- 書籍名: イタい人にならない
自分☆発信力 - 著者: 原村 和子 (著)
- 価格: 1,155円
- 出版社: ビジネス社
- ISBN-10: 4828415831
- ISBN-13: 978-4828415833
原村和子からのメッセージ
好評につき、キャンペーン期間を延長させていただきました。
―本書のテーマは「自分発信力」ですが、どうして今、「自分発信力」が求められているのでしょうか。
「まず、ここ近年で自分を発信する手段が急激に増えたことがあります。例えばブログやツイッターは良い例ですよね。自分がその場にいなくても発信できるので、架空の自分をつくりやすくなってきてもいます。でも、そういう風に架空の自分ばかり作っていると、自分の本質的な部分、つまり本当の自分の気持ちと繋がりにくくなってしまう恐れがあると思うんです。
また、もう1つの側面として私はコーチングを仕事としているのですが、コーチングセッションをしている中で感じるのが、自分の人生を自分で決めることが難しくなっているということなんです。変化が激しい時代で、今までのやり方が通用しなくなったり、正解がない時代です。周りの状況を見るとなかなか決められない・・・。
でも答えは自分自身の内側に必ずあります。本当の自分を外に発信することによって、新たな出会いや、「あ、これだ!」って自分で感じるようなこともあります。だから、今の時代、もっと自分を発信して自分と繋がって、その上で人と繋がって生きていく必要があるんじゃないかなと思うんですね」
また、もう1つの側面として私はコーチングを仕事としているのですが、コーチングセッションをしている中で感じるのが、自分の人生を自分で決めることが難しくなっているということなんです。変化が激しい時代で、今までのやり方が通用しなくなったり、正解がない時代です。周りの状況を見るとなかなか決められない・・・。
でも答えは自分自身の内側に必ずあります。本当の自分を外に発信することによって、新たな出会いや、「あ、これだ!」って自分で感じるようなこともあります。だから、今の時代、もっと自分を発信して自分と繋がって、その上で人と繋がって生きていく必要があるんじゃないかなと思うんですね」
―タイトルに『イタい人にならないための』とあるんですが、イタい人とはどんな人なのでしょうか。
「これは、場が読めなかったり、自分を卑下して必要以上に周りに気を使わせたり、言いたいことがあるのに他人に言わせようとしたり、自意識過剰だったり…。あとは必要以上に自分を大きく見せようとしたりとか、本書の中ではそういう風な人たちをイタい人と定義しています。とは言え、本の帯にも書いていますが一番イタい人は、やりたいことがありながら自分であきらめてしまう人ですね。」
―今おっしゃられたイタい人というのは増えているのですか?
「ブログやツイッターで発信できる場が増えた反面、他人の目に映る機会も増えました。だから、ちょっとでも発信しただけでも相手に伝わってしまうことが多くなっていると思います。また、先程の話と重なるのですが、自分で自分のことを決めなければならないけれど、そう簡単には決められない。そういう時には、他人の目を気にしたりして、迷っている人が多いと思います。そういうところで本当の自分と繋がりにくくなっているのかなという印象がありますね」
―ブログやツイッターなんかは見知らぬ色々な他人の目に触れますよね。だから叩かれやすい部分もある。そうなると、なかなか言いたいことも言えない。
「そうなんです。変な処世術に長けちゃって、逆に自分が何をしたいのか分からなくなっている人が多くなってきています」
―でも、本当の自分と繋がっている人って軸がブレないから好き勝手やっていてもあまりイタくないんですよね。突き抜けているというか。
「そう、そうそういうことです。私はイタい人がいけないと言っているわけではなく、もちろん誰でもイタい人になる可能性があるんです」
―どうして、そういうイタい人になってしまうのでしょうか。
「本書にも書いていますけど、やはり自分のことを大切に扱ってほしいとか、自分の存在を認めてほしいとかっていう承認欲求みたいなものが人にはあります。それが上手く調整できなくなってしまう。だから、ストレートに言えばいいのに、裏返しにして言ってしまったりとかね。小手先のスキルをいっぱい知ってしまうと、それを習得して使うことが目的になって自分が一体何をしたいのかを忘れてしまいがちになるんですよね」
―「自分発信力」のポイントとなる部分を教えてください。
「やはり、本質的な部分を発信することが大切です。自分が好きなことと、実際にやってみて好きなことと違うことがあるんです。そういうことも発信してみないとわからない。もちろん発信するということは受信する人もいる、つまり相手のある話なので、イタいと思われるかも知れない。だからこそ、自分を改良しながら創造していくというのかな、成長していくことができると思うんです。怖がらないで自分発信をすることが、実は一番の成長につながる、このことを伝えたいですね」
―日本人は和を重視する、場の空気というものに非常に敏感です。だから自分発信がしにくい文化なのかなとも思います。
「確かにその通りです。でも、だからこそ発信してみないとわからないじゃないですか。コーチングでセッションをしていても、実は発信してみたら…という人が結構多いんですよ。だから、最初はイタタタタとなっても、自分発信をすることでもっと自分で自分のことを知れたり、新しい考えを取り入れたりすることで、人生が豊かに楽しくなると思うんですよね」