記録するだけであなたの夢が10倍叶う!
夢を叶えるドリームマネージャー手帳
著者:金村 秀一
出版:産業能率大学出版部
価格:1,540円(税込)
著者:金村 秀一
出版:産業能率大学出版部
価格:1,540円(税込)
がんばってきたことが形になった時。
やりたかったことを達成できた時。
夢や目標が実現した時。
こんな時の喜びはひとしおだ。2022年は願いが叶った体験、思っていたことが実現した経験をたくさんする年にしたいもの。
ただ、「夢を叶えられる人」と「夢を叶えられない人」には歴然とした違いがある。『記録するだけであなたの夢が10倍叶う! 夢を叶えるドリームマネージャー手帳』(産業能率大学出版部刊)はその違いに迫りつつ、夢を心と考え方、行動を「叶えられる人」のものに変えていく一冊だ。
ウォルト・ディズニーが「すべての夢は叶う。もし、追いかける勇気があるのなら」と語ったように、夢を叶えられるかどうかを分けるものは「才能」ではない。熱意を持って追いかけ続ければ、夢は叶う。
ただ、この「熱意を持って」というのが難しい。多くの人は「これをやりたい」「これになりたい」と最初に思った時の熱意を忘れてしまうからである。
多くの人は自分が描いた自分が描いた理想の未来を忘れ、そして諦めてしまいます。「夢は叶えるものではなく、見るもの」として受け入れてしまうのです。その時点で試合終了です。やりたいことは永遠に叶いません。(P13より)
■「夢を持つことを忘れた人」と「夢を諦めた人」
金村: そう考えることもできます。社会人になるとやりたいことや夢を諦めてしまっている人が多いのは確かですから。
ただ、本意としてはむしろ、日々の生活に追われて、やりたいことを見つけたり、夢をみることを「やめてしまう」人が多いということです。夢を見ることをやめてしまったが最後、少しずつ自分の中にあった情熱やエネルギーが奪われて、静かに失望のなかで生きていくことになります。
本当は仕事も充実させて、同時にやりたいことや夢も情熱を持って実現させていくことは可能なんです。そこで「あなたにとっての大きな石(夢や実現させたいこと)は何ですか?」という問いかけをしました。
金村: そうですね。もちろん「夢なんてない」という人もいると思います。それはそれでよくて、ないとわかったことが重要です。それがわかれば、これからどうしようかと考えるので。一番良くないのは夢について考えないことです。
金村: 無理に探す必要はないです。それよりも自分に素直になることが大事ですね。たとえば行ってみたい場所やお店、会ってみたい人がいるなら、仕事があるとか疲れているというのを理由にしないで、動いてみる。そういう経験を重ねることで、やりたいことは自然に見つかっていくものなので。
金村: おっしゃる通りです。夢という書き方をしていますけど、それは大きなものでも小さなものでもよくて、本人が「こうしたい」と思うものであれば何でもいいと思っています。「ディズニーランドに行きたい」だって、夢の一つです。
金村: 3つのステップとは「イメージする」「プランを作る」「アクションを起こす」の3つです。「イメージする」は、自分が叶えたいビジョン、実現したらワクワクする未来を「未来予想図」として、手帳に図や写真を使って表現します。
次に、その未来予想図から逆算して、いつまでにどうなっていたいかという未来計画を作り、こちらも手帳に書いていきます。その段階で「今日何をするか」まで落とし込みます。これが「プランを作る」です。
それができたら、「アクションを起こす」です。これは「未来予想図」を忘れないように毎日1分から3分ほどながめるというのと、未来計画で作った「今日やること」をやって、できたらスタンプを押していくことをします。
知っておいていただきたいのは、3つのステップを全部できる人は、かなりすごい人だということです。1つめの「イメージする」だけでも夢は叶いますし、2つやればより叶いますよ、ということは伝えたいですね。
未来予想図を毎日1分から3分必ず見ていると、そのビジョンが意識づけられますから、関連する情報が自然に目に入るようになります。たとえば本屋さんに行ったりすると「これ読んだ方がいいかも」という本が目に飛び込んでくるようになる。読んでみると、未来予想図に近づく内容であることがおうおうにしてあるんです。だから、1つめのステップだけでも、全然違うと思います。
もう一ついえるとしたら、「0か100か」で考えないことです。「アクションを起こす」の時に、今日やることが10個あったとして、10個全部こなせない日もあると思うんです。そんな時に「私なんてダメだ」とならずに、「できたこと」に目を向けるようにしてください。
10個のうち4個できたなら、4個分未来予想図に近づいている、というように捉えていただきたいですね。続けていくと、自分が目に見えて変わっていくのが実感できると思います。
■運がいい人と悪い人を分けるもの
金村: 本の中で「バナナの法則」というのを書いています。これは簡単にいうと、心の中でバナナを、味や見た目や匂いなどできるだけ具体的に思い描いてみてから日常生活を送ると、お店で売っているバナナや、バナナ柄のTシャツなど、生活圏のなかにある「バナナ」が不思議と目に入るようになる、というものです。
何が言いたいかというと、イメージをして意識づけすることで、その情報が目に飛び込んでくるようになるということなんです。運がいい人と運が悪い人のお話もそれと同じで、ポジティブに意識を持っていけば、起きたことはすべて自分の財産になると考えられますし、ポジティブなものが自然に目に入ります。ネガティブに意識を向けると逆になります。サブ手帳は毎日見るものですから、そこでポジティブな意識づけをすることが可能です。
金村: 私の場合は「決断したことを実行して、失敗したらどうなるか」をまず考えるようにしています。その結果「失敗しても大丈夫だな」となれば、「じゃあやってみよう」となる。逆に「うまくいくかどうか」はまったく考えません。決断の早い遅いは、この考え方ができているかどうかだと思います。
会社を経営しているため、大きな判断をすることもあるのですが、そういう時でも考え方は同じです。ある事業をやるかどうか考える時は「失敗した時の損失はどれくらいか」と考えます。「失敗した時の損失は500万円か。それならやろう」という感じですね。
金村: 「夢を忘れてしまっている人」と言いたいところですが、忘れるのは無意識ですから、「夢を意識的に諦めてしまっている人」に読んでいただきたいと思っています。
結婚を機に、とか、子どもが産まれたからもう夢を追っている場合じゃない、とか、仕事が忙しくて、とか、何らかの理由で夢を諦めてしまう人が多くいます。そういう方に、「今やっていることをうまくやりながら、自分本来の夢も形にできるんだよ」ということを知っていただけたらうれしいです。
金村: おっしゃるとおり、私は「100年塾」という経営塾をやっていて、組織を相手に「夢を叶える方法」を教えてきました。つまり、会社の業績を良くしたり、事業目標を達成したり、といったことです。これが、我ながらすごいと思っているのですが、どの企業も塾で立てた計画をちゃんと実現するんですよ。5年計画の実現に8年かかったりなど、時間的なずれはありますが、実現自体は必ずしています。
「それなら個人にも応用できるのではないか」と考えたのが数年前で、やってみたら結果が出ました。それで2019年に、今回の本で紹介している「ドリームマネージャー手帳」を作ったんです。
もう一つ付け加えるなら、日本の会社の97%は中小企業とされていて、労働者の7割はその中小企業で働いています。一般的には中小企業は研修や社員教育にかける時間が少ないですし、一人ひとりの労働負担も大きい。となると、夢ややりたいことのことなんて考えられずに毎日の仕事に追われている人は多いはずで、そんな大人をみて、子どもは早く大人になりたいとは思わないでしょう。
だから一人でも多く、夢に向かっている人を増やしたい。子どもたちが早く大人になりたいと思える国にしたいと考えたのも、今回個人向けに本を書いた理由です。
金村: この本で書いている夢を叶えるためのメソッドを10年間法人と個人を対象にやらせていただいていますが、効果があることも再現性があることもまちがいありません。
夢を持つことで「自分にはできるんじゃないか」「やってやれないことはない」という情熱とエネルギーが溢れてきますし、そういう人は輝いて見えます。そして、輝いている人は周りにいる人も輝かせます。
この本を通じて、一人でも多くの大人に「叶えたい夢」や「なりたい自分」を持っていただき、輝いている人になっていただきたいと思っています。結果として1つでもやりたいことが叶ったり、夢が実現したら、私としてもうれしいです。
(新刊JP編集部)
金村 秀一(かねむら・ひでかず)
1973 年東京生まれ。東京国際大学経済学部卒。
一般社団法人ドリームマネージャー協会代表理事
ウィルウェイグループ代表取締役社長
弱冠21 歳の時に創業。ドリームマネージャー®のメソッドをベースとした経営計画による経営により、労働生産性は中小企業の4倍と高い生産性と残業時間ゼロの働き方改革を実現。少数精鋭の強みを生かしながら、現在も過去最高を業績を更新し続けている。再現性の高いドリームマネージャー®の思想を広げるために経営塾を主宰し全国の社長の経営のサポートをしている。
この経験からドリームマネージャー手帳を開発。毎年年末に発売した手帳はネット販売だけながら完売が続く。手帳を使いはじめた人から「やりたいことが実現した」「夢が叶った」などのたくさんの感謝の声を頂き、手帳の効果の高さに衝撃を受ける。『子供たちから憧れられるやりたいことや夢に溢れた大人』をひとりでも多く増やしたいと、2019 年12 月に一般社団法人ドリームマネージャー協会を設立。メインの手帳でスケジュールやタスク管理をしながら、サブ手帳でライフスタイルを見直して、理想の生き方・働き方を創造するサポートをしている。
主な著書に『赤字社員だらけでも営業利益20% をたたき出した社長の経営ノート』(角川中経出版)、『社員29 人以下の会社を強くする50 の習慣』(明日香出版)など、累計3万部を超える。
ドリームマネージャー®公式ホームページ:https://www.dream-manager.jp/
twitter アカウント:@Dream Manager20
著者:金村 秀一
出版:産業能率大学出版部
価格:1,540円(税込)