新刊ラジオ第1460回 「再春館製薬所 ニッポンいちの社員食堂」
再春館製薬所の社員食堂は、美味しくて、健康的で、美容に良くて、やる気が出てくる定食を本気で作って提供しています。本書は、その社食の作り方を、たっぷ〜り大公開したレシピ集。主菜・副菜のレシピから作る品を選択して、“自分で定食を構成できる”工夫が凝らされた美味しい一冊です。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
社員が元気になる食堂レシピ
再春館製薬所は漢方の会社です。食と健康には密接なかかわりがあるという「医食同源」の漢方の考え方が、社食メニューの基本となっているそうです。そして、「内から輝くすこやかな美をはぐくむためにも、しっかりとした食はたいせつである」という考えから「美食同源（びしょくどうげん）」というフレーズも掲げています。つまり、再春館製薬所 社員食堂のメニューは、「健康に良く」「美容によく」そして、「美味しい」という3拍子そろったものなんです。
本書は、そんな社員食堂のレシピをお届けする一冊です。
再春館製薬所の社員食堂が提供しているランチはどんなものなのか？ そして、なぜ美味しくて、健康や美容によい料理を提供できるのか、その秘密をご紹介します。
再春館製薬所 社員食堂の秘密
「一皿で健康・美・やる気を引き出す定食」 おいしくて栄養たっぷりの手作りランチ。そこには海のもの、山のもの、根のもの、茎のもの、葉のもの、実のものが、必ず含まれ、栄養バランスもばっちりです。社員の方からは、「かぜをひかなくなった」「肌がきれいになった」「ランチがあるから仕事もがんばれる！」なんていう声が寄せられているのだとか。
「調理アイディアいっぱい！ 厨房隊の肝っ玉母さんたち」 毎日、社員約850人分の食事を作るのは、厨房隊と呼ばれる調理専門のスタッフで、家庭で実際に家事・育児を切盛りしてきた地元の女性たちなんだそうです。家庭料理のプロ集団が、長年培った料理の腕前をふるって、愛情を込めてていねいに作るからこそ、社員の心と舌をとらえます。
社食のレシピは、厨房隊の経験とアイディアから生まれたオリジナルで、市販品は使わず、徹底して手作りにこだわっているんだとか。ドレッシングやお漬物まで手作りだそうです。そして厨房隊は会長直属のチームなのだそうです。再春館製薬の社食の生みの親である会長は、食堂への情熱を持ち続けているといいます。
「旬の味覚たっぷり！ 自社の畑で野菜作り」 食材は、それぞれいちばんおいしい旬の時期にしか社食メニューには登場しないといいます。再春館製薬所の敷地内には自社畑もあり、季節ごとにセレクトされた野菜を栽培しています。収穫したての野菜がメニューに使われることも多く、新鮮な季節の味覚に社員は大喜びなんだとか。
社食レシピをひとつ紹介します〜
本書の中から社食メニューをひとつご紹介します。再春館製薬所の社員さんたちにアンケートをとった、人気メニューランキングの主菜部門で2位になっている、「ミラノ風ステーキ」です。
「ミラノ風ステーキ」は、414Kcal 塩分0.6ｇ。
2人分の材料 ・1枚およそ60ｇの牛ステーキ肉を2枚 ・小麦粉、ごくこまかいパン粉を各適量 ・卵一個 ・塩、こしょう 少々 ・レモン 2/1個 ・サラダ油 大さじ3
作り方 １．牛肉は片面に塩、こしょう、もう片面に塩のみを振ります。 ２．ボウルに卵をしっかりとほぐし、水50mlを加えます。 小麦粉とパン粉はそれぞれバットに広げておきます。 ３．肉に小麦粉をまんべんなくまぶしつけて、2の卵にくぐらせ、余分な卵を落として、パン粉をむらなくつけます。 ４．フランパンに油を入れて火にかけ、３を並べ入れ、途中上下を返しながら揚げ焼きにします。 ５．最後にレモンをしぼって完成です〜。
レモンをぎゅっとしぼって食べると、酸味が食欲をそそりますし、減塩効果もあるんです。
この本には、再春館製薬所社員食堂で提供されている、健康になるレシピ、美しくなるレシピ、やる気が出るレシピが掲載されています。特徴として、1章と2章を連動させて、主菜と副菜の組み合わせを選んで、自分で定食のメニューを組むこともできる構成になっているんです。もう少し健康的な定食にしようかなーとか、もっと美を意識したメニューにしよう、とか、組み合わせを変えられるわけです。
主菜、副菜、デザートやドレッシング、付け合せのタレなど、手作りにこだわったレシピ集。ぜひ、本屋さんでお手にとって見て下さい。
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