直感があなたを一番早く幸せにする
著者:羽山 璃香
出版:三笠書房
価格:803円(税込)
著者:羽山 璃香
出版:三笠書房
価格:803円(税込)
頭ではやめた方がいいとわかっているのに、自分のどこかが「GO」を出している。
理屈で考えたら当然の選択肢なのに、なぜか胸騒ぎがする。
こんな経験はありませんか?
ロジックで考えようとする頭に対して「第六感」が反発するということ。「第六感」や「虫の知らせ」「インスピレーション」などなど、色々な言い方がありますが、つまり「直感」です。
ふと直感が降りてきた時、どうしていますか?あくまで頭で考えたことに従う人、直感を信じる人。あなたはどちらでしょう?
頭で考えるクセがついた人は、直感を「根拠がないから」と軽視しがち。でも、「自分の心と直感に従う、勇気を持ちなさい」と言ったスティーブ・ジョブズをはじめ、一流の人ほど自分の心の声に耳を傾けているのもたしかですし、クリエイティブな仕事には直感がつきもの。周りを見渡すと、直感を大切にしている人は案外いるものです。
『直感があなたを一番早く幸せにする』(三笠書房刊)は、直感を目覚めさせることで、人生が好転するとして、自分の中に眠る直感の力をフルに使う生き方を教えてくれます。著者の羽山璃香さんいわく「直感は“筋トレ”と同じ。使えば使うほど磨かれる」。
直感に気づくには、「なんとなく」を甘く見ないこと。
「なんとなく思ったこと」や「なんとなく感じたこと」には根拠も強い動機もありません。でも、その「なんとなく」は、大事な直感なのです。
羽山さんによると、「なんとなく」は人によって感じ方が違うのだそう。天の声のように音や声が聞こえる人もいれば、その場の空気や気配を感じとる人も、脈絡なく脳裏にビジョンが浮かび上がる人もいます。ふとした時に自分の五感でキャッチしたことに気を留めると直感は磨かれていきます。
また、「違和感」も一種の直感です。
違和感は、自分の心の声と違う決断をしようとしている時に覚えるもの。たとえば気乗りしないイベントに誘われた時、本心では気乗りがしないのに、相手との関係性から「お誘いありがとうございます!」と答えてしまったら、きっと心の中には違和感が残るでしょう。日常生活では、もっと小さな違和感を日々覚えているはずです。こうしたちょっとした違和感に注意しておくことで、心の声に従いやすくなります。
もちろん、本心では行きたくないと思っているイベントを、断れないこともあるはず。そんな時、実際には断らなくても「ああ、本心では行きたくないと思っていたんだな」と自分の心の声を認めてあげることが大切です。
◇
直感力を引き出し、磨き、それを人生に活かし、そして幸せになる。
本書は直感に目を向けるところから、対人関係や仕事、実生活への活かし方まで丁寧に寄り添うように教えてくれます。
人生が上手く回っていないと感じる人、夢になかなか近づけない人、努力が報われない人。こんな人は、本書を通して直感の力を借りる術を身に着けてみると、人生をいい方向に向けるきっかけがつかめるはず。あまりにも頭でっかちになっていた自分に気づくかもしれません。
(新刊JP編集部)
■直感はなぜ軽んじられてしまうのか?
羽山: いつからかというと具体的にはわからないのですが、受験ですとか結婚ですとか、人生の節目の選択があると思うのですが、私はそういうのはずっと直感で決めてきました。あとは、スピリチュアルについて教えたり本を書いたりという仕事は、以前は他の仕事をしながらやっていたのですが、「専業でやっていこう」と思ったのも直感ですね。
直感で決めてうまくいくのは当たり前すぎて、振り返ってみると、直感に従わなかったことで失敗をしたという記憶があります。もう10年以上前に経験をした転職先の選択は失敗しました。
羽山: そうですね。違和感という「直感」よりも「思考」が先に来てしまったところがあります。面接時の違和感よりも条件で決めてしまい、入社を決めてしまったのです。
羽山: 後から考えると「あの時たしかに直感を受け取っていたのに」というのはあります。直感を受け取っているのに、その直感を無視した選択をした場合はモヤモヤしたり、何だか落ち着かないものです。
それは本当は自分の中では正解を知っているのに、別の選択をしている訳ですから。違和感という反応をしてしまっているのですよね。
羽山: 根拠がないからでしょうね。根拠がないことは人に説明しにくいですし、どの直感がなぜ訪れたのかは本人にもわかりません。大人になっていくにつれて、理屈で説明がつかないと納得しないようになっていきますから、直感が軽んじられてしまうのはあたりまえといえばあたりまえです。
でも直感って、いわば魂からのメッセージなので、その人がそれまで生きてきた何十年かの経験で得られた理屈よりも深いところから来ているともいえます。だから、その直感の意味を頭で考えてもわかりません。そういうものなのです。
羽山: そういうことをおっしゃる方もいらっしゃるのですが、私のいう直感とは違います。もっとスピリチュアルなところ、自分がこれまで肉体を持って生きてきた中で、経験できていない領域からのメッセージが直感だと考えています。だからこそ、直感を受け取ったときに、それが経験や自分の脳内辞書にはない内容の為に、思考で直感を否定しやすいのだと思います。
羽山: チャネリングというと一般的には神様だったり、なにか高次元の領域からのメッセージを受け取ることだけだと言われています。私の場合はそれだけではなく、ひとことでいうなら「チャンネル合わせ」とも。自分を自分以外のどこかとチャンネルを合わせて、そこから言葉をもらう。相手の魂であったり、ご先祖様であったり、対象はさまざまですが、どこであってもそこにチャンネルを合わせてアクセスするのがチャネリングだと考えています。
羽山: 先ほどのお話にもありましたが、この仕事を専業でやっていこうという決断は、今のところ成功しているのかなと思っています。
あとは、今回の本の出版もそうですね。スピリチュアルについて伝える仕事をしているのに、本を出したいという気持ちはこれまでまったくなかったんです。ただ、ある時たくさんの方々が本を手に取っているのをビジョンとして受け取ったのです。それで、「これはスピリチュアルについて伝える手段として本を書くことになるのかもしれない」と。
文章を書くことはブログくらいしかやってこなかったのですが、直感にしたがってみようということで、今回の本を書きました。
羽山: 「スルーする」という選択肢もあります。実際、そうしている方が多いですが、スルーし続けているとそのうちに直感そのものが来なくなってきてしまいます。感覚が鈍ってしまうといいますか。実際には直感が全く来なくなることは無いのですが、直感に気がつきづらくなるというのが本当のところです。
■直感は誰にでも備わっていて、みんな使っている
羽山: 私は受け取った直感を「否定」しないようにしています。否定はしないのですが、受け取ったものを行動に移すとなった時には、やはり社会生活との兼ね合いは出てくるので、そこでは頭で考えていますね。受け取った直感を何も考えずに行動に移すということはないです。何か行動をするには計画が必要ですし、誰かに迷惑がかからないようにしないといけないので。
羽山: そうです。やるかやらないかは直感で、あとは結構ゆっくり考えていると思います。
羽山: 私が考えている直感は、自分の経験値を超えた存在からのエネルギーであり、メッセージであり、アドバイスです。従うにしろスルーするにしろ、自分を超えたところから声が聞こえてきているのに、聞かないのはもったいないと思います。
人間は論理的に考えて出した結論の方が安心するものですが、直感に従う生き方って一度やってみるとけっこうクセになるので、試してみていただきたいです。これまでがんばってもできなかったことで、おもしろいように道が拓けていったりするので。
羽山: 運気をよくする行動は、直感を研ぎ澄ます行動そのものです。運気は動く気で、運がいい人ほど常に自分の周りの気の流れが滞らないようにしています。一方で、直感を研ぎ澄ますことは、エネルギーを受け取ったり、自分の感覚に耳を澄ませてみたり、行動したりすることですから、「気の流れを滞らせない」というところでかなり重なります。直感を大切にする人は運気もいいはずですよ。
羽山: 違和感もある種の直感なのですが、まずは直感を受け取ったことに慌てないことです。ちょっとした違和感を持ったことに慌てないで、まずは冷静になろうとするでしょうね。
相手との関係がうまくいっている時や、いいなと思っている人がいる時って、その人に違和感を持ったとしても、スルーしたくなるんですよ、気持ちが盛り上がっているので。だけどそこはスルーせずに、落ち着いてその違和感の正体を確かめるのが大切ではないでしょうか。そこは頭を使って考えていいところだと思います。
羽山: オーラは自分が発しているエネルギーなので、自分の今の状態がそのまま表れていると考えていいと思います。特に会話をしていなくても、怒っている人ってたたずまいで感じるじゃないですか。体調が悪ければ元気のないオーラになりますし、楽しくてうきうきしているならそういうオーラになる。それはもう、自分の状態そのままですね。
羽山: それなりに幸せだと思っているのであれば、そのままでいいと思います。直感に目を向けないと生きていけないかというと、そんなことはないので。ただ、今の自分は心も体も元気で幸せなのかな、というのは折に触れて自分に問いかけていただきたいです。
目に見えているものってごくわずかで、意識しているにせよそうでないにせよ、どんな人でも目に見えない情報を日々感じとりながら生きています。おそらく目に見えないものを察したり感じたりして得る情報の方が圧倒的に多いはずです。直感はそちらの領域なのです。圧倒的に多い領域を使わずに生きるのはすごく大変だと思います。
だから、答えとしては、直感を磨いても磨かなくても幸せにはなれます。ただ、直感に目を向けて生きると楽に幸せになれますよ、ということですね。
羽山: その意味では、直感は誰にでも備わっていますし、みなさん日常的に使っているんですよ。
羽山: 繰り返しになりますが、直感は誰にでもあるもので、これを使うことで自分の頭では探しきれなかった答えに出合えるようになります。本当は普段から受け取っているのに、気づいてこなかった直感に気づくだけで、人生は変わっていくということを、私は身をもって経験しました。今回の本が、みなさんにとって直感の存在に気づくきっかけになればいいなと思っています。
(新刊JP編集部)
羽山 璃香(はやま・りか)
透視チャネリング養成講師。株式会社モアブランテ代表。1978年生まれ。
幼少期より、スピリチュアルな能力を持つ父親が、夢の中で「亡き祖母」と日常的に会話し、アドバイスを受ける姿を見て育つ。結婚・出産後、ネイリストとして働くも、導かれるようにスピリチュアルの世界に興味を持つ。その後、チャネリングに出会ったことで「本当の自分」に目覚め、約10年間モラハラを受けていた夫と離婚。チャネラーとしての活動を開始する。「その人の魂を自由にする」ための個人セッションは、本来やりたかったことや、生きるべき道が見つかるとの評判を呼び、申し込みが殺到。たちまち予約の取れない人気チャネラーとなる。現在は、初心者でも透視やチャネリングを使いこなし、スピリチュアルを仕事にできる「透視チャネリング養成講座」を開講。透視チャネラーや、講師の育成につとめている。これまでセッション、講座で幸せへと導いた人数はのべ1万人以上。2020年より、有料会員制クラブ「初心者からのスピリチュアル生活クラブ」も主宰している。
著者:羽山 璃香
出版:三笠書房
価格:803円(税込)