星稜野球部のメンタルコーチが教える「勝負強さ」の作り方
夏の甲子園決勝で惜しくも準優勝に終わった星稜高校(石川)。
決勝戦では履正社高校(大阪)に敗れたが、見る者に強烈な印象を残して甲子園を去っていった。
エース奥川恭伸投手の快投ばかりが注目されたが、決して“エースにおんぶにだっこ”のチームではなかった。3回戦の智辯和歌山(和歌山)戦のタイブレークに決着をつけた福本陽生選手のサヨナラホームランや、この試合で165球を投げて完投した奥川投手を休養させた準々決勝の仙台育英(宮城)戦で先発登板した荻原吟哉投手の好投など、ここぞの場面での集中力と勝負強さが際立つチームだった。