世界標準の「説明力」でビジネスも日常も制する
世界標準の説明力 頭のいい説明には「型」がある

世界標準の説明力
頭のいい説明には「型」がある

著者:岩澤 康一
出版:SBクリエイティブ
価格:1,760円(税込)

Amazonでみる

本書の解説

ビジネスにおけるコミュニケーションには、プレゼンテーション、報連相、会議、あるいは謝罪や弁解など様々なものがありますが、突き詰めて考えると、どれも相手に何かを説明しています。つまり、ビジネス上のコミュニケーションは、多かれ少なかれすべて「説明」なのではないでしょうか。

だとすると、「わかりやすく説明できる力」はビジネスで成功する人の条件とは言えませんか?起こったできごとのいきさつや背景、事業の目的や事業を通して伝えたいメッセージ、失敗の原因、これらを誰にでもわかるように説明できる人がビジネスの世界で得をするのだと思います。

物事をわかりやすく説明するのは、誰に教わったわけでもなくできる「得意な人」がいる一方で、自分なりの工夫を重ねても「結局、何が言いたいの?」と言われてしまう「苦手な人」もいるように思います。では、説明上手な人の説明は、そうでない人の説明と何が違うのでしょうか。『世界標準の説明力 頭のいい説明には「型」がある』(岩澤康一著、SBクリエイティブ)では「説明」という行為を分解し、その本質に迫ります。

「説明」を構成する5つの要素

わかりやすい説明をするためには、説明をいくつかの要素に分解して考える必要があります。上司に説明するときと恋人に説明するときでは適切な説明は違うし、日本人に説明するときと、外国人に説明するときでも違います。つまり「誰に説明するか」は大事な要素なのです。

また、「判断にいたった理由」を説明するのか、「身の潔白」を説明するのか、「自分の強み」を説明するのかによっても、説明の仕方は異なります。だから「何を説明するか」も重要です。

このように「説明」という行為を分解していくと、説明には

「誰に説明するか」……説明する相手
「何を説明するか」……説明する内容
「どういう状況で説明するか」……説明する状況
「どうやって説明するか」……メール、口頭、電話など説明する手段
「どうして説明するか」…説明の目的


の5つの要素があり、説明が上手な人は、これらの要素を明確に意識して、説明を組み立てていることが多いと思います。

世界中で使われている説明の手法「メッセージハウス」とは?

では、説明とはどんな要素によって成り立っているのかを理解したうえで、どのように説明の内容を組み立てていけばいいのでしょうか。本書では、説明の構造として世界標準になっている「メッセージハウス」について紹介します。

メッセージハウスは説明内容を整理し、組み立てるための手法として世界中で広く使われています。

ハウスの左上には「説明の目的」、右上には「ターゲットオーディエンス(誰に説明するか)」という、説明にとってもっとも重要な2つの要素を書き入れます。説明でもっとも大切なことは、伝え手の目的と、受け手の都合の双方を踏まえること。だからこそ、この2つを明確にしておかないことには、説明の組み立てができないのです。

では、ハウスの方を見ていきます。屋根の部分の「キーメッセージ」には、「何を説明するのか」の中でももっとも伝えたいことが入ります。そして、キーメッセージを支えている3本の柱が「メッセージ」であり、これはその説明の要点でもあります。

最後に、ハウスの土台となっているのが「エビデンス」であり、これはメッセージの正当性を担保するデータや事実などにあたります。このメッセージハウスを活用することで、説明はわかりやすく、シンプルで、説得力を持つことになるのです。



本書では、メッセージハウスを活用した説明の組み立て方や説明の方法を、具体例を交えて解説しています。この手法を使えば、あなたの説明は「結局、何が言いたいの?」とも「要はどういうこと?」とも、言われにくくなるのではないでしょうか。

加えて本書では、説明がさらに伝わりやすくなる方法も公開しています。メッセージをパワーアップさせる方法、伝えるチャンスを増やす方法、そしてとても難しいコミュニケーションのひとつ、「謝罪」を効果的に伝える方法もこっそりお伝えします。

ビジネスの場面だけではなく、プライベートでも、毎日の生活は説明の連続です。説明が上手になることで無駄なトラブルを避けられ、物事がスムーズに運んでいきます。本書の内容を実践すれば、このことを身をもって実感できるに違いありません。

インタビュー

わかりやすく説明したつもりなのに「結局、何が言いたいんだっけ?」と言われたり、「それはどういうことなの?」と聞き返されてしまった経験はないだろうか?

「誰かに何かを説明する」という行為は、簡単そうで難しい。そして報告も、プレゼンテーションも、商談も、謝罪も、多くのコミュニケーションには何らかの形で「説明」の要素が入る。

となると、「説明力」をつけることは、社会人としての能力を開花させるきっかけになりうる。『世界標準の説明力 頭のいい説明には「型」がある』(SBクリエイティブ刊)は、グローバル企業や国際機関で使われている「メッセージハウス」を使うことで説明力を飛躍的に高めるための一冊。今回は著者であり、メディアや国際協力、広報といった分野で活躍する「コミュニケーションのプロフェッショナル」、岩澤康一さんにお話をうかがった。

【岩澤康一さんプロフィール】
コミュニケーションコンサルタント
株式会社Key Message International代表取締役
TBSワシントン支局、国連開発計画(UNDP)東京オフィス、国際協力機構(JICA)エジプト事務所、外務省在シリア日本大使館、赤十字国際委員会(ICRC)南スーダン代表部、日本国際問題研究所(JIIA)など、日本・米国・欧州・中東・アフリカで勤務。ドキュメンタリー制作やビデオ記者経験を経て、国内/外資のファームでグローバル、デジタル、動画、リスク領域の広報コンサルティング経験を積む。
現在は独立して株式会社Key Message Internationalを立ち上げ、営利・非営利を問わず国内外のクライアントに対し、コミュニケーション領域のコンサルティングを提供している。

■日本人だけが知らない世界標準「メッセージハウス」とは?

『世界標準の説明力 頭のいい説明には「型」がある』についてお話をうかがえればと思います。まず、岩澤さんが持っていた日本人の説明能力への問題意識について教えていただければと思います。

岩澤: 「ここがダメだよ日本人」みたいなつもりはないんです。日本人は説明力が足りないから欧米のフレームワークを取り入れましょう、ということではなくて、世界中で使われている「メッセージハウス」という説明のフレームワークが日本ではほとんど知られていないので、この本を通じて知ってもらいたいという思いから書きました。

国際的な場で広く使われていて、確かな実績のあるフレームワークですし、欧米的な「逆ピラミッド型(結論が最初に来て、背景等はそのあとに来る)」の説明構造にも、日本で一般的な「ピラミッド型(背景から説明して、最後に結論が来る)」の説明構造にも対応できるので。

「ピラミッド型」「逆ピラミッド型」のお話は本の中でも書かれていました。良し悪しとは別に、日本で一般的な「ピラミッド型」の説明構造で報連相やプレゼンテーションを行うと、海外企業の人には伝わりにくいのでしょうか?

岩澤: そこは文化によるのではないでしょうか。たとえば米国では「まず結論を」という文化が支配的ですから、背景から説明してなかなか結論が来ないと「わかったわかった。で、何が結論なんだ?」となりやすいのは確かです。

一方で、例えばアフリカのケニアは文化的にはかなり日本と近くて、コミュニケーションの距離感や間接的な表現を好むところも似ている。だから、日本的なピラミッド型の説明構造を使っても、「結局、何が言いたいんだ?」とはなりにくいように思います。

また、国連などの国際機関は必ずしも欧米的な文化だけが浸透しているわけではなくて、世界中の文化が混じっています。だから、国際的な場だからといって欧米的な逆ピラミッド型の説明構造を使わないと聞いてもらえないかというと、そうでもない。相手によって使い分けるのが大事で、それは一般的なビジネスのコミュニケーションにも言えることだと思います。

社会人生活が長くなると、説明についても「自分はある程度できている」と思いがちですが、この本を読んでそれは思い込みに過ぎないと感じました。特に第一章で「説明とは何か」について解説されていた箇所は非常に勉強になりました。

岩澤: 説明とはどんな要素によって成り立っているのかを理詰めで書いた箇所ですね。「説明を説明する」というのは、ありそうで実は珍しいのかもしれません。

本書が役立つのはどんな人だとお考えですか?

岩澤: 書いた時の目論見としては20代、30代くらいで、コミュニケーションに苦手意識を持っている人が読んで役立ててくれたらいいなという気持ちがありました。

コミュニケーションって実はいろんな「型」があるじゃないですか。「こういう時はこういう型だな」というのを掴み切れていない人の助けになればいいと思います。

一方で、出版して以降、広報業界にいる方をはじめとしたコミュニケーションの有識者の方からも好意的な反応をいただいています。その意味ではコミュニケーションの「玄人」の方が読んでも、参考になる本にできたのかなと思っています。

説明能力は「優秀さ」を印象付けるものでもあります。この能力はトレーニングで身につけられるものなのでしょうか。

岩澤: コミュニケーションってグレーゾーンが多いですし、時に矛盾も孕む、あいまいなものです。その意味では「これをやれば完璧にコミュニケーションができる」といった正解はありません。そのあいまいさが難しいところなのですが、あいまいさゆえにいい議論ができたり、いいアイデアが出たりもする。

そこを理解したうえでいかに「いいさじ加減のコミュニケーション」ができるかが大切です。そのいいさじ加減=良い加減をいかに把握するかということでいえば、トレーニングで身につけることもできると思いますし、この本で紹介している「メッセージハウス」の型を使うことで、うまくいったコミュニケーションの再現性を高めることができると思います。

コミュニケーションには時間の問題もあります。メールや手紙は言い回しを考える時間がありますが、対面のコミュニケーションではある種の「瞬発力」が必要になります。とっさの言い回しが必要なコミュニケーションも「メッセージハウス」で改善していくことができるのでしょうか。

岩澤: メッセージハウスで改善できる部分もあると思います。メッセージハウスは家の形をした図形に、キーメッセージや、ターゲットオーディエンス、背景情報など説明に必要な要素を入れていきます。それによって、「誰に、何のために説明するのか」がはっきりしますし、説明の内容も整理されます。

非常にシンプルにできていますから、メッセージハウスに記入する要素はすぐ頭に入ります。考える時間が短い対面のコミュニケーションでも効果的です。

また、説明には種類によって適切な場やタイミングがあるじゃないですか。その意味ではTPOが大事なのですが、これは必ずしも自分で選択できるわけではありませんよね。ただ、メッセージハウスを使うことである程度どんな場、タイミングでも、伝えなければいけないことはきちんと相手に伝わる説明はできるようになると思います。

■「説明力」はコミュニケーション力全体を底上げする

説明の5つの構成要素を意識するだけでも、説明はかなり改善されるように思いました。ただ、説明が苦手な人は何ができていないから上手に説明できないのでしょうか?

岩澤: いろいろなパターンがあるとは思いますが、一番多いのは「自分の都合と相手の都合のバランスを取る」というところが苦手というケースだと思います。ただ、ここはコミュニケーションで一番難しいところです。

その部分はある程度センスの問題になってしまうんですか?

岩澤: センスもあるし、運もあるかもしれませんが、だからこそそこは完璧を求めずに「ある程度の成功の幅」に落ち着けばいい、という気持ちでいればいいと思います。そして、その「ある程度の幅」に収めるために、コミュニケーションの「型」が大切なんです。

逆に、説明が上手な人はそれぞれの要素を意識するだけでなく、「どういう状況で説明するか」「どうやって説明するか」「何を説明するか」についてケースに応じて最適解を見つけているはずです。ここにもセンスがあらわれるように思うのですが、ここは反復によって磨いていくしかないのでしょうか。

岩澤: その反復にかかる時間を飛ばせるのがメッセージハウスなどのフレームワークであり、型なんです。これを使うことで学習効率は上がると思いますし、完璧にはならなくても、説明の成功率も高まります。

「メッセージハウス」というフレームワークの良さはどんな点にありますか?

岩澤: 最大の良さはシンプルさです。シンプルだからそこまでの練度はいらなくて、すぐに使えます。もともと広報の世界では知られていたフレームワークで、長く使われてきた歴史もあります。

特定の業界や地域では当たり前のように使われてきたものなのですが、日本ではほとんど知られていないので、今回の本を通じてより多くの人に知っていただきたいです。

書き込みながら使うものなんですか?

岩澤: 書き込みながら使うことが多いですが、先ほどの対面のコミュニケーションのお話でもあったように、毎回書き込めるとは限りませんから、メッセージハウスにある要素を頭に入れておいて、頭の中でそれらの要素について整理して話すという使い方もできます。これもメッセージハウスのいいところです。見ながらじゃないと話せないというものではないという。

ビジネスの場を想定して書かれた本かと思いますが、そんな場面で使えますか?

岩澤: 報連相でもつかえますし、商談や会議、交渉、謝罪でも使えます。ビジネスの場での多くのコミュニケーションをカバーできると思います。

本の中で、作家の村上春樹さんのエルサレム賞受賞スピーチやスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションなど、よく知られているスピーチにメッセージハウスを当てはめていましたね。これはメッセージハウスでスピーチを組み立てている人が多いということなのでしょうか?

岩澤: ジョブズがメッセージハウスを使ってスピーチを考えていたという事実は確認できてないので、あくまで後付けなのです。ただ、国連の演説などで使われることは多いですね。人に伝わるスピーチは必然的に構造が似ていて、それはメッセージハウスのフレームワークに即したものになっていることが多いということをお伝えしたかったんです。

最後に、本書の読者となる方々にメッセージをお願いいたします。

岩澤: この本で紹介しているメッセージハウスを使った説明は、世界標準の手法です。取り入れることでビジネスでも日常生活でも大いに役立つはずです。というのも、多くのコミュニケーションは、なんらかの形で説明がベースになっていますから、説明を改善することでコミュニケーション全体が改善されます。

ぜひ、この本をきっかけにメッセージハウスの型を知っていただき、活用していただけたらと思っています。

書籍情報

目次

  1. はじめに
    言いたいことが伝わる「世界標準の説明力」
  2. CHAPTER 1
    伝わる説明は「構造」が違う
  3. 「説明」に大切な要素を分解して考える
  4. 大切な要素①「だれへ」の説明なのか
  5. 大切な要素②「何を」説明するのか
  6. 大切な要素③「どういう状況で」説明するのか
  7. 大切な要素④「どうやって」説明するのか
  8. 大切な要素⑤「どうして」説明するのか
  9. 「ターゲットオーディエンス」を意識する
  10. 「目的」が説明にパワーを与える
  11. その説明には響く「メッセージ」があるか?
  12. メッセージの中でも一番大切なのは、「キーメッセージ」
  13. キーメッセージはただのまとめではない
  14. 説明のTPOと手段・様式
  15. 「どういう状況で」=TPO
  16. 「どうやって」=手段・様式
  17. 何が説明とその他のコミュニケーションを分けるのか?
  18. 説明は「認知」ではなく「理解」を求める
  19. メッセージのないコミュニケーションはない
  20. 優れた説明が可能にする応用的なコミュニケーション
  21. 説明が「説得」を可能にする
  22. 説明と説得の積み重ねが「交渉」を可能にする
  23. 人間関係は説明次第
  24. 説明の「構造」とは?
  25. 逆ピラミッド型の論理構造
  26. PREP法
  27. SDS法
  28. 「説明」の構造には世界標準がある
  29. CHAPTER 2
    世界標準の伝わる構造「メッセージハウス」とは?
  30. メッセージハウスは世界標準
  31. メッセージハウスの仕組み
  32. メッセージハウスの使い方
  33. 作れるところから自由に作っていく
  34. 要素間の関連性を見つける
  35. 優先順位を意識して仕上げていく
  36. 解像度を調整して完成させる
  37. 【練習】転職活動で自分の強みを説明する場合のメッセージハウス
  38. CHAPTER 3
    「メッセージハウス」を使って説明する方法
  39. メッセージハウスを活用した説明法
  40. 逆ピラミッド型の論理構造への対応
  41. PREP法への対応
  42. SDS法への対応
  43. ピラミッド型の論理構造への対応
  44. 説明の目的別にメッセージハウスを活用する
  45. 「説得」への対応
  46. 「交渉」への対応
  47. 「和解」への対応
  48. メッセージハウスを使いこなすために
  49. 頭の中にメッセージハウスのイメージをインプットする
  50. CHAPTER 4
    「メッセージハウス」で相手の説明を読み解く
  51. ジョブズの名スピーチを読み解く
  52. 「スター・ウォーズ」のセリフを読み解く
  53. 村上春樹の言葉を読み解く
  54. CHAPTER 5
    「メッセージハウス」でビジネスを制する
  55. 【雑談】「おもろく、遊びながら、良い加減に」で解決
  56. メッセージハウスをふまえた「雑談」への対策
  57. 【会議】まずは「広く、高く、遠く」。そして「狭く、低く、近く」で解決
  58. メッセージハウスをふまえた「会議」への対策
  59. 【商談】「共感を広げて、正しくて、驚くようなコミュニケーション」で解決
  60. メッセージハウスをふまえた「商談」への対策
  61. 【報連相】「説明」にフォーカスして解決
  62. メッセージハウスをふまえた「報連相」への対策
  63. 【プレゼン】「説得」「交渉」「和解」にフォーカスして解決
  64. メッセージハウスをふまえた「プレゼン」への対策
  65. CHAPTER 6
    こうすれば、あなたの説明はもっと伝わる!
  66. メッセージをパワーアップさせる方法
  67. 二ュースバリューで注目を集める
  68. 「SF的情報発信」で変化を語る
  69. 「ジャーナリズム的情報発信」で社会もよくする
  70. メッセージを伝えるチャンスを増やす方法
  71. ブリッジングでつなぐ
  72. オープンクエスチョンを利用する
  73. フレーミングでTPOを整える
  74. 謝罪を効果的に伝える方法
  75. メラビアンの法則を忘れない
  76. 「Wの悲劇論法」で乗り切る
  77. 「Ⅹ責任計画法」で冷静に対応する
  78. おわりに
    コミュニケーションのあるべき姿とは?
  79. 付録①メッセージハウス準備のためのチェックシート
  80. 付録②メッセージハウスシート

プロフィール

岩澤 康一(いわさわ・こういち)
岩澤 康一(いわさわ・こういち)

岩澤 康一(いわさわ・こういち)

コミュニケーションコンサルタント
株式会社Key Message International代表取締役
TBSワシントン支局、国連開発計画(UNDP)東京オフィス、国際協力機構(JICA)エジプト事務所、外務省在シリア日本大使館、赤十字国際委員会(ICRC)南スーダン代表部、日本国際問題研究所(JIIA)など、日本・米国・欧州・中東・アフリカで勤務。ドキュメンタリー制作やビデオ記者経験を経て、国内/外資のファームでグローバル、デジタル、動画、リスク領域の広報コンサルティング経験を積む。コミュニケーション業界における経験は20年以上。セミナー・トレーニング実施件数は数百件に上る。
現在は独立して株式会社Key Message Internationalを立ち上げ、営利・非営利を問わず国内外のクライアントに対し、コミュニケーション領域のコンサルティングを提供。同社は世界最大規模の独立系PR会社ネットワークであるIPRN(International Public Relations Network)の認定会員となっている。米アメリカン大学より国際平和紛争解決法修士号、早稲田大学よりジャーナリズム修士号取得。PRSJ認定PRプランナー。情報経営イノベーション専門職大学客員教員。東京国際映画祭スーパーバイザー。Sci-Fi Prototyping Design(SFP Design)メンター。日本広報学会、日本メディア学会、日本平和学会、日本コミュニケーション学会、異文化コミュニケーション学会に所属。日本広報学会では「武力紛争下のコミュニケーション研究」(学会賞受賞)と「SFを活用した情報発信研究」の主査を務めた。

世界標準の説明力 頭のいい説明には「型」がある

世界標準の説明力
頭のいい説明には「型」がある

著者:岩澤 康一
出版:SBクリエイティブ
価格:1,760円(税込)

Amazonでみる