- 書名:
- 田母神流 ブレない生き方
- 著者:
- 田母神俊雄
- 価格:
- ¥1,365(税込)
- 出版社:
- 主婦と生活社
- 発売日:
- 2009年7月31日
- ISBN(13桁):
- 978-4391138023
- ISBN(10桁):
- 4391138026
- プロローグ
今、日本に求められる「ブレない生き方」 - 第1章
ブレない教育―子どもの教育は「強制」からはじめろ! - 第2章
ブレないリーダー論―上に立つ人間は自己保身に走るな! - 第3章
ブレない歴史観―日本の伝統と誇りを取り戻せ! - 第4章
ブレない政治―軍事力をバックに外交での発言力を強化せよ! - エピローグ
若者よ、志は高く、熱く燃えよ!
(田母神俊雄氏のインタビューをノーカット版で配信中!)
田母神俊雄氏といえば、昨年の懸賞論文問題でその名を知ったという人も多いだろう。 その論文の中で、田母神氏は、1937年に起こった日中戦争を「侵略戦争ではない」などと主張。しかし、この日本の過去の行為を正当化する内容が政府見解とは異なるものであるとされ、その職―航空幕僚長の職を更迭されることになった。 本書『田母神流 ブレない生き方』はそんな田母神氏がその渦中で何を思っていたのか、そして、どういった意志を持ってこれまでの人生を歩んできたのかを著した一冊だ。 田母神氏は渦中でも自ら航空幕僚長の職を辞任せず、自分の意見の正当性を訴えていた。そして、周囲の論争が過熱する中で、冷静に騒動を見つめながら「自分は何一つ間違ったことをしていない」と信念を貫き通したという。 この田母神氏の姿勢は部下からするととても頼もしいリーダーに見えなくないだろうか? 田母神氏の実践していた「周囲の意見に左右されず意志を貫くこと」、これが出来るリーダーは実は少ないように思う。 今の日本のリーダーといわれる政治家たちを見てみても、大衆に迎合するようにころころ意見を変える。もちろん選挙対策の人気取りとしては正しいのだろうが、結局日本をどうしていきたいのかはあまり伝わってこない。田母神氏自身も、「現代のリーダーは自分の信念や意思がブレている」と述べる。 そして、これはどのようなシーンでも当てはまる。教育の現場でも、ビジネスの現場でも、だ。 本書は「教育」「リーダー論」「歴史観」「政治」の4つの章に分けて「ブレない生き方」とはどのようなものかを述べている。 「教育」は田母神氏の生い立ちを述べながら、自身の教育論を展開する。 「リーダー論」では、部下や後輩の育て方、付き合い方、上司とはどういう存在であるべきかを論じる。 「歴史観」では日本の戦争の正当性を論じ、それにまつわるいくつかの事件の真偽を問う。 「政治」では「歴史観」を踏まえて現代の政治のあり方を語る。 もちろんこれらの主張に共感できる・できないはあるだろう。しかし、どの章を読んでも、田母神氏の主張は首尾一貫し、揺るがない。世論に迎合したり、人にこびたりしないその姿勢に驚かされるはずだ。 最初は興味本位でもいい。手に取って欲しい。「ブレない」人間になるにはどう生きればいいか―。そのヒントを知ることができる一冊だ。 (新刊JP編集部)
1948年生まれ。福島県出身。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを経て、2007年航空幕僚長に就任。2008年、アパグループ主催の懸賞論文へ応募した作品が日本の過去の行為を正当化する内容で、政府見解と対立するものであったことが問題視され更迭、定年退官。
著書に『自らの身は顧みず』(ワック)、『田母神塾』(双葉社)などがある。