河村たかし、減税・庶民“革命”を語る
議会と対立し、解散を求めるリコール署名集めへの発展、選挙管理委員会との署名の有効性を巡るその後の攻防、そして辞職届を提出しての出直し市長選など、河村たかし名古屋市長についての報道が過熱している。
名古屋市民からは未だに高い支持を得ている一方で、名古屋市議会をはじめ各所からの批判も絶えない河村氏だが、同氏は本書『名古屋発 どえりゃあ革命!』(KKベストセラーズ/刊)の中でこれらの批判に対して答えている。
河村氏がかねてから公約に掲げて、1年限りではあるが実現した「個人市民税、法人市民税ともに1割減額」について、「高所得者層ほど減税額が大きく(夫婦と子ども2人で年収300万円の家庭だと、減税額は年間1400円にしかならない)、金持ち優遇なのではないか?」という批判が何度となくされている。
これに対し、河村氏は本書の中で「減税というのは福祉政策ではない」とし、低所得者層には減税とは別に福祉や雇用対策の分野できっちりとカバーすると述べている。
あくまでも減税は企業や人を呼び込むことと、無駄な公共事業や税金でメシを食っている「職業議員」をあぶりだし、議会や役所の膿みを出しきることが目的ということだ。
その他にも本書では議員報酬の引き下げや、予算編成期に辞職したことなど、同氏に対する批判のタネとなったことがらについて、独自の考えを示している。
日本中の注目を集めているといっても過言ではない2月6日のトリプル投票(名古屋市長選、愛知県知事選、住民投票)を前に、河村氏の政治ポリシーや名古屋、愛知、日本の将来のビジョンを知るには、本書はまさにうってつけといえるだろう。
名古屋市民からは未だに高い支持を得ている一方で、名古屋市議会をはじめ各所からの批判も絶えない河村氏だが、同氏は本書『名古屋発 どえりゃあ革命!』(KKベストセラーズ/刊)の中でこれらの批判に対して答えている。
河村氏がかねてから公約に掲げて、1年限りではあるが実現した「個人市民税、法人市民税ともに1割減額」について、「高所得者層ほど減税額が大きく(夫婦と子ども2人で年収300万円の家庭だと、減税額は年間1400円にしかならない)、金持ち優遇なのではないか?」という批判が何度となくされている。
これに対し、河村氏は本書の中で「減税というのは福祉政策ではない」とし、低所得者層には減税とは別に福祉や雇用対策の分野できっちりとカバーすると述べている。
あくまでも減税は企業や人を呼び込むことと、無駄な公共事業や税金でメシを食っている「職業議員」をあぶりだし、議会や役所の膿みを出しきることが目的ということだ。
その他にも本書では議員報酬の引き下げや、予算編成期に辞職したことなど、同氏に対する批判のタネとなったことがらについて、独自の考えを示している。
日本中の注目を集めているといっても過言ではない2月6日のトリプル投票(名古屋市長選、愛知県知事選、住民投票)を前に、河村氏の政治ポリシーや名古屋、愛知、日本の将来のビジョンを知るには、本書はまさにうってつけといえるだろう。
河村 たかし
1948年11月3日、名古屋市生まれ。
旭丘高校、一橋大学商学部卒。
家業(古紙回収・卸売り業)に従事。中小企業の辛酸を体験する。
93年、衆院選・愛知1区(中選挙区)にてトップ当選を果たし、
以後、計5回連続当選。09年、衆議院議員辞職(首長へ転身のため)。
09年、名古屋市長選に「庶民改革」を掲げ出馬して当選。
10年12月、市議会解散請求(リコール)が成立した後、市長退職願いを提出。
- ■河村たかし ホームページ
- http://takashi-kawamura.com/
- ■河村サポーターズ オフィシャルブログ
ネットワーク河村市長 名古屋市議会リコールについて掲載しています。 - http://blog.livedoor.jp/kawasuppo/
序章 なぜワシは名古屋市長を辞職したのか
1章 そしてリコールは成立した
名古屋からはじまった「民主主義の曙」
51万人の「民意」を否定する「市民の代弁者」
議員のみなさんが「減税」を嫌がる本当の理由
「継続審議」でお蔵入りにされるなら「最後の手段」しかない
「リコール」という刀を抜くことなく減税案が成立
「1年限りの減税」なんてバラマキと同じだ!
少しでも弱みをみせると潰しにかかる議会の恐ろしさ
炎天下の名古屋にあらわれた“民主主義のつくしんぼ”
署名に「ふりがな」をふっただけで無効扱い?
市議OBたちがおこなった11万人「署名大虐殺」
市民の「怒り」が不可能を可能に変えた日
2章 河村たかしの挑戦Q&A
なぜリコールが成立したのに市長を辞任したのか?
選管が11万人の署名を「無効」扱いにしたことは問題視しないのか?
「市民税10%恒久減税」で名古屋はなにが変わる?
「市民税10%恒久減税」の財源はどうする?
財源確保のための行政改革はどのようにすすめるのか?
「市民税10%恒久減税」を議会が否決したのはなぜ?
「市民税10%恒久減税」が実現したら次はなにをするのか?
なぜ市議の議員報酬を減らしたいのか?
なぜ議会改革を議員本人に任せないのか?
「名古屋競輪組合」のような無駄がなぜこれまで発覚しなかったのか?
議員報酬を800万にすると生活できないと反論があるが?
なぜ議員がボランティアでなくてはいけないのか?
減税と議会改革のほかになにをしたいのか?
結局、河村たかしが名古屋で本当にやりたいことはなにか?
1章 そしてリコールは成立した
名古屋からはじまった「民主主義の曙」
51万人の「民意」を否定する「市民の代弁者」
議員のみなさんが「減税」を嫌がる本当の理由
「継続審議」でお蔵入りにされるなら「最後の手段」しかない
「リコール」という刀を抜くことなく減税案が成立
「1年限りの減税」なんてバラマキと同じだ!
少しでも弱みをみせると潰しにかかる議会の恐ろしさ
炎天下の名古屋にあらわれた“民主主義のつくしんぼ”
署名に「ふりがな」をふっただけで無効扱い?
市議OBたちがおこなった11万人「署名大虐殺」
市民の「怒り」が不可能を可能に変えた日
2章 河村たかしの挑戦Q&A
なぜリコールが成立したのに市長を辞任したのか?
選管が11万人の署名を「無効」扱いにしたことは問題視しないのか?
「市民税10%恒久減税」で名古屋はなにが変わる?
「市民税10%恒久減税」の財源はどうする?
財源確保のための行政改革はどのようにすすめるのか?
「市民税10%恒久減税」を議会が否決したのはなぜ?
「市民税10%恒久減税」が実現したら次はなにをするのか?
なぜ市議の議員報酬を減らしたいのか?
なぜ議会改革を議員本人に任せないのか?
「名古屋競輪組合」のような無駄がなぜこれまで発覚しなかったのか?
議員報酬を800万にすると生活できないと反論があるが?
なぜ議員がボランティアでなくてはいけないのか?
減税と議会改革のほかになにをしたいのか?
結局、河村たかしが名古屋で本当にやりたいことはなにか?
3章 名古屋・愛知はこう変える
●対談 大村ひであき×河村たかし
除名も署名も手続きが大事
「大河」が出会った藤前干潟問題
火縄くすぶるバスチーユ
広がる名古屋、栄える愛知
あるある!! 二重行政
勘違いの「二元代表制」
紋切り型のマスコミ報道
民主主義発祥の地はナゴヤ
「都構想」をめぐるアレコレ
現代の「楽市楽座」をつくる
4章 地方自治の限界と可能性
名古屋のリコールが総務省を動かした
「中京都構想」と「大阪都構想」の協働
談合グループでは地域改革はできない
もしも名古屋市が国税を徴収したら
5章 日本の政治はこう変わる
必要なのは「減税」と「職業議員の排除」
お役人には庶民の欲しいものはわからない
経済学を知らない民主党
ギリシャと日本とは違う
「増税が必要」はウソ。必要なのは減税
政治は目標を20年間見失っとる
「旧体制をぶっ壊せ」という庶民の声
「庶民革命」ののろしは上がった
●日本のなんちゃって民主主義を蹴散らしたるぞ
対談 橋下徹×河村たかし
コラム「名古屋発・番記者の目」
1 リコール署名
2 減税
3 中京都構想
4 対立のゆくえ
●対談 大村ひであき×河村たかし
除名も署名も手続きが大事
「大河」が出会った藤前干潟問題
火縄くすぶるバスチーユ
広がる名古屋、栄える愛知
あるある!! 二重行政
勘違いの「二元代表制」
紋切り型のマスコミ報道
民主主義発祥の地はナゴヤ
「都構想」をめぐるアレコレ
現代の「楽市楽座」をつくる
4章 地方自治の限界と可能性
名古屋のリコールが総務省を動かした
「中京都構想」と「大阪都構想」の協働
談合グループでは地域改革はできない
もしも名古屋市が国税を徴収したら
5章 日本の政治はこう変わる
必要なのは「減税」と「職業議員の排除」
お役人には庶民の欲しいものはわからない
経済学を知らない民主党
ギリシャと日本とは違う
「増税が必要」はウソ。必要なのは減税
政治は目標を20年間見失っとる
「旧体制をぶっ壊せ」という庶民の声
「庶民革命」ののろしは上がった
●日本のなんちゃって民主主義を蹴散らしたるぞ
対談 橋下徹×河村たかし
コラム「名古屋発・番記者の目」
1 リコール署名
2 減税
3 中京都構想
4 対立のゆくえ