新刊ラジオ第1776回 「できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !」
オバマ大統領も、ビル・ゲイツもデキル男は皆、少食! 一日一食を実践することで、頭も体も冴えるばかりでなく、驚くべき効果が次々に現れます。飲み会や接待が多いので、一日一食や少食なんて絶対に無理だという人でも大丈夫。疲れない、体が軽い、美しく、記憶力アップと、いいことづくめな人生を手に入れませんか?
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概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
みなさんは、1日に何度食事をとりますか?
朝昼晩の3食、という人が殆どではないでしょうか。
なかには、4食、5食、もしかしたら2食…なんて人もいるかもしれませんね。
あの、タモリさんは、1日1食なのだそうです。知っていました?
他にも、ビートたけしさん、水谷豊さん、片岡鶴太郎さん、千葉真一さん、ジャパネットたかたの高田社長も、1日1食なのだそうです。
あの、オバマ大統領も、ビル・ゲイツも、超少食といいます。
何か、気付きました?
そうです。このように、できる男は超少食なのです。
よく食べる男ができる男、と思い込んでしまいそうなのですが、実際には、その反対みたいなんです。
昔から、ヨガ、仏教、東洋医学、養生法では、「少食健康法」が説かれてきています。
1999年のサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の発見により、少食長寿は、医学的にも立証されています。
レオナルド・ガレンテ博士によって発見されたその長寿遺伝子は、カロリー制限でオンになることが分かっています。
驚くことに、1935年には、すでに「マウスを腹六分で育てたら寿命が2年延びる」ことが証明されていたのだそうです。
2009年に、アカゲザルを使った研究でも腹七部にしたサルは好きなだけ食べたサルに比べて、1.6倍長生きしたという結果は発表されています。
老化は遺伝子の“傷”で起こるといいます。
長寿遺伝子が発動すると、全身細胞の遺伝子に“保護層”ができて、活性酸素などから遺伝子を守ってくれるのだとか。
その長寿遺伝子をスイッチオンするのは、カロリー制限、つまり空腹感…だったんですね?。
そればかりではなく、消化吸収のために使われるエネルギーが排毒に向けられるため、病気が治り、病気の元凶“体毒”がデトックスされるのです。
肌が若返り、美しいプロポーションが戻ってくるというから、嬉しいじゃないですか。
こんなにいいことばかりだというのならば、超少食…に変えてみたくなりますよね。
◆著者プロフィール 船瀬俊介さんは、1950年福岡県生まれ。 食品・医療・環境問題に取り組むジャーナリスト・評論家。 日本消費者連盟の活動に参加し、「消費者リポート」の編集などを経て、フリーランスに。自らの体験をもとにした、『3日食べなきゃ、7割治る!』『やってみました!1日1食』『若返ったゾ!ファスティング』などの著書がベストセラーに。 未来に向けて、『新医学宣言』を提唱しています。
少食にするメリット
少食にすればいいことずくめであると、本には書かれています。
ヨガの教訓には、次のようなことが言われているそうです。
「腹八分で医者いらず」 「腹六分で老いを忘れる」 「腹四分で神に近づく」
どうです? 素晴らしいじゃないですか。
本の中でも、少食にすればするほど、いいことが起こると書かれています。
幾つか挙げてみると、記憶力がアップする、思考がシャープになる、体が軽くなる、集中力がアップする、疲れない、短かい睡眠でも大丈夫、若さがよみがえる、肌がきれいになる、妊娠力がアップする、病気が治る……、もう、悪い事はなにもなさそうです。
そのうえ、体だけでなく、お金の余裕も出てしまうというから更に嬉しいではないですか。
どうして少食にしたら、お金に余裕が出るのか不思議ですが、答えは簡単。
一日一食ならば、まず食費が今までより減りますよね。
少食生活を続ければ健康体になるので、病院代がかからなくなります。
体型もキープできるので洋服代もかからない……なので今までかかっていたお金が色々な面で必要無くなるという訳なのです。
健康な体であれば、一食か二食抜いた場合の空腹感が最も快調なんだとか。
もし、一食か二食を抜いただけで、脱力感が現れてしまう場合は、胃下垂症か潜在糖尿病か、あるいは何か病的状態であるかを疑った方がいいと著者は言っています。
では、実際に一日一食にするには、どのように実践していけばいいかを紹介していきます。
まず、腹七分目で三食にすればいいのか? それとも二食抜いて、一日一食にするのがいいのか?
著者の船瀬さんは、一日一食を勧めています。
なぜならば、三食で腹七分目では血糖値は一日中ある程度保たれ、「摂食中枢」が刺激されない、つまりあまり空腹を感じないので、よくないのだそうです。
朝昼晩のいつ、食べればいいのかというと、それは夜。
朝昼と食べないと、夕方にはお腹が空きますよね、この空腹感が大切なんだそうです。
空腹感と満足感が交互に繰り返されることで、生命が活性化して、長寿になるのです。
ヨガでも、「空腹を愉しめ」と諭すそうです。
まとめ
その他にも、一日一食ならば、どのくらいの量を食べていいのか?
お腹が空いてイライラしてきて、つい間食をしてしまいそうなときはどうすればいいのか?
一食にしたら、その一食ならば満腹まで食べていいのか?
平日に一食は無理なので、週末だけ断食をするのでもいいのか?
つらくて出来そうもないと思ったときは、どうすればいいのか?
三食食べないと、栄養は大丈夫?
お腹が空くと、力が出ない。
肉を食べなければパワーが出ないのでは?
飲み会や接待で食べざるを得ない。
などなど、一日一食、少食を実践したときに起こる疑問も、全てスッキリ、解決してくれます。
では、この中でひとつだけ、“一日一食ならば満腹まで食べていいのか?”、という疑問について、詳しく紹介しますね。
一日一食ならば、その一食をドカ喰いしていいのでしょうか?
…答えは、NOです。
胃腸は朝昼抜きの断食状態、そこにガツガツ食べものを入れてしまったら、胃腸に負担になることは、すぐに分かりますよね。
なので、たとえ、一日一食であっても、その量は腹八分にしなくてはならないのです。
それともうひとつ大事なことがあります。
一日一食では夜に食事をとることが多くなると思いますが、ここで肝心なことは、夜10時就寝。これを守らなくてはいけないそうです。
なぜならば、夜の10時から夜中の2時までは、細胞が生まれかわる“ゴールデンタイム”なのだとか。
さらに就寝2時間前までは、何も食べない。
胃の中に何かとどまっていると、睡眠の質が低下して、熟睡を妨げてしまうのだそうです。
つまり、夜の8時以降は食事をせずに、一日一食を守る、これが鉄則なのでした。
このように本の中では、少食にすればどのようなことが起こり、そのためには実際にどのようにすればいいかが、細かく書かれています。
どれも簡単で、すぐに実践できることばかりなので、是非、体験してみることをお勧めします。
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