晩節―密命・終の一刀〈巻之二十六〉
著者:佐伯 泰英 定価:680円(税込み) 出版社:祥伝社 ISBN:9784396337278
「密命」読本
著者:佐伯 泰英 定価:680円(税込み) 出版社:祥伝社 ISBN:9784396332181
ときは、将軍綱吉(つなよし)が没した直後の宝永六年(一七〇九)。 物語は藩主の密命を帯びた主人公・金杉惣三郎が、 国許の豊後相良藩を脱藩し、江戸へ潜入するところから始まる。 とある事情により、長らく「ふぬけ」を装っていた惣三郎は、 かつて「相良の龍」と呼ばれた己を取り戻し、 秘剣・寒月霞斬りをもって藩を襲った奸計を打ち砕く。 やがて、その腕と器量は将軍の座に就いた吉宗の知るところとなり、家族とともに市井に身を置きながら、吉宗に敵対する尾張の陰謀に立ち向かうこととなる―