難読漢字もスラスラ覚える“語呂合わせ”
「ナクヨ(794)うぐいす平安京」
「ハクシ(894)に戻す遣唐使」
…と、こんな具合に、歴史の出来事を覚える際に重宝するのが語呂合わせ。
しかし、この技術、とにかくいろいろなものを暗記するのに応用できてしまいます。
本書『マンガでかんたん!暗記丼』は、人気ゲーム『ことばのパズル もじぴったん』などの作品で知られるゲームクリエイターの後藤裕之さんが、難読漢字から日本・世界の地名、歴代総理大臣の名前、あのヒット作品まで、あらゆるものの語呂合わせをレクチャーする一冊。
後藤那美さんによる4コママンガを通して、知らないと恥ずかしい知識を覚えることができます。
例えば、「鬱」という文字を辞書なく書くことができますか?
本書ではこんな語呂合わせで「鬱」の書き方をレクチャーしてくれます。
林の中で缶けりをしていたら…
雨が降ってきたので、屋根の下で雨宿り。
お腹が空いたので、缶に米を入れ、火で炊いていたら…
横風で缶が飛ばされ、ユーウツに。
とても分かりやすいですよね。
また他にもこんな語呂合わせが掲載されていてます。
→ビアー(琵琶湖)確認しながら(霞ヶ浦)皿も(サロマ湖)根回ししろ(猪苗代湖)、中身(中海)
→えぇ洋(A4)服な(297ミリ)、ニット(210ミリ)
=A4のサイズは縦297ミリ、横210ミリとなっています。
後藤さんは大学生時代の1995年に当時の世界記録となる円周率42,195桁を暗唱、ギネスブックにも掲載されたことがあるのですが、本人曰くもともと暗記は苦手だったそうです。
しかし、覚えたい内容を自分が知っていることに置き換え、語呂合わせを作って覚えることで、暗記に対する苦手意識を払拭できると言います。
また、語呂合わせの面白いところは、何にでも応用できること、そして自分でも作れること。覚えたい知識の語呂合わせを自分で作って楽しんでみる、そんな発想の種を読者にまいてくれる一冊です。
(新刊JP編集部)
後藤裕之(作)
1973年、東京都生まれ。慶応義塾大学在学中の1995年、円周率暗唱42,195桁の世界新記録(当時)を達成。1999年から株式会社バンダイナムコゲームスに在籍。ゲームクリエイターとして人気ゲーム『ことばのパズル もじぴったん』シリーズなどを開発。2011年からは面白法人カヤックに在籍。記憶力を活かし、趣味として始めたイントロクイズでは数々の大会で優勝。メディア出演も多数。
後藤那美(画)
1979年、大阪府生まれ。立命館大学卒業後、OLを経て、現在は専業主婦。幼少時代から趣味でイラストを続け、本書がデビュー作。動物好き。
日本の歴代首相
アメリカの歴代大統領
組織
ノーベル賞
国民栄誉賞
文学
クラシック音楽
宇宙
歳時記
★第2章 漢字丼
木へんの漢字
草かんむりの漢字
体の部位の漢字
気象の漢字
鳥の漢字
魚の漢字
動詞の漢字
形容詞の漢字
新幹線の駅名
地形のBEST10
世界の国々(ヨーロッパの国、アフリカの国、アジアの国、オセアニアの国、北米・中米の国、南米の国)
アメリカの州
★第4章 雑学丼
アカデミー賞
ヒット曲
サッカーW杯
プロ野球
オリンピック
大相撲
中央競馬
ボクシング
健康
動物
神様
結婚記念日
★第5章 数字丼
身近な物のサイズ
円周率