心も頭も再起動!つらい1週間を乗り切るための「月曜瞑想」とは?
「瞑想って興味はあるけどなんだか難しそう」
「マインドフルネスで人気になったけど、自分にはハードルが高そうで…」
そんなイメージを払しょくする新しい瞑想法が「月曜瞑想」です。
「月曜瞑想」は、「瞑想をもっと身近に」というコンセプトのもと、現代人のニーズと、現代のライフスタイルに合わせて究極にカジュアル化された瞑想法。週のはじめの月曜朝に、心と頭を再起動して、気持ちよく1週間をスタートできるかも。
■考案したのは京都の禅寺・両足院の副住職
「月曜瞑想」を考案したのは、臨済宗建仁寺派両足院副住職の伊藤東凌さん。15年にわたり坐禅指導を担当。アメリカFacebook本社での禅セミナーの開催やフランス、ドイツ、デンマークでの禅指導など、インターナショナルな活動も。海外企業のウェルビーイングメンターや国内企業のエグゼクティブコーチも複数担当しています。これまでにグローバルメディテーションコミュニティ「雲是」や、禅を暮らしに取り入れるアプリ「InTrip」をリリースするなど、現代人のニーズとライフスタイルに合わせて、禅を日常に取り入れる方法を提唱する活動を国内外でしています。
そんな伊藤さんが、国内外での指導経験と体験者からの声を踏まえて考案したのが、究極にカジュアル化した瞑想法「月曜瞑想」です。伊藤さんの著書『月曜瞑想 —心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣―』(アスコム刊)では、その方法と効果について明かされています。
■週イチ5分「月曜瞑想」のやり方
1週間の始まりの月曜日の朝。起きてすぐでも、朝食の前でも、出かける直前でも構いません。瞑想の時間を5分作ります。
まずはカーテンを開けて、朝の光を取り込みましょう。テレビやラジオ、スマホの電源を切ったら準備完了です。
1)壁にもたれ、足を投げ出して床に座りましょう。難しければ、椅子に深く腰かけて、背もたれにもたれて座ります。壁や背もたれに深くもたれると、背中が丸くならない状態をラクにキープできます。
2)両手を前に出し、腕の力を抜いて、手首から先を10~20秒くらいぶらぶらさせます。
3)胸の前で手を合わせて、目を閉じます。右手と左手の触れ合っている部分に意識を向けます。手のひら、小指、薬指、中指、人差し指、親指の順に、じっくりと意識を向けましょう。あたたかい、冷たい、しびれがあるなど、感じてみましょう。20~30秒ほど感じましょう。
4)手を合わせたまま呼吸に意識を向けましょう。いま息を吸っているな、今吐いているな、と20~30秒じっくりと感じましょう。
5)呼吸に合わせて、数を数えます。ゆっくりと息を吸って、吐いて。吐くときに「ひとーつ」「ふたーつ」と心の中でカウントします。呼吸のリズムに合わせて「ひとーつ」「ふたーつ」「みっつ」「よっつ」「いつーつ」「むっつ」「ななーつ」「やっつ」「ここのつ」「とお」。大和言葉で10まで数えたら、「月曜瞑想」終了です。
「月曜瞑想」は、足を組んだり、無理矢理背中を伸ばしたり、丹田を意識したり、など難しいことは必要ないそう。とてもシンプルでラクな方法です。本書では、お茶の時間や掃除の時間、通勤通学中を瞑想時間に変えるユニークなアイデアも紹介されています。
■「月曜瞑想」でコミュニケーションの悩みが解消?!
「月曜瞑想」で心がリセットされ状態が整うと、感覚が冴え、それはコミュニケーションにいい影響を与えます。伊藤さんによると、鈍っていた感覚が目覚めるので、空気をよく読めるようになります。聞くために必要な感覚が開くので、相手の話をじっくり聞けるようになり、話のキャッチボールがうまくいくようになります。相手がどう感じ、何を求めているのか感じ取れるようになるのです。
これこそ、小手先ではない本物の「聞く力」。聞く力が高まれば、伝え方も向上し、コミュニケーション力は高まります。自然とコミュニケーションにまつわる悩みも軽くなり、人間関係も好転していくはず。 私たちの抱える悩みを、根幹から解消するきっかけになるかもしれない「月曜瞑想」。現代人のライフスタイルに合致する形で簡略化され、カジュアル化された新しい瞑想習慣の方法を、『月曜瞑想 —心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣―』(アスコム刊)で学んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)