だれかに話したくなる本の話

パートナーの家の本棚にこんな本あったらイヤイヤ調査をしてみた

提供: 新刊JP編集部

最後は、30代男性の橋本さん(仮名)
今回の3人のインタビュイーの中では唯一の既婚者で、会社ではマーケティングを担当しています。

■「あっても良い」

『漫画 君たちはどう生きるか』
『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』
『ざんねんないきもの事典』
『おらおらでひとりいぐも』
『医者が教える食事術 最強の教科書』
『九十歳。何がめでたい』
『日本史の内幕』
『頭に来てもアホとは戦うな!』
『大家さんと僕』
『大人の語彙力ノート』
『青くて痛くて脆い』
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン 公式ガイドブック 完全ストーリー攻略+アローラ図鑑』

■「ちょっと嫌だ」

なし

■「マジで引く」

なし

橋本さんの回答はすべて「あっても良い」というもの。**「なんでもいいです。仮にですが、極端な思想本があっても大丈夫。ああ、そういう人なんだなと思いますが、そこで好きか嫌いかという話にはならないかな」**と言います。

彼のフラットな視線はどこから来るのでしょうか。橋本さんに尋ねます。「うーん、分からないですけど、まあ好みだし、しょうがなくない? っていうのがあるんですよね」。そんな橋本さんですが、最近の悩みは周囲の人たちがみな「メンヘラ化」していくことだそう。「僕のせいなんですかね。なんでも受け入れちゃうんですよ。そうやっていると、基本相手のわがままをきいちゃうんですけど、たまに拒否すると大変なことになります」

すべてを受け入れることも考えものなのかもしれませんね。

 ◇

というわけで、パートナーの本棚に求めているものが分かれば、パートナーに求めているものそのものが分かるということがおぼろげながら見えてきました。本棚はその人の思想そのものです。だから好き嫌いがあるのは当然。

皆さんはいかがですか?

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金井元貴

1984年生。「新刊JP」の編集長です。カープが勝つと喜びます。
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