- 書名:
- ドラッカー名著集1 経営者の条件
- 著者:
- ピーター・F・ドラッカー-Peter F Drucker-
- 価格:
- ¥1,890
- 出版社:
- ダイヤモンド社
- 出版日:
- 2006年11月
- ISBN:
- 4478300747
- 成果をあげるには
- 成果をあげる能力は修得できる
- 汝の時間を知れ
- どのような貢献ができるか
- 人の強みを生かす
- 最も重要なことに集中せよ
- 意思決定とは何か
- 成果をあげる意思決定とは
- 成果をあげる能力を修得せよ
本書は、実は経営者のために書かれた本ではない。原題は 「The effectiveexecutive」。いわゆる「デキる」ビジネスパーソンのために書かれた本なのである。
ドラッカーは、知識労働者が、効率を重視せずに長時間労働したり、「なぜ今この仕事をしなければならないのか」を考えずに目の前の作業に埋没することに、警鐘を鳴らす。
GMのトップだったアルフレッド・P・スローンや、鉄鋼王カーネギーがいかにして成果をあげたのか。それらに対する精緻な分析が心地よい。
1966年に書かれた本だが、未だにそのメッセージは古びず、私たちに新鮮な気持ちを与えてくれる。経営者を目指す人も、そうではない人も、是非、手にとって欲しい。
そして、自分自身について、もう一度、ゆっくり考え直してみよう。

「マネジメントの父」とも呼ばれる、経営学の第一人者であり、社会思想家。
「民営化」「知識労働者」「目標による管理」を初めとして、現代のマネジメント思想において、教授が創り出した概念や用語は数知れない。「ポストモダン」や「断絶」、「ナレッジ(知識)」といった目まぐるしく変化する現代を照らし出す原理も、ドラッカー教授が最初に示した。
米国クレアモント大学院で社会科学とマネジメント理論を教えるかたわら、経営コンサルタントとして、フォーチュン500社に名を連ねる大企業のほか、美術館や慈善団体、協会、病院、小企業、大学、政府、大リーグ球団などの経営陣が抱える諸問題に50年以上も取り組んできた。
2005年11月11日96歳の誕生日を目前にして永眠。