ページトップへ

本が好きっ! ブックナビゲーター矢島雅弘のインタビューラジオ

『矢島雅弘の「本が好きっ!」』は、ブックナビゲーター矢島雅弘が、話題の本の著者をゲストに招いてお送りするインタビュー番組です。本についてはもちろん、ゲスト著者の人となりや、成功体験、考え方、ビジネスのちょっとした気づきやなどを、矢島が自身の持ち味である軽妙な対談形式でお聞きし、リスナーの皆さまに「軽くて楽しい」けれども「知的」な時間をお届けします。

ゲスト: 古神道数秘術家 中井 耀香さん

『呪いが解けちゃう! すごい「お清め」プレミアム』

中井耀香さんと矢島雅弘ツーショット写真

生まれついた「運」で、人生は決まってしまうのか?

矢島: 「日本人に合う開運方法」というのが本書にあるんですけど、これはもともと、どういうものをアレンジしていったんですか?

中井: 私はもともと東洋占星術っていうのをやっていたんですよ。いわゆる四柱推命の元にある、子平推命であるとか、易とか、そういうのをずっと勉強していて、統計を取っていく中で、当てはまらないなっていう事例がだんだん出てきたんです。

矢島: 実感としてお客さんとか、クライアントさんを視ていて、そういう体験が増えてきたと。

中井: 7割は整合性が取れるんですけど、3割がちょっとちがう。学んだことと違う現象が起こるよね、みたいな。そういうことが起こってきたときに、この差は何だろう思ってたんです。

私すごい占術いっぱい勉強してるんですけど、占術を知れば知っていくほど整合性って取れてくるし、例外みたいなものはなくなってくるんですよ。けど、やっぱりいろんな先生たちも「例外あるよね」みたいなことを言いうんですよね。

矢島: 他の占い師の先生の中でもやっぱり「例外」というか、学んだことに当てはまらない事例っていうのが出てくると。

中井: 「例外」ってあるとおかしいので。すべては因果律っていうか、原因があれば結果はかならずあるし、すべては繋がっているので。ここがすごく悶々としていたのと、同じ誕生日の人でも人生は違うよねっていうのがあったんです。

中井耀香さんと矢島雅弘ツーショット写真

変えられる運、変えられない運

矢島: それはよく言われますよね。誕生日から人生が決まるなら、同じ日に生まれた人はみんな同じ人生を過ごすことになるのか、なんて。

中井: 私、占い師だけど、自分でもそう思いました。小学校の時にリエちゃんっていう女の子がいて、私彼女とまったく同じ誕生日なんですよ。11月22日生まれで、「いい夫婦の日」に生まれてるのにバツイチっていう、残念な結果の私(笑)。一方、リエちゃんは、ちゃんと結婚もしていて、3人の男の子に恵まれて、地元で幸せそうに人生を送ってるよね、と。

同じ誕生日で、なんでこう雲泥の差なのと思って、この差をすごく私としては詰めたいんですよ。どうして、どうしてって。

矢島: ちなみにそれは、「何が違った」っていうのは、答えは出ているんですか?

中井: 出ています。それは私が「数の霊」。破壊の数っていうのを、私がいっぱい持ってたからなんです。リエちゃんは「破壊の数」が同じなんです。誕生日が同じだから。その「破壊の数」を、私は自分の生活の中にたくさんあって、リエちゃんは極端に少なかった。

矢島: いわゆる占星術って、僕も一時期「こんなもの非科学的だ」って思ってましたけど、生まれたときから運命が決まってると思われがちじゃないですか。そうではないんですね。生まれた後にもまた変数がたくさん出てくるんですよね。

中井: そうです。生まれついた先天的なものを先天運、生まれた後に出てくるのが後天運。2つの車輪で人生ってまわっていくんですよ。それが陰陽なんです。だから伊勢神宮も内宮と外宮と別れてるじゃないですか。こうふうに陰陽がどんなものにも、人生にもあって。「後天的なものを変えるにはこうしたらいいよ」っていうのが占術のベースになっているんです。

矢島雅弘写真

自分で自分を「呪って」しまう言葉

矢島: 「自分で自分を呪う」っていうことが本に書かれていて、すごい腑に落ちました。自分で自分に制限をかけてしまっているということですよね。

中井: そうです、自分に枠を決めて「人生こんなもんだろう」みたいな。「お金持ちになれないだろう」とか「幸せになれないだろう」とか、過去の恋愛に失敗したからって「もう自分に恋愛は無理だろう」とか。結構、男子に多いんですよ。

矢島: ありますね。現実的に考えすぎてしまうというか。

中井: 統計的に、40代で残っている男子って、若いときに恋愛ですごい傷ついたことがあって、そのトラウマで縛られている人が多い。「どうせ女ってこんなもんだろう」とか。女の人でも「どうせ男ってこうよね」「男って浮気するよね」とか。そういう決めつけ感があって、それは過去の失敗が中心の物差しができちゃってるっていうことなんですよね。

矢島: また他人に言ったりするから、言霊になってより良くないですよね。

中井: そうそう。日本人って母音を使うから、言葉のエネルギーが強いんですよ。だから自分が普段から使う言霊がとても大事なんです。自分が発した悪い言葉は、自分に返ってきますから、「死んじゃえばいい」なんて言うと、自分で自分をそう思っているというふうに神さまは考えますから。

矢島: 仕事に悩んでるサラリーマンとかだと、仕事が終わって家に帰って、「ああ、疲れた」とか、「会社もう辞めたい」なんて言ってしまうことがあるかもしれませんが、そんなことを言ってもロクなことが起きないですね。

中井: そうですね。「疲れた」って言えばもっと疲れがのしかかってきますし、「会社辞めたい」なんて言えば、会社からの評価も落ちますよね。

中井耀香さん写真

矢島: ビジネス書なんかでも、ネガティブな言葉を発しないようにしましょうとよく読みますが、
ネガティブな言葉を使うと、自分の気持ちも落ち込みますからね。

僕も「ああ疲れた~」なんて言ってしまうことはあります。そういうときは、「あ、つい言ってしまった!」っていう気持ちになりますね。

中井: そういうときは、打消しの言葉を言わないといけないんですよ。たとえば、「ああ、疲れた」って言っても、「でも、がんばる!」とか。「疲れを取るためにこれをしようかな!」とかですね。

矢島: 「いや疲れた~ 疲れるだけがんばったな!」とか「疲れた~ オレ頑張ったな!」とかですか?

中井: そうそう!「風呂でもはいるか!」みたいな。一旦、ネガティブに言っちゃったことにポジティブを重ねれば、プラスマイナスゼロで、フラットになるんですよ。フラットであることが、中庸って神道でも大事なことなんですけど、常にゼロベースにしておく。

最近「ゼロ地場」ってみなさん行かれるじゃないですか。ゼロ地場っていうのは、プラスでもなくマイナスでもない「ゼロの状態」なんですよ。数霊で最強の数は「ゼロ」なんですね。ゼロって、ないんじゃなくて、プラスとマイナスが同じだけ自分の中に存在してるってことなんですね。

両方をバランスよくもっている、「中庸」の状態が感情のブレも少ないし、この状態を保ってないといけないんですよ。

著者プロフィール

中井 耀香

二十代の頃より様々な占いを学び、本当に効果があるかを自ら実践し、研究する日々を送る。日本の古神道の伝承者より、神道数秘術を学び、中国占術、風水と融合させ、独自の方法論を確立。経営者、政治家から主婦まで15,000人を鑑定してきた。企業コンサルティングなども行う。

パーソナリティプロフィール

矢島雅弘

1982年埼玉県出身。2005年よりスタートしたPodcasting番組「新刊ラジオ」のパーソナリティとして、これまで約1800冊の書籍を紹介。ビジネス書から文芸、サブカルなどさまざまなジャンルの本を簡潔に分かりやすいナレーションで解説し、支持を得ている。また、インタビュアーとしても確かな腕を持っている。モットーは『難しいことを、面白く分かりやすく』。

これまでの配信一覧