新刊ラジオ第1892回 「GOSICK GREEN」
新大陸到着後、難事件を次々と解決したヴィクトリカと一弥は、グレイウルフ探偵社を開業。開業した探偵社には早速依頼人が殺到し、一弥も見習い記者として街を駆け回る。
そんな時、伝説の銀行強盗・KIDが脱走したというニュースが世間を騒がせ、グレイウルフ探偵社にもKIDに関する依頼事が舞い込んできて……!
〈グレイウルフ探偵社編〉、待望の最新刊!!(提供・KADOKAWA)
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
伝説の銀行強盗VSグレイウルフ探偵社――!?
こんにちは、ブックナビゲーターの木村希美です。
「GOSICK RED」から始まる〈グレイウルフ探偵社編〉も4作目となりました。最新作「GOSICK GREEN」のご紹介です。
仕事と住むところが見つかり、新大陸の生活に一区切りついた一弥とヴィクトリカ。
しかし、働き始めということでお金がないのは相変わらず。家具は寂しい状況で、 一弥がヴィクトリカの大型トランクをベッド兼机として、トンカチを片手にせっせと改造していました。
そんな時、二人の状況を見かねたアパートメントの管理人が、いらない家具や食器をくれる近所のお年寄りの話を教えてくれます。
「老い先短いから必要なものがあったら若者にあげたい」という回覧板が回ってきたとのこと。
詳しく話を聞いてみると、その家は<ドルイドハウス>と呼ばれていて、一風変わった建築家が作った家として知られていました。果たして、一弥とヴィクトリカは無事に家具を手に入れることができるのでしょうか。
さて一方、この時期とあるニュースが世間を騒がせていました。
銀行強盗・KIDが脱獄!
40年ほど前に鮮やかな手口で数々の銀行からお金を奪い、世間を熱狂させていた銀行強盗が看守を気絶させて脱走したというのです。
伝説的なパブリックエネミーの再来。
一弥とヴィクトリカとはどのように関わっていくのか、今回も多くの謎や人との出会いが待っていそうですね。
というわけで、今回も江口拓也さんと悠木碧さんによるラジオドラマをお送りしていきます。
どうぞ本編をお聴きください。
◆キャスト(敬称略)
ヴィクトリカ・ド・ブロワ、5ドル札…悠木碧
久城一弥、1ドル札…江口拓也
◆著者プロフィール
桜庭一樹さんは、1971年生まれ。 03年刊行の『GOSICK-ゴシック』は、アニメ化もされた人気シリーズ。 06年の『赤朽葉家の伝説』は第60回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞。07年の『私の男』で直木賞を受賞しています。 前作は『GOSICK PINK』に引き続き、『GOSICK-ゴシック』新シリーズ〈グレイウルフ探偵社編〉の最新刊となります。