ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質
ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質

ビジネスと人生に飛躍をもたらす
使命の本質

著者:松島 修
出版:幻冬舎
価格:1,600円+税

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本書の解説

最近、時代の先端を取り入れることが仕事のマーケター・イノベーターたちが気づきはじめたことがあるといいます。

それは「使命」の大切さ。
世界的な新型コロナウイルス騒動によって、人類の意識の変革と事業の変革を求められています。

従来の考え方では生き残ることが困難な時代になったのです。

こう語るのが使命に基づく帝王学・経営コンサルタントとして活動し、数々の著作を持つ松島修さんです。

成功とは何かを考えたときに、一般的には「自分がなりたいものになる」「自分のやりたいことをする」ということが回答の一つでした。

そして次のような考え方に陥ります。
「ビジネスで成功して大金持ちになりたい」
「権力を握って自分のやりたい放題にしたい」

なりたいもの、やりたいことが本来は使命なのですが、実際には、使命ではない自己中心的なものになっていたことから、真の成功概念から遠ざかっていたのです。

使命の本質の1つは「世の中を永続的に良い方向に変革する」です。

この世の中で歴史に名を残しているリーダーやイノベーターたちはどう考えていたのか。例えば、「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助は次のように述べています。

「いったい生産者の使命はなんだろう、こんなことを連日遅くまで考えた結果、私になりに一つの信念が生まれた。それは簡単に言うと、この世の貧しさを克服することである」
(松下幸之助著『夢を育てる わが歩みし道』より)

ここに出てくる「使命」という言葉。
この「使命」の本質を理解し、自分の使命に進んでいくことで、自分やチームだけでなく、広く社会全体にもイノベーションを起こし、「お金」「才能」「知恵」「愛情」「環境」「自分」「使命」という人間にとっての本当の豊かさをもたらす「7つの富」をバランス良く拡大させることができる。そして、「ビジネスにおいても、人生においても使命が一番大切」だと述べているのが、松島さんの執筆した『ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質』(幻冬舎刊)という本です。

なぜ「使命」が最も大事なのか

欲望こそが自分を動かし、成功を手に入れるために必要なもの。そう考える人もいるでしょう。「資産を増やすことが正義」「重要な役職に就くことが成功」「働かなくても生きていけるようになりたい」――そうした価値観を持っている人もいます。

しかし、そうした自己中心的な価値観には欠けているものがあります。

お金を目的にすることで「自分という富」である品性・品格を落したり、家族を犠牲にするのでは富を毀損することになります。

そもそも人は、他人を幸せにすることで、幸せと感じる生き物なのです。

自分だけのために働き、自分だけのために金を稼ぐ。これは「使命」に進む人の行動ではありません。自分の「使命」を通して、社会をより良くするイノベーションを起こす。文明発展に寄与する。松下幸之助は企業を「社会の公器」と呼びましたが、まさにそれは、企業が各々に課せられた使命を全うする存在だからでしょう。

世界で100年企業といわれる優良な企業の8割は、なんと日本の企業です。

使命に基づく経営を使命経営といいますが、日本はもともと使命経営をしている永続的な価値を持つ企業が多かったのです。

そして、使命の本質を知り、自分の使命に進む人は、祝福され、富むことになると、本書の著者である松島氏は言います。

使命に向かって行動することで、周囲の人たちも応援してくれる。本書で描かれているのは理想的なリーダー像であり、それが人の本来の姿なのです。

自分の使命を知るために必要なことは

新型コロナウイルス騒動後の多くの人の意識は次のようなものになっています。
(1)自分はどのような存在か?
(2)自分はどのような人なのか?
(3)自分はどのように生きたら良いのか?

この回答に答えられるのは使命です。

自分はどのような存在か?は使命の基本スタンスであり正しいマインドセットの基本でもあります。
(1)愛されている存在。愛を動機にする
(2)存在だけで価値がある
(3)人生の目的は世の中を良い方向に永続的に変革すること
(p.60より引用)

自分はどのような人なのか?という視点では、人はそれぞれユニークな性格・才能・役割を持っており、それを知ることが自分の使命に気付くことになります。

自分のことは自分が一番分かりません。

自分はどのように生きたら良いのか?の視点については是非、本書をご覧ください。



本書の帯には「最新で最古」と書かれています。古くから、成功者たちは自分の使命に目覚め、その使命を全うし、世の中にイノベーションを起こしてきました。前述の松下幸之助は、まさにその実例といえます。

ところが、現代は、与えられた価値観に基づき、最短距離で成功を掴むことがトレンド。かつての成功者たちが大切にしてきた「使命」に目が向けられにくくなっていました。しかし、このコロナ禍や人生100年時代、持続可能な社会といった社会の変化の中で、自分の生き方を見直す人が増え、本来の「使命」に目が向けられ始めていると松島氏は言います。

ビジネスが上手くいかない、良い人生を送れていない。そんなときには、本書の普遍の原則と実践的なアドバイスに基づき、自分の使命に気付いて、生き方や戦略を見直すべきなのかもしれません。
本書は自分自身の特性を知り、使命を見つける手助けをしてくれる一冊。真のリーダーに生まれ変わるための実践的なヒントが詰まっています。

インタビュー

■「したいことをしよう」で生きると逆に息苦しくなる?

『使命の本質』についてお話をうかがっていきます。まずは本書のテーマである「使命」とは何かお聞かせください。

松島: まず、一般的に使命は精神論になりがちですが、使命とは具体的な知恵や世の中に革新を起こす考え方と行動に至るもので、とてもイノベーティブであり、サスティナブルです。

基本的な考えとして使命は、その人が生まれる前から与えられている「人生の目的」であり、やりがい、生きがいという概念にもつながります。
生きがいを感じている瞬間は、自分の使命に進んでいることが多いといえます。自分が今やっている仕事などにやりがいを感じ、楽しく、他人から感謝され、世の中を良くしていたとすると、自分の使命に重なっていると言えるのです。
また、そうなるために正しいマインドセットを身につけ、自分自身の品位・品格を高めることも使命の一部分です。

松島 修(まつしま・おさむ)

2点うかがいたいことがあります。まずは、松島さんがおっしゃる「使命」はあらかじめ与えられているものです。これは今の「自分のしたいことをしよう」というトレンドとは逆の印象を受けますが、「したいことをする」ではいけないのでしょうか?

松島: 私たちは使命に進むために性格、才能、役割が与えられていて、自分のやっていることが、それらと一致することが自然体です。そういう意味では「したいことをする」が使命であり、社会に対してもどんどん良い影響を与えることができるでしょう。

ただし、同じ「したいことをする」でも、「お金を稼ぎたい」「権力を握りたい」「ラクしたい」というような悪い欲や感情で動いてしまうと、使命から遠ざかります。例えば、本の作家が執筆をするときも、「印税で食べたい」という人と、「書くことで人々を楽しませたい」という人では、後者の方が長く続けていけるし、一生懸命取り組むし、周囲から愛されることになります。
使命に進むと、何も考えずにどんどん行動できるし、自然体でいるようになります。

「したいことをしよう」は実は自然体ではない自分を作る可能性があるわけですね。

松島: 「したいことをする」の「したいこと」が自分の使命と異なる場合は、自然体ではなくなります。「お金を稼ぐことが大切だ」「働かなくてもいい生活が最高」といった一般的な価値観に捉われてしまい、それが自分の「したいこと」と錯覚していると、自然体ではなくなってしまうのです。早くリタイアして南の島でのんびりすることをゴールとして、それを実現したら、うつになって仕事がしたくなるようなことは沢山あります。

もう1点、「正しいマインドセット」とはどのようなものでしょうか?

松島: 正しいマイドセットの基本は、「自分は愛されている存在である」「自分は存在しているだけで価値がある」「人生の目的は世の中を永続的に良い方向へ変革すること」という3つを分かっている状態です。
この3つを真に理解すると正しいマインドの基本ができているということになり、責任感も強くなるし、感謝もできるようになります。

多くの書籍などでも「責任感を持ちましょう」、「感謝をしましょう」と伝えますが、この3つの基本原則の土台がないと、責任感が「義務的」になってしまったり、感謝が「千回ありがとうと言う」などと形式的になってしまいます。

なるほど。責任感や感謝は必要ですが、使命に進むための原理原則を身に付けない と、良い方向に向かわない。

松島: その通りです。使命に進むための原理原則というより、人間としての原理原則です。たった3つの原則だけなのですが、世の中的には「スキル」を身につけましょうという視点ばかりですよね。スキルではなく原則を身に付けないと意味がありません。自分自身正しいものに変えないといけないわけです。
これは品性、品格を身に付けるという意味でもあります。

こうした原則は価値観が凝り固まってしまったりすると身につけづらくなるように思います。

松島: すぐに、スキルの方に目が行ってしまいますよね。だからこそ、本書を繰り返して読むなどして、正しい価値観に常に触れておく必要があります。世の中の価値観は間違ったものばかりですから。 そして、正しいマインドセット、品性、品格は使命に進むことで身についていくものなのです。そして使命は具体的な実践に落とし込むことが大切です。

■使命に進み、社会に変革を起こした人たち

これまでの成功者で使命に進んだ人といえば誰がいますか?

松島: 本書でも名前を出していますが、松下幸之助さんは使命に進んだ方ですね。実際に使命という言葉を口にしていますし、自社ひいては日本という国そのものを良くした実績を残していますから、彼は自分の使命に進んだといえるのではないでしょうか。

使命に進んでいる人は自分のためではなく、社会のためという意識が強いのでしょうか。

松島: そうですね。社会のためにと思わなくても、自然体で社会のためになっている感覚です。もっと本質的な「人を愛し、健全に生きること。日々喜んで生活すること」ができていることが使命です。

使命は人助けと思う人も多いですが、実は、使命は人助けと思っている人ほど、使命から遠ざかるというトラップがあります。この部分は誤解されやすい部分なので本書をお読みいただき、そのトラップを理解すると良いです。

また、使命に進んだ人の例としては、経営学者のピーター・F・ドラッカーもそうです。彼はビジネスにおいて使命に進むことの大切さを伝えていました。使命の概念を経営に適用することが、彼の使命だったのだと思います。

もちろん、他にも使命に進んで成功をしている人はいます。世界で100年以上続いている企業の8割が日本企業だと言われていますが、それは使命に基づく経営、「使命経営」をしているからだと思います。

企業が長く続くということは、社会に対して価値を生み出し続けているということですからね。

松島: そういうことです。利益を出すのは当たり前として、社会にとってどんな良いことができるかという視点でスタートしています。そういう企業はやはり人から愛されるし、ビジネスも健全でいますよね。

個人の話に戻りますが、使命に進むことによって、どんな人生がもたらされるのでしょうか?

松島: 自然体で生きるということができます。自然体で生きることができれば、楽しいじゃないですか。それに誰かから役に立っているので満足度も高くなり、集中力は増すし、精神的にも老けない。いつでも精力的でいられる。そういう人生がもたらされます。また、誰もやったことがないイノベーティブな活動も増えることになります。
もちろん、富も拡大します。

そして社会全体が今、「お金を稼いで自己中心的なやりたいことをやる」といった生き方よりも、「使命に進む生き方」の方が良いのではないかという空気に変わりつつあるように感じています。
今、大人気のテレビドラマ「半沢直樹」でも「使命」というセリフが沢山出てきます。
すでに、使命は当たり前のものになっているといえるのでしょう。その本質は明らかにされていませんでしたが、今回、本書で明らかにしました。

この本への感想にも、このコロナ禍で、本書に書かれていたことを通して「自分はどう生きていくか」の答えが得られたという声をいくつもいただいています。今までの生き方から、方向転換して、使命に進む生き方に変えていくきっかけになる本ですね。

確かに、大きな社会変化が起きたとき「自分の仕事は社会にとって意味があるのか?」と考えやすくなります。

松島: そうだと思います。ただ、そんなときでも、自分の使命に進んでいて自分には存在価値があると思っていれば、そういう風には思わないですよね。コロナ騒動でも、不安も恐怖も感じないで自然体でいられるし、自分の仕事自体が世のためにもなるわけです。

松島 修(まつしま・おさむ)

■「理念経営」では失敗することも。経営における使命の大切さ

本書の読者層としますと、やはりリーダー層の方なのかなと思いますが、松島さんはどのようにお考えですか?

松島: 私自身はリーダーやイノベーターの方々にまず読んでいただいて、使命の大切さを理解してほしいと思っています。
実際に一部のイノベーターの方は、使命が一番大事だと気付きだしています。
「最新で最古」と書いていますが、この使命という概念は太古からあるものの、現代の人たちからすると、新しい考え方のように映ると思います。その新しい考え方を影響力のある方々が広めていく。例えば教育の中に「使命」を入れる。そうすることで本を読まない方々にも使命が浸透していくのではないかと考えています。

使命に進むことの大切さをどういう風に伝えていけばいいのでしょうか。

松島: これまで利益重視、自己中心的だった自分に気付き、考え方を変えないといけないという認識を持って、それを周囲にも伝えてもらいたいです。
先ほども申し上げたように、今はちょうど生き方を見直すタイミングにあるわけですが、それは個人の生き方だけでなく企業の経営にも当てはまります。

理念に基づいた「理念経営」との違いは何ですか?

松島: 理念経営が使命的であればいいのですが、理念そのものが自己中心的なものだったりすることがあります。
例えば、「顧客満足」を理念に入れる企業は多いですが、顧客満足度を上げても、世の中を永続的に良い方向に変える視点が欠けていれば、使命からは遠ざかりますし、社会に良くない影響を与え、いつかは失敗する。

例えばパンの食感を柔らかくすると顧客満足度が上がるからといって、健康によくない薬剤を食品に使ったら、それは世の中を永続的に良い方向に変えていくとは反対の方向です。拝金主義に陥ります。

また、理念の言葉として、笑顔、努力、夢、誠実など言葉自体は良いけれど、具体的な目標や世の中を良くするイノベーションになっていないので自己満足的であり使命的な理念とは言えません。例えば誠実は理念ではなく社内マニュアルに書くことです。

独りよがりの理念はNGということですね。

松島: 他にも自己満足的な理念では「感謝」という言葉がよく使われます。確かに感謝は大事だけれども、世の中に良い価値を提供して感謝をされ、こちらも感謝するというのが順番です。感謝そのものが理念になっていると順番がおかしいというか、それは自己満足でしかないように感じます。つまり、使命経営とは、具体的に世の中をどのように永続的に良い方向に変革していくのかを明確にすることです。

■自分の使命に気付くためにはどうすればいい?

自分の使命に気付くためにはどうすればいいのでしょうか?

松島: 一つは自分にとって最も自然体でいられることを見つけることがポイントですが、それを見つけるための要素としては、まず自分の性格を認識して、その性格の得意なことをやるというのがいいと思います。本書では性格から使命の方向を探るチェックリストを掲載しています。また「性格ドットコム」というサイトでも同じように診断ができるのでぜひやってみてください。

性格には4つのタイプがあります。「獅子タイプ(社交型、外交型)」「雄牛タイプ(目的志向型)」「人タイプ(内省型)」「鷲タイプ(鳥瞰型)」の4つで、例えば「獅子タイプ」はリーダーシップを取ったり、人前に出たりするのが得意なので、その方向に使命があり、自然体で生きることになります。
本書にも書きましたが、営業で「自由にやってきてください」と同じことを獅子タイプと雄牛タイプの人に言うと、獅子タイプの人は、「何て自由でのびのびした良い環境だ」と感激して素晴らしい成績を残しますが、雄牛タイプの人は、「何て酷い環境だ、明日、辞めてやる」ということになりかねません。それほど性格差があるのです。

自分がどういう人なのかを認識できれば、使命の方向が明確になるので、まずはそこを探るといいですね。使命はチームで達成するものなので、チームを作る上でも皆の性格タイプを知っておくことが大切です。

人間の根本的な部分といいますか、まずは自分を知る。そう聞くと、先ほどおっしゃっていた「最新で最古」という言葉は納得がいきます。「使命」は新しい考えのように思えるけれど、実は普遍の原理であると。

松島: その通りです。

人生にはいろいろなことが起きます。「こんなはずでは」という失敗もあると思いますが、使命に進むという生き方における「失敗」の捉え方についてはどのようにお考えですか?

松島: 「使命に進んでいるから成功するはずだ」という考え方をする人がいますが、それは使命を自分の武器にしてしまうことからくる概念です。
失敗は自己中心的な考え方に陥ってしまうと生まれてくるのです。

松下幸之助さんなど、真に成功した人たちは、天に愛されているという感覚が強いです。
自分の能力を超えて、事が進むからです。
そして、「天に愛されている」の次のステップが「天とともに歩む」であり、これが使命の本質として、一番大切な概念です。
天に愛され、天とともに歩む、つまり、自分の願いや、やりたいことが天の願いと一致していくことが使命に進むことです。
使命には権威があり、使命に進むと成功するのですが、すぐに人は高慢になって貧困に堕ちることになります。使命を自分の武器にしてしまうからです。

一つ伺いたいのですが、本書には使命に進むと「7つの富®」というものが拡大すると書かれています。これはどういうものなのでしょうか。

松島: 一般的なイメージの「富」よりもさらに大きなもの。「資産」「才能」「知恵」「愛情(人間関係・人脈)」「環境」「自分(健康・品性)」そして、「使命」の7つから成ります。「資産」から「環境」までは使命に向かって突き進むために存在し、自分が使命に進むことで社会がより良くなっていくと、社会の一部である自分の富も拡大するということが言えます。

「富」というとお金のイメージが強いですが、そうではないんですね。

松島: そうですね。お金も「7つの富」を構成する大切な富の一つですが、「富を拡大する」といったときに、お金を目的にするということはありません。ただ、「お金」というイメージはやはり強くて、どうしても人はお金を目的に品性を落としたり家族や人間関係を犠牲にしますが、そうすると富を傷付けることになります。
また、使命に進むために他の富があるのです。

松島 修(まつしま・おさむ)

先ほども少しお話いただきましたが、本書をどのような方に読んでほしいとお考えですか?

松島: 使命はビジネスでも人生でも一番大切なものであり、その使命の本質の全貌を、恐らく世界で初めて明文化したので、最終的には全国民そして全世界の人に読んでほしいです。

まず読んでほしいのは、イノベーター的な方ですね。そこから拡散していただければ。
その次はコロナで人生について、ビジネスのやり方について考えている人です。

本書には帝王学についても書いていますが、これは全ての人に通用することです。もちろん、子育てをしている方にも大切な話が書かれています。
実際に私が若いときにこの本を読んでいたら、自分自身、どんなに良かったかと思います。

今、私には6歳になる孫がいるのですが、孫には「あなたは愛されている存在だよ」「いるだけで価値があって素晴らしい目的を持っている」と伝えています。

最後に、自分自身の生き方に悩んでいる皆さんにアドバイスをお願いできればと思います。

松島: 「使命に進む生き方をしてください」ということになりますが、まず、「使命の本質を知ること」。そして自分の使命を知るという視点では本書に書かれた性格分析、役割分析や才能から自分を知ること。そして過去の経験から自分がどの方向に向かっているかを知ることです。まず性格分析からやってみてはいかがでしょうか。「性格ドットコム」でも簡単に確認できます。

「使命の本質を知り、自分を知り、使命に進むこと。」
これは世界があなたに対して求めていることなのです。

(了)

書籍情報

目次

  1. はじめに
  2. 使命の本質
  3. 自分の使命を知る
  4. 仕事の本質
  5. 使命経営・帝王学
  6. 使命の特徴
  7. 使命に進む
  8. 使命が全ての問題を解決する
  9. 使命はイノベーションをもたらす
  10. お金・投資と使命
  11. 10
    激動の時代は使命に進むチャンス
  12. あとがき

プロフィール

松島 修(まつしま・おさむ)
松島 修(まつしま・おさむ)

松島 修(まつしま・おさむ)

1960年東京生まれ。
1983年法政大学工学部電気工学科卒業後、岩崎通信機(株)入社。
1990年岩崎通信機(株)を円満退職し独立、エフピーネット独立。
1994年エフピーネット法人化、代表取締役に就任。
エフピーネット株式会社は日本で有数の顧客数を誇る投資助言会社。
投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号
使命に基づく帝王学・経営コンサルティング・大手一部上場起業への研修などを行っている。
金融危機前の相場のピークを予測し「全ての投資を止めるとき」と事前に警告。
東日本大震災の40日前に大地震が近いと判断し具体的な防災策を提起してというメルマガ(イーグルフライ他)数万通を発行。
投資、使命についての第一人者として、「日経新聞」「日経マネー」「GQ」などの紙媒体や、テレビ東京「クロージング・ベル」「E morning」などマスコミに数多く取り上げられる。
使命は顧客の真の富を拡大すること
実務家・インベストメントアドバイザー。
FP(ファイナンシャルプランナー)の上級資格CFP保有。元CFP試験問題作成委員。
著書:『王様マインドと奴隷マインド』(サンマーク出版)アマゾン総合1位
『人生が変わる「王様思考」』(サンマーク文庫)文庫化で上記を退路つ変更
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講座:MISSIONコーチング オンライン講座(サロン)
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ビジネスと人生に飛躍をもたらす 使命の本質

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著者:松島 修
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