【「本が好き!」レビュー】『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・ゼヴィン著
提供: 本が好き!(この記事は、書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」レビュアーのRokoさんによる書評です)
島に一軒だけある小さな書店。偏屈な店主フィクリーは妻を亡くして以来、ずっとひとりで店を営んでいた。ある夜、所蔵していた稀覯本が盗まれてしまい、フィクリーは打ちひしがれる。傷心の日々を過ごすなか、彼は書店にちいさな子どもが捨てられているのを発見する。自分もこの子もひとりぼっち―フィクリーはその子を、ひとりで育てる決意をする。本屋大賞に輝いた、本を愛するすべての人に贈る物語。