- 書名:不況に克つ12の知恵
- 著者:松下 幸之助
- 定価:¥ 500(税込)
- 出版社:PHP研究所
- ISBN-10:4569707866
- ISBN-13:978-4569707860
- 発売日:2009/2/19
- 1 腹をくくる
- 覚悟をし、用意をする/断固としてやっていく/理外の理
- 2 志を変えない
- 決して悲観しない/経営理念を守る
- 3 策は無限にある
- どんな困難も打破できると信じる/商売に行きづまりはない/“さらにいい方法がある”という信念を
- 4 今は大躍進の絶好のチャンス
- 発想を百八十度変えてみる/“不可能”だからできる
- 5 好況よし、不況さらによし
- 不況のほうがかえって忙しい
- 6 不況時こそ人材育成の好機
- 従業員に生きた教育ができる/使命感が人を育てる
- 7 一服して英気を養う
- 慌てふためかずに休むのがいちばん/時を得なければ時を待つ
- 8 不況は天然現象ではない
- 考え方ひとつでどうにでもなる/なすべきをなし、なすべからざるをしない
- 9責任はわれにあり
- 不景気だからうまくいかないのではない
- 10 己を知る
- 自社の力を正しく判断する/借金を断られないための秘訣
- 11 衆知を集めた全員経営
- 主座を保ちつつ知恵を集める/人の力を一二〇パーセント生かす
- 12 治に居て乱を忘れず
- ダム経営が安定した発展を可能にする/勝つべくして勝つ
「発想の転換」というよく耳にする言葉があるが、それは何をどのように転換させることなのかを説明できる言葉をもつ人は少ない。
なぜなら、それらの多くは個人的な「感覚」のレベルで行われたことなので、他者と共有することが難しいからだ。
では、松下幸之助は「発想の転換」の手法を他者に伝える言葉を持っていただろうか。
「経営の神様」とうたわれた松下の経営哲学を記した本書は、松下電器産業の前身である松下電気器具製作所時代から続いてきた彼の「発想の転換」の歴史でもある。
「好況よし、不況さらによし」、「不況は天然現象ではない」など本書で紹介されている彼の言葉はみな、逆境を倍の力で圧し返すばね作りへの強い意思だ。 発想を変えることがいかに重要か、彼の言葉からはっきりと感じ取れる。
もしかしたら、彼でさえも「発想の転換」の手法を他者に伝える言葉は持っていなかったかもしれない。しかし彼はそれを誰よりも大きな規模で実行し、成果をあげてきた。
「非常事態」とまで言われる現在の経済状態。 もし、彼が存命なら起死回生となる何らかの策を考えつき、そして講じただろうと言いきってしまっても反対意見は少ないだろう。
この逆境を乗り切るにはどうすればいいか、誰もが考えているにちがいない。しかし、自分自身で考えなければならないと同時に、先人から学ぶことも必要だ。 そして、もし先人から学ぶとするならば、松下幸之助の名前は筆頭にくることだろう。
また、本書には稲盛氏の講演会の音源が付録されている。こちらも稀代の経営者の言葉だ。本の中に綴られている言葉とともに味わってもらいたい。
(新刊JP編集部)
□著者プロフィール
松下 幸之助[まつしたこうのすけ]
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。
明治27(1894)年和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈株式会社に勤務。大正7(1918)年、23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業。
昭和21(1946)年には「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを揚げてPHP研究所を創設。
平成元(1989)年に94歳で永眠。







