王様マインドと奴隷マインド
著者:松島 修
定価:1,470円(税込み)
ISBN-10: 4763132369
ISBN-13: 978-4763132369
―松島さんは本書『王様マインドと奴隷マインド』の中で、人はもともと“王様マインド”を持っているのに、いつの間にか“奴隷マインド”に変わってしまうということをおっしゃっていましたが、その原因としてどのようなことが挙げられますか?
松島「人は生まれつき奴隷マインドになっている部分もありますが、教育や世の中の考え方の多くもまた奴隷マインドであることから、奴隷マインドが強化されてしまいがちです。
特に、日本の教育は、それぞれに与えられている能力や才能を尊重して使命に向かわせるという本来の教育の反対をしてきたと思います。
また、世の中の一般的な考え方の多くが奴隷マインドであり、たとえばビジネスでも、“安定的にお金を得られる仕事が良い仕事”という考え方は奴隷マインドからくるものです」
―“奴隷マインド”に陥りやすい人にはどのような特徴がありますか?
松島「そうですね、一般的に自己中心が奴隷マインドの最大の特徴です。自己中心の人は、天に生かされているという感覚がないため、感謝することが少なく批判的な言葉が多いですね。そして、裁く心と妬みは、奴隷マインドで多い症状の一つです」
―“奴隷マインド”にならないために、日々どのようなことに気をつけて生活すればいいのでしょうか。
松島「3つのことに気を付けると良いと思います。
1つ目は、全てのことに感謝すること。
これは、悪いことがおきても、それには何か意味があり、良い結果をもたらすものだと思うことからくる感謝です。
2つ目は、いつも喜んでいること
素直に、いつも、できるだけ喜んでいるようにすることは大切なことです。
3つ目は、感情や知性に支配されないようにすること
感情に支配されないようにするのは、他人から見ても自分でもわかることなので、案外簡単なことなのかもしれません。でも、優秀な人ほど知性や理性に支配されて、良いものを吸収する力が鈍くなりますので、良い意味で、自分の経験や常識を疑うことが大切です」
―“王様マインド”の特徴として、自分の使命を知るということが挙げられます。これはかなり難しいことのように思えますが、自分の使命とはどのように見つければいいのでしょうか。
松島「実は本書全体を通して自分の使命を見つける視点も書いてあるので、何回も読んでいただきたいのですが、3つの視点があります。
その一つをご紹介すると、過去、自分が経験した辛いことは、将来に向けての訓練ですので、そこから自分の使命の方向性を見出すことができます」
―毎日一生懸命働いているにも関わらず経済的に苦しい生活を強いられている人たちが増えています。こういった人たちが幸せを感じて生きていくにはどのようなことが必要になりますか。
松島「これは、案外簡単なことなのかもしれません。感謝できないように思う現況を感謝することが突破口になります」
―松島さんご自身“王様マインド”でいるために気をつけていることはありますか?
松島「特に気を付けていることはありませんが、一つあげるとすれば、天に生かされていることを意識しています。これは、昔から日本人が意識してきたことだと思います。天職・天命、子供は天からの授かりものなどという感覚ですね」
―本書をどのような人に読んでほしいとお考えですか?
松島「本書は、政治家の方々から、小学生まで、日本人全員に必要なことを書きましたので、幅広い方々にお読みいただきたいです。
本書はとても読みやすいですが、インテリジェンスが高い人ほど、知性などの奴隷になりやすく、本書の深さを読みとばしてしまうため、インテリジェンスが高い方には、特にじっくり読んでいただきたいです」
―本書は、発売と同時にアマゾンで総合1位となったり、発売2週間で4刷になるなど売れ続けていますが、最後に、読者の方々にメッセージをお願いできればと思います。
松島「本書は、読者の一人ひとりは勿論、周りの社会、日本や世界が良く変革していただくために書きました。
経済不況や金融危機、想定外の災害の多発で閉塞感がある現況は使命に生きること、つまり王様マインドに立ち返ることを促されていると判断したからです。
本書は、見開き一項目にして、分かりやすくスラスラ読めますが、奥が深いので、何度読んでも新しい発見があると思いますので、どうぞ、ご一読ください。
特にカラー画像のオープニングとエンディングは、書籍初の試みかと思いますので、マーケティングに興味がある方には、その視点でもおすすめです。オープニング部分はユーチューブでも閲覧できます」
1960年東京都生まれ。CFP(Certified Financial Planner)、元CFP試験問題作成委員。
日本最大規模の顧客数を持つ投資顧問会社エフピーネット株式会社表取締役。
資産のコンサルタント。実務家。
FP、FXの第一人者として、『日経新聞』、『日経マネー』などの執筆・取材や、テレビ東京『Closing Bell』、『Emorning』などのテレビ出演等など、マスコミに数多く取り上げられる。金融危機前の相場の天井で、全ての投資を止める時と警告した投資アドバイザーとしても知られている。また、東日本大震災の40日前に、大地震が近いと判断し、具体的な「地震対策についての緊急配信」というメルマガを発行したことから、本格的な資産防衛についての視点が注目されています。聖書の実践的な活用について、各専門家や教会などにアドバイスしている。主な著書:『聖書に隠された成功法則』(サンマーク出版)、『最新の資産防衛は聖書に隠されていた』(扶桑社)、 『聖書に隠された性格分析 ケルビム・パターン』 (マガジンハウス)。