
- 定価:
- 1,500円+税
- 著者:
- 山田 浩司
- ISBN-10:
- 4344971329
- ISBN-13:
- 978-4344971325
第3回
世にはさまざまな勉強本が出版されていますが、このことは私たちが「勉強する必要性がある」ということを示しています。
特に現代は資格の時代と呼ばれ、キャリアアップのために資格を取得する必要性が高まっています。勉強しなければ資格試験にパスできない。では、どのように勉強をすべきなのか?
新刊JPでは難関資格受験予備校「フォーサイト」の設立者である山田浩司さんが執筆した『難関資格が取れる勉強法』(幻冬舎/刊)を通して、“難関資格をパスするための勉強法”を紹介しています。
第3回となる今回は、「勉強計画の立て方」について触れます。
資格取得の場合、試験合格という大きな目標があります。しかもそれは日程が決まっているものです。だから、著者は「試験の苦手な人は苦手な人なりの計画を立てる」という
だからその試験に向けて学習計画を立てることが必要になるのですが、どのように計画を立てればいいのでしょうか。
■学習計画をたてる前に考えておくべきこと
今、目標としているゴールを確認します。試験の日から逆算してあとどのくらい時間が残っているのか、どれだけ勉強すればいいのか、1日あたりどのくらい進めばいいのかを把握します。
勉強が得意ではないと自覚している人は、もしかしたら焦るかもしれません。しかし、人よりも足が遅かったとしても自分は自分。他人と比べる必要はありませんし、ゴールに向けて着実に足を進めていくことが大事です。
■実際に学習計画をたててみよう
具体的な学習計画は本試験までの日数と、それまで学習しておくべき内容の総量を比較して月単位の予定表(マンスリー・スケジュール)におおまかに割り振ることから始めます。
マンスリー・スケジュールを作ることによって、「現在から本試験までの期間」を実施につかむことができます。もしこのとき、勉強しないといけない内容があまりにも多く、日数が足りないのであれば、次の試験をあきらめて、次々回の試験をゴールにするという選択肢もでてきます。
次に一週間単位の予定表(ウィークリー・スケジュール)を組みます。
具体的なノートの作り方については本書を参考にしてほしいのですが、ポイントは「PLAN」と「RESULT」の項目をつくり、計画がちゃんと実行されているかどうかを把握できるようにすることです。これを山田さんは“「PLAN」→「DO」→「SEE」のチェック”と呼んでいます。
そして最後に1日ごとの計画、つまり、いつ何をやるのかというデイリー・スケジュールです。本書では「削れる時間はすべて削り、学習時間に回す」「二重に使える時間は学習する」「隙間時間を最大限に有効活用する」「平日はなるべく午前中に勉強する」といったアドバイスがなされています。
「とにかく参考書を広げて勉強する!」というスタイルでは、なかなか効率的に勉強が進まないのも事実。ゴールに向かって着実に近づくためにも、山田さんが考える学習計画の立て方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
さて、次回は勉強の仕方。覚えるためのテクニックなど、かなり実践的な内容となります。「もっと記憶力があったら…」と悩んでいる人はチェックしてみてください。
(新刊JP編集部)
- 第1章:
「勉強時間がない」はただの言い訳 -
- 長時間勉強しないと結果が出ないというのは大間違い
- 勉強が得意かどうかは合格にまったく関係ない
- 高学歴ほど「落ちるパターン」にはまりやすい
- 勉強のテクニックさえあれば誰でも合格できる
- じっくりしっかりテキストを読むから時間がかかる
- 誰でもすぐに実行できる勉強法でなければ意味がない
- 第2章:
忙しい人の資格取得は“学習計画"で決まる -
- 忙しい人こそ、計画が重要
- アメとムチ作戦でやる気を起こす
- モチベーションを高めることが合格への近道
- なりたい資格について調べるとやる気が出てくる
- なぜ勉強したいのか動機を明確にするとぐっと合格に近づく
- 「やる気」を高める三つの秘訣
- モチベーションアップのためにすべきこと
- 効率のよい勉強法は一人ひとり違う
- 勉強は朝にするのがよいのか、夜にするのがよいのか
- あなたはどの感覚を使うのが得意?
- さまざまな感覚を刺激することで記憶力がよくなる
- 試験の苦手な人は苦手な人なりの計画をたてる
- 意志の弱い人は、勉強する環境づくりに力を入れる
- 学習計画のゴールを確認する
- 具体的な学習計画をいかにたてるか
- 学習計画をたてる前に考えておくべきこと
- 実際に学習計画をたててみよう
- 第3章:
短時間の勉強でも合格できる学習テクニック -
- 勉強のやり方を決める
- まず全体像をつかみ、それから細部を理解しよう
- 薄いテキストを繰り返し読む
- 勉強のやり方はインプットとアウトプットの繰り返し
- インプットは丸暗記ではなく、きちんと理解して覚えよう
- 関連を見つけて覚えよう
- 脳に残りやすい記憶と残りにくい記憶
- 短期記憶と長期記憶には違いがある
- 復習の大切さは科学的に証明されている
- 復習をしないと、覚えていられない
- いつ、どのように復習をするのが効果的か
- アウトプットはスモールステップを意識する
- 問題を解くときは間違えたときの対応が重要
- 問題を素早く解く練習をする
- 過去問を徹底的に復習する
- 1秒でも多く勉強しよう
- 時間を操作して増やしてみよう
- 途中で挫折しないためのポイント
- マインドセットをしなやかにする
- 勉強を楽しもう
- 合格者から学ぶ勉強法
- おわりに
山田 浩司(やまだ こうじ)
1962年生まれ、名古屋大学法学部卒。大手資格受験予備校を経て、難関資格受験予備校フォーサイトを設立。
DVD学習を主軸とした独創的な受験勉強法を導入し、全国平均の4・34倍(宅建)、4・0倍(社労士)2・3倍(行政書士)の合格実績を上げる(2013年度実績)。
自らも宅建、行政書士などの難関資格を多数保持。マスコミ取材依頼も殺到する、勉強法のカリスマ。

- 定価:
- 1,500円+税
- 著者:
- 山田 浩司
- ISBN-10:
- 4344971329
- ISBN-13:
- 978-4344971325