「残業ゼロ」の仕事力

『「残業ゼロ」の仕事力』書籍情報

書名:
「残業ゼロ」の仕事力
著者:
吉越浩一郎
価格:
1,470円
出版社:
日本能率協会マネジメントセンター
出版日:
2007年12月20日
ISBN:
978-4-8207-1713-3

『「残業ゼロ」の仕事力』目次

  1. 御社の残業がなくならない理由
  2. 問題はとにかく「分けて」考える
  3. 「続ける」ための考え方
  4. 「早くて強い」チームの作り方
  5. 「仕事の常識」はこれだけ変わった
  6. ほんとうのワークライフバランス

著者本人による書籍紹介

「早朝会議」「がんばるタイム」などユニークな取り組みで有名な、トリンプ元社長の吉越 浩一郎氏。 そんな吉越氏が、社長の座を退いた今だからこそ書きたかった、経営、そして日本の労働者に対する思いをまとめた一冊です。

吉越氏は、フランス人の奥さんを持ち、日本とフランスを往復する生活をしています。そんな中で身につけた、世界基準での仕事の捉え方。その感覚から、日本人の仕事に対する効率の悪さを挙げ、より効率の良い働き方を提唱、残業ゼロでも仕事はできるとしています。実際に、残業を禁止していた企業で実績を上げてきている吉越氏のことばには説得力があります。

また、吉越氏の強調することに「ワークライフバランス」があります。きちんと休暇をとり、残業せずに家に帰って人生を楽しみ、さらに仕事は仕事でしっかりとこなす。そんな人生を送ることは『できる』といいます。

働きすぎの日本人に対して、人生を楽しみ、さらに仕事もうまくいくという、効率よい仕事の仕方を力強く提唱する本。効率的な仕事のやり方、スピード感あるチームの作り方に興味がある方には、ぜひともお勧めしたい一冊です。

吉越浩一郎プロフィール

吉越浩一郎

吉越浩一郎 1947年千葉県生まれ。
ドイツ・ハイデルブルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。メリタジャパンなどを経て83年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。プロダクトマネージャーなどを経て、86年よりトリンプ・インターナショナル・ジャパンのマーケティング本部長に。87年に代表取締役副社長、92年に代表取締役社長就任。毎朝8時半に開かれる「早朝会議」をはじめ「ノー残業デー」「がんばるタイム」など、スピードと効率重視のユニークな制度を次々に取り入れ、19年連続の増収増益を達成。日本経済新聞社『平成の名経営者100人』の1人に選出される 。2006年に社長を退任、吉越事務所を設立。現在は夫人の故郷であるフランスに軸足を移しつつ、講演活動などを行っている。