書評
本作は、2008年秋にYouTubeにアップされ、2010年11月末日現在で142万7000回を超える再生数を誇るムービーを書籍化したものだ。
既に動画を見て頂けた方なら分かると思うが、本作はある親子の物語が描かれている(まだ動画を見ていない人は、本特設サイトの「動画」ページに飛んで見てみて欲しい)。
親による子どもの虐待や殺人など凶悪事件が多発し、親子の人間関係が崩壊していると言われる現代。そんな時代において、本作が142万7000回以上も再生され共感を読んでいることは現代の一つの“救い”ではないのか。
「感涙必至!」といっても必ずしも泣く必要はなく、このムービーを見てのリアクションは人それぞれであると思うが、親と子の絆を少しでも感じて頂ければ幸いだ。
(新刊JP編集部)