試験にラクラク合格しちゃいませんか？どんな難関大学だって、どんな難関の試験だって突破可能です。そのテクニックとはいったい何だったのでしょう。実はテクニックではなく、「やる気」でした。どんなに頭が悪くとも、どんなに能率が悪くても、「やる気」さえあれば、成績は伸びるものだったのです。勉強でもっとも大切な「やる気」を高める習慣を実践してみませんか。

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やる気を出すためには、ホラを吹け？

やるべき仕事、やらなきゃいけない勉強に対する「やる気」は、いっぱいですか？　それとも…？？ 今回紹介する、とにかくやる気を引き出す　すごい！勉強法は、勉強のテクニックやノウハウではなく、「やる気」を出すことで成果を上げようとするアプローチから書かれた本です。

● 著者について 内藤誼人さんは、心理学者。アンギルド代表。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。ビジネス心理学の第一人者。またパワープレイの紹介者として知られています。 前著は、「人たらし」のブラック心理術―初対面で100％好感を持たせる方法。

本書は、ズバリ！「やる気」の出し方を紹介する本です。内藤さんは、「やる気」についてこのように語っています。 「やる気が一番大事なのだ。 どんなに頭が悪くとも、やる気さえあれば、成績は伸びる。ものすごく効率が悪いやり方で勉強をしていようが、やる気さえあれば、成績は伸びる。 どんな難関大学にも合格するし、どんなに難関の試験にも合格する。 「テクニックと、やる気では、どちらが大切ですか？」 と私が質問されたら、迷わず「やる気だ」　と答えるであろう。 やる気がなければ、テクニックも身につくはずがないからだ」

確かに！　やる気がないと、どんなに効率的な学習法を教えても、優秀な指導者に指導してもらっても、優れた受験テクニックを知ったとしても、まるで無意味です。本の中では、「どうすれば「やる気」がでてくるのか」を考えながら、効率のよい勉強法について取り上げていきます。

「やる気」を生みだす原動力とは？

内藤さんは、やる気を生みだす原動力は、「思い込みと自信」だといいます。

「私は、本気を出せば、なんでも記憶できる」 「私が、ちょっとやれば、すぐに学年でトップにたてる」

こんな根拠のない思い込みや自信を持っている人ほど、「やる気」があるのだそうです。そんな人は、努力をいとわない傾向にあるそうです。 逆に、自己評価の低い人は、たいてい「やる気」がないか、「やる気」を出せない人です。残念ながら、これでは成果に結びつきません。

自己評価の低い人、やる気を出せない人は、“大ボラ”を吹きまくってみませんか？ 大ボラ投稿先→　http://twitter.com/ (#skjp を付けてください)

やる気を継続させるコツ

「やる気」を出して、その「やる気」を継続させていくためにはどうすればいいのでしょうか。 それは、「「あいつはできる」と思わせることだそうです。すると、「やる気」と実力は追いついてくるのだそうです。「自分はできる」と思い込む一方で、自分以外の人からも、「あいつは、すごくできるんじゃないか」と思われる工夫が必要なんだとか。

なぜなら、他者からそんなふうにみてもらえるようにすると、「やる気」が出てくるからです。 米国イリノイ大学では、926人の小学4.5.6年生を対象に、約半年ごとに英語、数学、理科、社会の成績を調べたことがあるそうで、成績との関係を調べてみたら、一番関係が深いのは、「自分はできる」という評価だったのです。

つまり、自分ができると思い込んでいる人は、成績がよいのです。 また、もっと重要なのは、まわりからも「あいつはできる」と評価されているということだといいます。「自分はできる」と思い、まわりから「アイツはできる」と思われている子は、伸びる。そんな結果がでたそうです。

周りにすごいヤツと思わせるコツ

では、どうすれば周りから、「すごいヤツ」と思われることができるのでしょう？ それには次のようなことを、アピールしておくと効果的だそうです。 ・ごくたまに、ものすごく鋭いことを言う ・一教科だけ、ずば抜けた成績をあげる ・雑学博士やクイズ博士になって、豊富な知識を持つ ・わざと難しい言い回しをしてみる（四字熟語を使う） ・だれもやらない奇行をしてみる

その他にも本の中では、 “心の奥の「やる気」を引っ張り出す方法” “「やる気」を継続させるマル秘テクニック” “スランプで悩んだときの対処法” “勉強の能率をアップさせる心理技術” などが載っています。

「やる気」を出すのはどうすればいいのか、その「やる気」を継続させて、能率をアップさせていくにはどうすればいいのか。具体例が示されているので、すぐに実行に移せる一冊です。 やる気が出なくて息切れしている人は、ぜひ読んでみてください。