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概要

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表紙
  • 書籍名:SとMの恋愛法則
  • 著者:ひめまる
  • 出版社:文芸社
  • 定価(税込み):1470円
  • ISBN-10:4286069982
  • ISBN-13:978-4286069982
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SとMの恋愛法則診断テスト

  ―SとMのタイプ診断を考えついたきっかけは何ですか?

  「下着屋さんに勤めていたときなんですが、30万円近くする高級下着の販売をしていたんですけど、さっぱり売れなくて(笑)。私はMだから人の意見に合わせちゃうんです。お客さんに商品を売るためには思い込みが強くないといけないでしょ。例えば『胸は大きくなくてはいけない』って店員が言うと『そうなんだ』ってなんとなく思うじゃないですか(笑)。でも私は意見をあわせちゃうタイプだから『ちっちゃい胸も別にいいと思うんだよね』ってお客さんが言うと『そうだよね』って思っちゃう。他人の価値観を許容してしまう理由を考えていた時に、お笑いブームでSだMだって流行り出したから、うまく結びつけたらおもしろいなと考えたのがきっかけです。」

  ―どのような経緯で書籍化されたんですか?

  「弟のアドバイスがきっかけで、インターネット上で診断できるようにしていたんです。それぞれかわいいキャラクターにして面白ろおかしい診断タイプを作れば人が集まるだろう考えました。知り合いから広まって徐々にアクセスが増え、1日で17万アクセスになったこともあります。でも皆さん診断結果だけで満足してしまうので、書籍化は時間がかかったのですが、今回、文芸社の方に声を掛けて頂いて、自費出版することにしました。前作の『~ひめまる公式~SとMの法則』は弁理士さんに言われて書いたので、もうちょっと理屈っぽいものになっていますが、今回は手軽に読めるものにしました。」

  ―なぜ弁理士に相談したのですか?

  「せっかく法則を考えたので、弁理士さんに『特許をとりたい!』って言ったんです。そうしたら『ロジックだけでは特許は無理だから本を書いて著作権でもとったら』って。それで書くことになって、書いたからには売れるといいなと思ったんですけど、ぼちぼち売れず(笑)。今回は売れる本にしたかったので、少し前に流行った血液型占い本みたいな『あるあるネタ』を入れました。」

  ―どうやって13個の質問に集約したのですか?

  「これは統計の結果ですね。いろんな人と話してデータを集めました。明らかにSな人に『俺はカレーを食べる時は最後にパーフェクトな一口が必ず残る』みたいなこと言われると、『ちょっと待って?それはM要素だよ?』って脳内でデータを修正したり(笑)統計を積み重ねて一番当たる割合が高い質問を集めた感じです。でも本当はもっとあるんですよ。普段の行動だと『好きなものから食べるか嫌いなものから食べるか』とかね。」

  ―それはどちらがSでどちらがMなんですか?

  「最後に好きなものが残る人はMが多いですね。最初から全部食べ切る気になっているから。Sは最初から全部食べきる気がないんですよ(笑)。好きなものから食べていって『残したら残したでいいや』って感じの食べ方がSの人に多いですね。」

  ―どのくらいの人数を調べたのですか?

  「正確な数字はわかりませんが、会う人会う人全てに聞いていました。些細な行動から、その人の中身はどうかなって観察したり。会う人、見る人全てが統計の対象だったと思います。」

  ―当てはまる人が多いタイプはありますか?

  「『見返りを求めるエム』と『甘えんぼエス』が多いと思います。どちらもとる行動が似ているんですよ。でも理由が違う。どちらも柔らかいイメージの人達だけど、『甘えんぼエス』は奔放で『見返りを求めるエム』の人は縮こまっている感じがするんですよね。両方とも害にはならないんだけど、害にならないように生きているか、勝手にそうなっているか。行動が一緒なんだけど理由が全然違うんです。」

  ―書くのに苦労したタイプはありますか?

  「自分のタイプと正反対のタイプです。分析には苦労しないけど、あるあるネタで『このタイプは合コンの時に何を考えてるか』とか、文章にするのが大変でした。言葉としてなかなか出てこないので、役者気分になって、必死に考えました(笑)。」

  ―恋愛体質なタイプはあるんですか?

  「『3歩下がるエス』と『尽くし疲れたエム』かな。恋愛体質ってセクシャル面でSかMかが強い人に多いんですよ。男性にモテるのも『3歩下がるエス』が多いと思います。反対に男性だと『弱い奴に強いエム』がモテることが多いです。」

  ―「弱い奴に強いエム」って嫌な奴を連想させる響きなんですが…。

  「このタイプは、社会性があるのにちょっと横柄な人が多いです。それにキュンとなる女の子がいるんですね(笑)。普段はちゃんとしてるのに私の前だけ別の一面を見せてくれる、というギャップが魅力なんじゃないかな。

  ―選べるとしたらどのタイプになりたいですか?

  「私は今で満足してるからこのままでいいです(笑) 『尽くし疲れたエム』は楽だもの。」

  ―楽とはどういう意味ですか?

  「何かやる時、義務感でやらないから楽なんです。自分の責任で自発的にやりたくてやるから楽。誰かに指図されたくないんです。他だったら『甘えんぼエス』とか『オレルールなエス』が気楽でいいなぁと思いますね。みんなおおらかな顔つきだし。反対に価値観がSで社会性のあるタイプはつらいと思います。思いつめたりするのもそのタイプです。でも何かやる時にそのタイプの人たちの決断力が必要なんですよね。」

  ―SとMで変わった特徴はありますか?

  「下痢はSの人が多くて便秘はMの人が多いと思います(笑)。胃が痛くなるのはSが多くて肝臓とか臓器系が悪くなるのはMが多い。胃はすぐ反応するでしょう?我慢しないですぐに反応するのがエスです。体が鈍感になっていくのがM。Mは我慢しちゃうんです。私は最近まで『お腹がいっぱい』という感覚がわからなかったんですよ。お酒にもあんまり酔わないし、痛みとか暑さ寒さにも鈍感で(笑)。相当Mなんだと思いますね。」

  ―読者の方にメッセージをお願いします。

  「人づきあいが上手にできない人、苦手な人が多い人に、人間関係を円滑に進めるためのアイテムの一つとして読んで頂けるとヒントになるかなと思います。この人はこういうタイプの人だから仕方ないんだって思えるはず。ゲーム感覚で楽しんでもらえればうれしいですね。」

  (取材・記事/川口絵里子)



  • 書籍名:SとMの恋愛法則
  • 著者:ひめまる
  • 出版社:文芸社
  • 定価(税込み):1470円
  • ISBN-10:4286069982
  • ISBN-13:978-4286069982
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