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本が好きっ! 鬼頭あゆみのインタビューラジオ

『本が好きっ!』は、話題の本の著者をゲストに招いてお送りするインタビュー番組です。本についてはもちろん、著者の人となりや、成功体験、考え方、ビジネスのちょっとした気づきやなど、聞いて役立つトークをたっぷりお届けします。

ゲスト: 不動産鑑定士/不動産投資家プロデューサー 長岐 隆弘さん

『見える化すればお金は増える! 書き込むだけでみるみる貯まるマネバナノートの作り方』

長岐隆弘さんと鬼頭あゆみツーショット写真

お金の「花」を咲かせる話「マネバナ」

鬼頭: 本のタイトルにもある「マネバナ」についてお聞きしたいんですけど、この「マネバナ」という言葉自体、私初めて聞きました。そもそもマネバナってどんなものなんですか?

長岐: よく恋の話を「コイバナ」なんて言ったりしますよね。それに掛けて、お金の話=マネーの話という事で、「マネバナ」という言い方をしています。それともう1つ、「マネーの花」を咲かせて自分のやりたい事を実現できるように……という願いもこもっています。

鬼頭: 2通りの意味があったんですね。今までこういうタイプの本ってあったんですか?

長岐: 「お金を貯めましょう」「節約しましょう」「投資しましょう」という部類の書籍はたくさんあると思うんですけど、「お金自体の話をしましょう」という本は見たことないので、初めてなんじゃないかなと思います。

鬼頭: 私もこういうお話には初めて触れました!日本の風潮に流されて、お金の事について話すのは品がないとか、あえて話す事でもないのかなって思ってきたんですけど、「マネバナ」という言葉になると、なんだが楽しそうな印象に変わりますね。

長岐: そうですね。実際に我々も「マネバナ仲間」といつもマネバナをしているんですけど、自分の目標や夢を「お金を使ってこういう風に実現出来たよ!」という話をどんどん出来るので、家族や会社の人には少し言いにくい分、マネバナ仲間とお金の話になると、いつもめちゃめちゃ盛り上がります(笑)

鬼頭: ちなみに長岐さんと高田さんもその「マネバナ仲間」なんですよね?

長岐: そうなんです。高田さんはお金の専門家として活躍されていたんですけど、とあるきっかけで知り合ってから、メンバーを集めて「お金の大学」というコミュニティを作ったんです。そこに集まった生徒さんたちに一番好評だったのが、「マネバナ」をしてもらう事でした。マネバナは自分のお金についての体験談とか、考え方をシェアするための話なので、誰でも簡単に出来るんです。これをもっと広めていきたいと考えて、今回の執筆に至りました。

長岐さん、高田さん、鬼頭の写真

お金の「良い使い方」を覚えて後悔しない人生に

鬼頭: では例えば、このマネバナを私がやるとしたら、まずどんなことから始めればいいんでしょうか?

長岐: マネバナを始めるにあたって、本の中で「マネバナノート」というノートを提案しています。これは我々が考えた「究極の7つの質問」の答えをノートに書いていただくことによって、自ずとお金の考えが深まっていくというやり方で、最初はこれに取り組んでいただくのが効果的かなと思います。

鬼頭: 書き込んでいく内容はお小遣い帳とか家計簿のようになるんですか?

長岐: お金について記録していくとなると、そういうイメージを持たれる方は結構多いと思うんですけど、マネバナノートは金額を記入するのではなくて、鬼頭さんのお金についての考え方をノートにまとめていくんです。

鬼頭: なるほど。それを行う事によってどのように変化していくんでしょう?

長岐: お金の考え方を整理して、それを他の人と共有することによって、自分が今まで当たり前だと考えていたことが実は間違っていた事に気付く、なんて事がよくあります。自分の中のお金の価値観を更新していく事で、今まで出来なかったことが出来るようになる、という効果が見込めるんですね。

鬼頭: 私はこれまでお金について無頓着で、あまり「お金の考え方」というものを持たずに使ってきたんですけど、そういう人でもやはり変わってくるものですか?(笑)

長岐: 全然変わってきますよ。さすがにこれまで使ってきたお金を全て記憶している人はいないと思いますけど、思い返してみれば、すごく満足するお金の使い方をした記憶って誰にでもあると思うんです。逆に、これはあまりいい使い方じゃなかったという記憶もあると思います。それからまったく無意識の間に使っていたお金もあるかもしれません。それらが全部「良い使い方」になったらとてもハッピーだと思いませんか?

鬼頭: そうですね。確かに思い返してみると後悔するお金の使い方はいくつかありました……。

長岐: せっかく稼いだお金を使って後悔してしまったら、それだけで嫌な気持ちになりますよね。なので、「良い使い方」にするための方法を覚えてお金を使えたら、人生はきっと楽しくなると思うんです。

長岐さんと高田さんツーショット写真

お金についての考え方を明確にする「究極の7つの質問」

鬼頭: マネバナノートを作る際、「究極の7つの質問」というものが用意されているとの事なんですけど、その質問の1つに「あなたにとってお金とはなんですか?」という問いがありました。これに答えることによってどんな効果を得られるんでしょうか?

長岐: この質問は、言い換えると「今現在あなたはお金についてどう考えていますか?」という質問なんですね。マネバナノートの7つの質問というのは、自分の過去、現在、未来、それぞれのお金の考え方を知るためのものなので、これによって今の自分がどうしたいかを明確に出来るんです。

鬼頭: そうなんですね。ちなみに私はこの問いに対してお金は「人生を楽しくしてくれるもの」かなと考えたんですが……

長岐: すごく素晴らしいと思います。そこでお金に対してネガティブな考え方をもってしまう方もいらっしゃるので、「お金によって楽しくなる」というのはすごくいいイメージだと思います。

高田: 「お金は生きていくうえで必要不可欠なもの」というネガティブ考え方の人もいるかもしれないんですけど、じゃあ借金をしてしまったら生きていけないのか、と考えるとそんなことはないはずなんですよね。なので、そういう偏った考え方に気付くためにも、是非この質問の答えを考えてみてほしいですね。

鬼頭: ちなみに高田さんは「あなたにとってお金とはなんですか?」と問われたら、どう答えますか?

高田: ちょっとかっこいい言い方をしますけど「人と人を繋ぐもの」だと思っています(笑)。お金があるからこそ、人との信用が生まれて、その循環があったからこそ、いろんな価値を作り合って、今の豊かな社会があるんじゃないかなと考えています。

著者プロフィール

長岐隆弘

一般社団法人不動産投資家育成協会代表理事、アセットライフマネジメント株式会社代表取締役。メガバンク行員時代の知識と経験をもとに、不動産投資などの資産運用により、月100万円以上の「お金を増やすしくみ」を築いて「経済的自由」を実現。現在は不動産鑑定士として活躍するかたわら、累計400名を超える不動産投資家を世に送り出す。

今回のパーソナリティプロフィール

鬼頭あゆみ

1976年、愛知県生まれ。フリーアナウンサー。活動拠点を東京に移す前は、東海テレビ放送のアナウンサーとして、主にニュース番組、プロ野球番組などを担当。フリーに転身後は、TBS「サンデーモーニング」やNHK「探検ロマン世界遺産」などに出演。

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