「男による男のための社会」日本で女性が感じる生きづらさとは
日本で生きるうえで、「男性である」ということは、一つの「利権」だ。
男性側が普段この利権を意識することは少ない。しかし、電車に乗る、夜道を歩く、疲れた時にちょっと休憩する、そして結婚や就職…。男性側は当たり前にこなしていることが、女性にとっては恐怖感を伴うものだったり、不利益を被るものだったりする。
痴漢にあうのは多くが女性だし、夜道で女性は圧倒的に弱者だ。そして就職では、面接が進むごとに男性の面接官の割合が増す。受験に目を移すと、女性受験者の得点が減点されていた、という出来事まであった。やはり男性であることは「既得権益」であるとしかいいようがない。