で生み出されたものです。
本書には心温まるカストーディアルとゲストのエピソードが収録されています。ホスピタリティとは何たるかを学びたい人からディズニーファンまで、幅広く楽しめる一冊です。
(新刊JP編集部)