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自己啓発の第一人者・クリス岡崎さんが、著名人をお招きして対談をしていきます。記念すべき第1回にはベストセラー作家であり、リアル『ドラゴン桜』として知られる泉忠司さんです。それではお読みください。(敬称略)
クリス岡崎(以下、岡)「こんにちは、クリス岡崎です。この対談では、著名な方々をお招きして、彼らはどんなきっかけで人生が変わり、何に気づき、そして世界の見え方が変わったのか、自分の人生にどう変革をもたらしたのか聞かせていただきます。 第一回目となる今回は、あの人気マンガ「ドラゴン桜」を体現するような人生を生きている、リアル「ドラゴン桜」で有名な泉忠司さんに来ていただきました。今日は宜しくお願いします」
泉忠司(以下、泉)「こんにちは、よろしくお願いします」
岡「泉さんのことをご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんので、ご紹介させて頂くと、なんと高校時代は偏差値が30くらいだったとか」
泉「はい。何にもできませんでしたね」
岡「偏差値30っていうのはどのような感じなんですか?」
泉「なかなか出そうと思っても出ない数字ですよ。選択問題を何でそんなに次から次へと外すんだというくらい外して、はじめて出ます」
岡「ということは、当てずっぽうにやっていって偏差値30くらいはいくかもしれないという感じですか」
泉「4択問題でしたら確率からいうと25%は当たるでしょう。ということは、全部Aを塗ったって25点は取れるはずなんですよ。それにも関わらず、7点くらいしか取れないみたいな状態です」
岡「えー!25点だと偏差値ってどれくらいなんですか?」
泉「30まではいかないですよ。普通なら、できなくても40くらいですね」
岡「すごくできない方でも40ですか。じゃあ、偏差値30は努力をしてあえて間違えるくらいしないと、なかなか出来ないということですね」
泉「そうですね。なかなか出来ません。何もわかりませんでしたから」
岡「そんな状態から、たった半年で全国模試1位になったんですよね。基礎もできていないような状態から」
泉「そうですね。ただ、高校時代の話なので、中学校の頃は普通だったんですよ」
岡「どこかで躓いたんですね」
泉「不良になったんです。学校に行かなくなってしまったのですが、その原因は不良グループの女の子を好きになったからなんですよ」
岡「へえ!それはどうしてですか?」
泉「その女の子と付き合いたいと思ったのですが、一般人は相手にされないですよね。だから不良にならないといけない。それで不良になったんですよ」
岡「ほら、よくありますが、すごく可愛くて魅力的で、素直で育ちがいい学級委員長タイプの女の子が、ちょっと不良の男の子に憧れることがあると思うのですが、その逆バージョンでしょうか?」
泉「実は、その彼女も元々そういうタイプの人だったんです」
岡「あ、そうなんだ!」
泉「中学時代はとにかく優等生で、スポーツもできて生徒会長で。もうとにかく学校のアイドルというか、マドンナみたいな感じだったんです。これが高校に入って、ちょっと変わっちゃったんですね。それでもまだ、僕はずっと好きだったんですよ」
岡「まさに明るく素直な女の子が不良に憧れたという感じですね」
泉「よく分からないですけどね。」