人生に行き詰ったと感じたとき、きっと誰もが自問自答をするだろう。
「何で自分はこんなにダメなんだろう…」
「自分の存在って一体何なんだろう…」
と、言うように。
確かに自問自答は自分自身を省みるという点では重要だ。しかし、どうしてもネガティヴな部分のみにフォーカスしてしまいがちになり、そうなると次の自分ヘとつなげていくことは難しい。そこで生まれるのは負のスパイラルだけだ。
では、どう自問自答すればいいのか。
本書、『ピンチをチャンスに変える51の質問』は、ひたすらポジティヴに自問自答するための質問が51問、掲載されている。
「人生で最悪だったときは?」
「生きていくのに最低限必要なものは?」
「手放さなければいけないものは?」
などなど、1つ1つ答えることによって必ず解が見つかっていく、そんな質問が並んでいる。そして、その質問に対して、著者自身の答えが載っている。
著者は大ベストセラーである『ユダヤ人大富豪の教え』をはじめ、累計300万部以上の売り上げを見せる本田健氏。「人生のなんたるか」を深く知る本田氏だからこそ、こうした本が書けたのではないか、とさえ思う。
本田氏の「回答」はあくまで参考にしか過ぎず、実際は我々読み手自身が、その問いかけに対しどう答えるか、というのが本書を読む上で重要となる。そうして1つ1つの答えを解いていくことで、1つの新しいドアを開けることができるのだろう。
まさに「ピンチ」を「チャンス」に変える一冊だ。
本書を使って、深い自問自答に入り込んでいって欲しい。
(新刊JP編集部・金井元貴)
プロローグ 最高の人生をスタートするために今からできることは?
第1章 ピンチを乗り切る10の質問
第2章 心を軽くする10の質問
第3章 人生に変化を起こす10の質問
第4章 ライフワークを見つける10の質問
第5章 最高の自分を生きる10の質問
エピローグ どんなときでも、道は開ける