ページトップへ
amazonへのリンク『成長が「速い人」「遅い人」』 飛躍の7力(ななりき)があなたの将来を決める!荻阪哲雄著、日本経済新聞出版社刊、1500円+税

本書の解説

100年人生は、人間の「成長格差」で決まる

成長願望はあるが、空回りして能力が発揮できていない。
仕事だけでなく人生のあらゆることで伸び悩みを感じ、成長の実感がない。
消極的で自分を高める学び方がわからない――
仕事を続ける中で「成長の壁」を感じる人は多い。
この壁を乗り越えていくために必要なものは何なのか。

本書『成長が「速い人」「遅い人」』(荻阪哲雄著、日本経済新聞出版社刊)は、気鋭の組織開発プロフェッショナルが、成長の遅い人が速い人へと変わるために必要な力を体系化して、その「成長メソッド」を、初公開した一冊だ。

著者は、警視庁、ベンチャー企業勤務の後、OD(組織開発)理論を修得。上場企業300社でコンサルティング支援の後、スコラ・コンサルトの創業期に参画。パートナーを経て、2007年に独立。新しい組織開発の実践手法「バインディング・アプローチ」を開発、提唱して、チェンジ・アーティストを創業。
人の成長を支え、組織が変わる「ツボ」と「コツ」をわかりやすく教えることに定評がある人物だ。

成長が速い人は、飛躍するために「学び方を学ぶ」ことを自発的に行い、「気づける力」を具えている。今の自分が知らないことを学び、吸収して、相手へ役立てるように変わっていくことが飛躍的な成長へとつながる。
著者はこの「気づける力」を「飛躍の7力」として体系化。熱望力、実験力、修業力、結果力、体験力、盟友力、好転力という7つの力点から、成長が「速い人」「遅い人」の特徴を明らかにする。また、実際にあったコンサルティングの事例や著者の実践を織り込みながら、再現性あるロジックにして提案している。

人生100年時代を迎え、働き方を通して自分が成長する「ビジョン・マネジメント」を行うために何が必要になるのか。AI時代の到来に備え、人工知能に置き換えられない「智恵を具えた人材」になるにはどんな力を磨くべきなのか。成長に悩むすべてのビジネスパーソン必読の書だ。

インタビュー

著者、荻阪哲雄さん写真

誰もが新年迎えたときに「今年こそは飛躍の年に」と語る。しかし、個人にとっての「飛躍」とはそもそも何なのだろうか。

飛躍を遂げる人とそうでない人の差は、自分が成長するための学び方を学び、「気づける力」を意識しているか、していないかにある――そう語るのは、新しい組織開発のコンサルティングを通して12000人以上の企業リーダーを支援してきたチェンジ・アーティスト代表であり、『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)の著者、荻阪哲雄氏だ。

飛躍を遂げるために、ただ「学ぶ」のではなく、「学び方を学ぶ」とは、どんな意味なのか。また、成長のために、なぜ「気づける力」が必要なのか。お話をうかがった。
インタビュー前半となる今回は、「気づける力」の根幹をなすテーマについてお聞きする。
(取材・文:大村佑介)

■「成長が遅い」と認識することが「成長が速い人」になるための突破口になる

―― 本書は「飛躍の7力(ななりき)」と名付けられた「気づける力のノウハウ」が、わかりやすく体系化されています。「気づける力」を伸ばすために必要なものとは一体何でしょうか?

荻阪哲雄氏(以下、荻阪):組織開発のコンサルティングという仕事柄、多くの人とお会いするのですが、そこで気づいたのが、飛躍する人たちはひとつのポイントを抑えているということです。それは、自らの「職業」と「仕事」とを結びつけています。

―― 荻阪さんがおっしゃる「職業」と「仕事」の違いとは何なのでしょうか。

荻阪:自分の仕事は話せても、「自分の職業は?」と聞くと口ごもる方が非常に多いのです。「会社員」というのは職業かといえば、違います。「保険会社の部長」は肩書きです。また、「保険会社の人事」は役割、職能です。
だから実は、人は「職業とは何か?」ということを、考えているようで考えていないことが多いのです。100年人生は、「職業」というものを自分で考え、磨きをかけ、誇りを持っているかが問われます。

「職業」を持っているから、皆さんそれぞれ今の「仕事」ができます。そもそも「社会」と自分の接点とは何なのか。「職業」があるからこそ、「仕事」ができて、「社会」の課題解決をして、社会貢献ができるのです。その繋がりを考えると、働く「職場の景色」が変わってきます。
たとえば、作家やライターは、文章を書いて読者を喜ばせる「職業」です。つまり、職業とは、働く存在名なのです。その職業で自分はどのように社会貢献ができるか、社会と関わっていけるか。そこに働きがいや成長の種があるのです。
ゆえに、「職業」という観点から、自分の「仕事」を見つめていくことが必要であり、そこから飛躍の入口は、生まれると考えています。

―― 現在、荻阪さんは多摩大学で教鞭をとっていますが、「職業」について考える機会がないのは、教育的な背景もあるのでしょうか?

荻阪:そうですね。教える側も教わる側も「基本の知識」と「職業の知恵」の違いについてあまり考えていないと思います。
経験や体験、人の行動を通して、初めて「知恵」というものはつかめます。多摩大学では、教室だけでなく、バイトで働くことや、海外交流の実践を通して、知恵をつかんだという体験を、社会に出る前に、学生自身に身につけさせます。また、その教育の実践をするからこそ、ノウハウとして体系づけられて、ある一つの職業テーマで教育を通して教えることができます。
今回の新刊書籍は、その教育の研究成果として、世に問う本になりました。

自ら知恵をつかみ取る修練を積んできた人生であるかどうか。積んできたけれど体系づけられなければ、自分の言葉で、人に伝えることはできません。そこに現代教育の罠があると思います。
だからこそ「学ぶことを学ぶ」という実践を繰り返し、「気づける力」を身につけていくことが重要なのです。

―― 学生の方々と接していて「学ぶことを学ぶ」「気づける力」がないと感じることはありますか?

荻阪:そもそも「気づける力」は、誰にも具わっています。「気づく力がある」「ない」の二項対立で考えてしまうと、学び方を学ぶ「気づける力」は育ちません。

私が考える「人間成長」の定義とは、自分が「新たな働きかけをする人へ変わること」です。
例えば、赤ちゃんは生まれたときから、「おぎゃー」と泣いて、自分自身から働きかけをして学び続けます。
それが人間本来の成長の営みであり、誰もが持っている力なのです。それを考えれば、誰にでも気づける力はあり、具わっているのです。

ところが、特に学生は、学び方を学ぶ気づける力が、「自分にある」ということを教わらずに社会に出てしまう。そして、職場で上司が教えられるかというと、それを教えられない時代になっています。

―― 荻阪さんが考える「飛躍」とはどのようなものなのでしょうか?

荻阪:飛躍というと、大きな夢や目標に向かって飛び越えていくイメージがありますが、私の考える「飛躍」はもっと地に足の着いたシンプルなものです。

今の自分を自分自身の手で超えていくこと。誰かを超えるとかではなく、今の自分自身を超える。それが私の考える「飛躍の定義」です。

その飛躍を遂げるためには、「自分自身を知る能力」と「今の自分自身を超える能力」が必要になります。では、何を考えて、どうすればこの二つの能力がつかめるのか。
私は新しい組織開発のコンサルティングの実践を通して、自分自身が成長を遂げて変わっていくための、重要な働きかけのツボがあることを解明しました。

それは学びを「気づかせる側」と「気づく側」に分けないということなんです。

―― それはどういうことですか?

荻阪:つまり、例えば上司だから「気づかせる側」、部下だから「気づく側」と分けるのではなく、上司と部下が共々に「気づき合う」ことで、力へ変わるのです。
そして、そのうえでまず必要なことは、自分自身で「気づける力」をディベロップメント(開発)するということです。これをしない限り、飛躍はありません。

―― では、「気づける力」を開発するために必要なこととはなんでしょうか?

荻阪:最初のツボは、自分自身が、成長が「速い人」なのか「遅い人」なのか。その違いに気づくことです。

例えば、「自分は成長が遅い」と認識することで、すべてが始まります。逆に成長のことを考えない人はそれすら持たないのです。
つまり、「成長が遅い」ということを自分で気づけることが、成長が速い人へ代わる突破口になるのです。

――「成長が遅い」ということに対する悩みは、年齢や職位によって違いや特徴はあるものでしょうか?

荻阪:20代の悩みには、仕事でうまくいっていないという「後退のあせり」があります。一生懸命に成果を出しているのだけれど、もっとできている人たちが周囲にいるから、自分が進んでいるように思えない。たとえできていても、それに対して確信が持てないことに特徴があります。

30代になると仕事に慣れて、ジョブローテーションして経験も積んできます。そこから、より周囲が気になってくる。
20代は、進んでいないとあせりながらも、がむしゃらにやっています。30代になると、他人と比較してどっちが先に上に行くかという、よりシビアな目線で周囲が気になってくるわけです。そこにあるのは「嫉妬のあせり」です。

40代になると、会社人生の終着点を見据えて行く末に悩みます。ある産業で強い力を発揮できるプロフェッショナルとして働いている人たちは、ひとつの会社に残り、複業を広げるというケースもあります。これからは、一つの会社、ひとつの仕事で、残り続けるという時代ではなくなってきています。そこで生まれてくる成長の悩みは、自分が脱皮していけないという「変化のあせり」ですよね。

この「あせり」が、仕事でうまくいかない結果が出る悩み、新たな行動が起こせないという悩みの連鎖で、悪循環を引き起こします。
この状況を変えていくには、自分自身で「気づける力」を開発し、成長に向けて動き出すことです。「飛躍の7力」は、日本発の成長メソッドへ体系化したものです。

■師弟が互いに学びあうことで成長は加速する

著者、荻阪哲雄さん写真

――本書では、成長が「速い人」と「遅い人」を比較した56の特徴が紹介されています。その中のひとつに「成長が速い人は、師匠を定め、私淑して、智恵を掴む」とあります。師匠を定め、学び方を学んでいく際、曲解した学びや自分にとって都合の良い学びにしないためのポイントはありますか?

荻阪:これには3つの「学び方のツボ」があります。

まず、第1のツボは「曲解した学び方、都合の良い学び方」を変えるために、師匠を選ぶということです。自分の曲解する学び方を「変えるための学び」が必要になるわけです。

第2のツボは、職業の道を学ぶ「知的プロフェッショナルの師匠」がいることを知るということです。
日本には柔道や茶道のように、古来より「道(way)」という考え方があります。それは実践の学び方です。「道の世界」では、言葉だけではなく、人間の存在そのものからも学びます。それは、「後姿」であったり、「眼差し」であったり、「呼吸」であったりします。
プロフェッショナルが世の中にいて、その存在すべてから学び抜き、気づける力を学んでいくということが重要なのです。

3つ目のツボは「我流では知恵はつかめない」ということを押えるのです。
特に若い頃は、我流では曲解・ご都合主義の学び方になりやすい傾向にあります。でも、我流でできるのは一握りの天才だけ。凡人は学びのプライドを捨てないと知恵はつかめません。

そもそも「教えてもらう」と「学び方を学ぶ」は違います。「学び抜こう」ということは受け身ではなく、自立した行動です。自分が目的を持って相手から学ぶときに、学び方を学び抜くことができます。v

もしそれが重要な学びにならなかったとしても、それもひとつの学びになります。「それは重要ではない」と一つ学ぶことができる。「うまくいかなかった学び方」を自分で気づけたということです。

また、師匠を選ぶためには、「自分が弟子になる」という覚悟を持たないとできません。
私は、大学で教えていますが、これからの「師匠」と「弟子」の関係は、古い閉鎖的な関係ではありません。師匠も弟子のことを「師」として学び、一緒に高めあっていこうとする姿勢が必要であり、それが、智恵を掴む「新しい師弟関係の姿」です。

■学びを深める「実践知」と「謙虚さ」

―― また、本書の中に「成長が速い人は、目的の達成へ、自分で動く経験を積んでいく」という話があり、そこで AIでは代替できない「実践知」の大切さを説いています。AI時代を目の前にしている今、荻阪さんがもっとも懸念することはなんでしょうか?

荻阪:分からないことがあったら、調べることは当たり前です。でも、調べただけで止まってしまい、現場に行って確かめる、やってみるという行動が少なくなってしまうことを懸念しています。

旅行に行かないで景色の写真を見るのと、実際に行って見るのとでは体験が全然違います。ちょっと知ったら、「はい次」となって深められない。だから、知識があっても智恵になっていかないし、仕事で活かせない。

それは、生身の人間への興味が深まっていかないことにもつながっていきます。
たとえば、私が学生に「○○さんという面白い人がいるから会いに行ってみたら」と語れるのは、相手を知っているからです。生身の付き合いがあるから伝えられる。学生は生身の私を知っているから、「じゃあ行ってみよう」とアクションが起こせる。その相手も生身の私を知っているから、学生の子を本気で相手してくれる。

そこで起きる対話は、インターネットでちょっと関わった人同士が話すのとは全然違います。そういった体験、実践知がなくなり、「学び方を学ぶ」機会がなくなることを懸念します。

―― 本書後半でたびたび出てくる、「謙虚さ」という言葉が印象的です。これも「学び方を学ぶ」うえで必要な姿勢だと思いますが、「謙虚さ」を持つためにどうすればいいでしょうか?

荻阪:私も含めて人間は、物事が上手くいっていれば驕り高ぶりますから、増上慢な自分をいかに見つめるか。そのことに気づくためには、「謙虚ということを考える」ことが必要になるわけです。

そのためには、まず「自分自身が相手から学んでいるかどうかを振り返る」こと。
誰かと会って、話して、学び、それを別の人にそこで得た学びとして教えられなかったら、それは相手から深く学んでいなかったということになります。
次に、「自分自身の働く姿勢を見つめる」ということです。たとえば、上から目線で話していなかったか、などを常に振り返るわけです。
その上で、次の「自分の成長課題」を、自分の言葉へ変えていくことが謙虚な学び方に繋がります。今の自分を乗り越えていくために、常に次の成長課題を意識する。その課題に向かっていけば、謙虚さを失うことはありません。

――最後に「自分は成長が遅い」と危機感を持っている人にメッセージをお願いします。

荻阪:「自分は成長が遅い」と悩むことは、悪いことではないのです。成長が遅いと感じているということは、素晴らしい成長の種を持っているという証なのです。

「成長なんてどうでもいい。そんな綺麗事より儲けることが大事だ」と、「自分の成長」と「職業の結果」を出すことを切り離している人もいます。確かに所得は大事ですが、人間としての成長がない限り、仕事を通して結果を変えることはできません。
所得格差が話題になっていますが、所得は結果です。その手前に「人間の成長格差」があるのです。

成長する個人、成長する職場、成長することを讃え合う組織文化をつくらない限り、日本の所得格差は解決しない。それは私がこの本に込めた社会の課題を解決する、もうひとつのメッセージでもあります。

自分と社会の接点を見つめることが自分の成長の始まりです。そして、私自身も成長の道半ばです。だからこそ、その道を御一緒に歩んで行きたいと伝えたいです。

書籍情報

目次

  1. はじめに――成長が「速い人」の秘密

    プロローグ

    1. 成長が「速い人」は、なぜ「気づける力」を持っているのか?
    2. AIに置き換えられる人、置き換えられない人
    3. 職業の智恵のなかに、「飛躍の7力」はあった
  2. 第1の力 成長が速い人の持つ熱望力/【惹く力】

    1. 社会の接点に惹かれる対象(熱望する力)を探そう
    2. 「就社の発想」から、「創職の思考」へ
    3. 成長が速い人になるには、なぜ「熱望力(惹く力)」が、必要なのか?
    4. あなたの言葉が、未来を創造する
    5. なぜ、プロフェッショナルは、自分が惹かれる「人物」を見つめるのか?
    6. 成長が速い人は、「感じる」を、先にする
    7. 感性を磨き、論理で考えた後、持つべきもの
    8. 「惹かれる職業」を、見つめる
    9. 社会貢献を果たす人が持つべきもの
  3. 第2の力 成長が速い人の持つ実験力/【試す力】

    1. 学び方を変える「試す力」とは、何か?
    2. 目の前の現実が、変わらないのは、なぜか?
    3. 心の信号機が点滅/ 場の理論/ 行動する重要事とは、何か
    4. 「実験力」を起こす時に、心に刻むもの
    5. アクション・リサーチという状況転換の技法
    6. 働く「実験行動」の種類
    7. 12のストロング・ポイント(得意開花)
  4. 第3の力 成長が速い人の持つ修業力/【磨く力】

    1. 本物の実力を、学ぶことから始める
    2. プロの輝く修業メッセージ
    3. プロが持つ実践モデル
    4. 修業時代は、なぜ必要なのか
    5. 優れた師匠との対話
    6. 書籍との出会いから、自分を変えていく
    7. 一流のプロが持っているたった1つの姿勢
    8. 成果を変える「学び方」
    9. 世界に誇る見取り稽古
    10. 私淑の技法で学び続ける
  1. 第4の力 成長が速い人の持つ結果力/【生み出す力】

    1. 結果力は、人生の出会いを変えていく
    2. 結果には、なぜ実績が必要なのか
    3. 第1位と第2位の違い
    4. 結果は今いる場所を変える力になる
    5. 結果力は「1挑戦量」×「2得意技」×「3ノウハウの蓄積」
  2. 第5の力 成長が速い人の持つ体験力/【身につける力】

    1. 眼で見る経験
    2. 身体で掴む体験
    3. 挫折の体験から掴めるもの
    4. 夢挫けた時、私達は何を知るのか
    5. 挫折経験から得られる贈り物
    6. 体験の力は、「プロフェッショナル・フィールド」をつくる
  3. 第6の力 成長が速い人の持つ盟友力/【支え合う力】

    1. 仲間という「間柄」には、3つの関係の違いがある
    2. なぜ、働く組織では、盟友がつくりにくいのか
    3. 盟友力をつくる「バインディング・ペア」
    4. ペアを組む「7つの役割」に注目せよ
    5. バインディング・ペア「7つの役割」
    6. 支え合う役割を決めつけない
    7. ペアで「助け合う役割」を見つける3つのコツ
    8. 助け合う(効果)を育てるポジション
    9. 盟友の強みには活かしどころがある
  4. 第7の力 成長が速い人の持つ好転力/【良くする力】

    1. 内省から成長課題を掴む
    2. 謙虚な仮説が打ち手を良くする
    3. 試し続けることが「最高の働く戦術」
    4. 働き方の3つのベクトル
    5. 達成へ一歩一歩近づける
    6. 好転力は、「内省」×「仮説」×「試行」で生まれる
  5. エピローグ 飛躍の7力で、成長の現実を変えよう

著者プロフィール

荻阪 哲雄

1963年、東京生まれ。チェンジ・アーティスト社代表取締役社長。多摩大学経営情報学部客員教授。組織開発参謀。
多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了(MBA取得)。専門は、組織開発論、ビジョン・マネジメント論。警視庁、ベンチャー企業勤務の後、一橋大学・山城章名誉教授の経営研究所へ。
OD(組織開発)理論を習得し上場企業300社で、コンサルティング修業を経て、1994年、スコラ・コンサルトの創業期に参画
2004年、パートナーに就任。2007年、独立。新しい組織開発の実践手法「バインディング・アプローチ」を開発、提唱してチェンジ・アーティスト社を創業、代表就任。人の成長を支え、組織が変わる「ツボ」を、わかりやすく教えることに定評がある。