出版社: サンマーク出版
定価: 1,785円
ISBN-10: 4763132741
ISBN-13: 978-4763132741
はじめに
第1章 運とは何か 斎藤一人
第2章 運を拓く 柴村恵美子
第3章 運を引き寄せる 柴村恵美子
第4章 運を受け入れる 柴村恵美子
第5章 運がよくなる覚悟の話 斎藤一人
さいごに
あなたは自分を「運がいい人」だと思いますか?それとも「運が悪い人」だと思いますか?
自分を「幸運」だと思うか「不運」だと思うかは人それぞれでしょうが、自分にいい運が向いてくることを願わない人はいないでしょう。
実態がはっきりしないため、それを手に入れる方法もわからないのが「運」というもの。しかし、本書によると、少なくとも「運のいい人」と「運の悪い人」には、行動や考え方の違いがあるようです。
■ 「行動」しないと運は来ない
本書のなかで斎藤さんは、「運というのは、行動しない限りどうにもならない」といい、そのことを知ることが運のいい人の条件でもあるとしています。
当然のことですが、いくら運がよくてもお金や物が歩いてやってくるわけではありません。それらは自分から何か行動を起こさない限り手に入ることはないのです。
そして、運は人の行動までは助けてくれません。
まずは自分のやるべきことに向けて行動を起こすこと。運はその後についてくるということは最初に心得ておきましょう。
■ 「運をください」という人に運は与えられない
困難な状況にあるほど、私たちは「運をください」と神様にお願いしたくなりますが、斎藤さんに言わせると、これは「私は運がないんです」と言っているのと同じことで、その人にはますます運のないことが起こるといいます。
運がいい人というのは、「私は運がいいんです」と言いながら努力するような人です。
一生懸命努力して成果を残しても、謙虚に「運がよかったんです」と言える人ほど運は集まりやすいのだといえます。
■ 人の「運がよかった」を真に受けない
前項の通り、運がいい人ほど懸命に努力を重ね、その成果を謙遜して「運がよかった」と言っているわけですから、これを真に受けていては陰にある多大な努力を見逃してしまいます。
もし何かで成功を収めた人が「運がよかっただけですよ」と語っているのを聞いたら、そこに至るまでに費やした時間や努力に思いを馳せてみましょう。そして、自分も負けないくらい努力を重ねれば、運は後から必ずついてくるはずです。
本書には、よく使われるもののその正体が明らかではない「運」という概念が、実際に実業家として成功をおさめている二人の実業家の言葉で語られています。
幸運を呼び寄せたいならまずは運に頼るのをやめてみる。
逆説的ですが、幸運への道はそこから始まるのかもしれませんね。
本書を読んで、運とは何か?どうすれば運に好かれる人になれるのか、自分の考え方や行動と照らし合わせて幸せな人生を送る糧にしてはいかがでしょうか。
銀座まるかん創設者、納税額日本一の実業家。1993年から納税額12年間連続ベスト10という日本新記録を打ち立てる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目されている。また、心の楽しさと経済的な豊かさを両立させるための著書を何冊も刊行している。主な著書に『微差力』『眼力』(小社刊)、『絶好調』『幸せの道』『地球が天国になる話』(ロングセラーズ)、『変な人の書いた成功法則』(総合法令出版)、『千年たってもいい話』(マキノ出版)などがある。
斎藤一人さんの一番弟子。銀座まるかん柴村グループ代表。北海道生まれ。18歳のとき指圧の専門学校で、斎藤一人さんと出会う。数年後、一人さんの肯定的かつ魅力的な考え方に共感し、一番弟子としてまるかんの仕事をスタート。以来、東京や大阪を始めとする13都道府県のエリアを任されて統括。一人さんが全国高額納税者番付で1位になったとき、全国86位の快挙を果たす。主な著書に『斎藤一人の不思議な「しあわせ法則」』(だいわ文庫)、『斎藤一人の不思議な魅力論』(PHP文庫)、『斎藤一人大宇宙エネルギー療法』(ロングセラーズ)などがある。