だれかに話したくなる本の話

SNSで話題『世界の郷土料理事典』のサウジアラビア料理が最高だった

SNSで話題『世界の郷土料理事典』のサウジアラビア料理が最高だった

今回の新型コロナウイルスの世界的流行によって、多くの国が国際便の乗り入れをストップしたり、国境を閉鎖したりと、一種の「鎖国」状態に。

そのおかげで「予定していた海外旅行が中止になった」という人は少なくないはずです。かくいう筆者もその一人。お目当ては、2019年9月に観光ビザの発給を復活させ、旅行者を公に受け入れるようになったサウジアラビア……でしたが、コロナのおかげでオジャンでございます。私はコロナが憎い。

各国「見切り発車」的に、徐々に外国からの人の受け入れを再開する方向にある現在ですが、サウジアラビアがいつ旅行者に再び門戸を開くのかは不明。今年中か、来年か、あるいは再来年か…。

このまま何もせずに旅行ができる日を待つのはつらすぎる!せめてサウジアラビアの料理だけでも味わいたい!ということで、世界各国の郷土料理を、日本で手に入る食材を使って再現できることがSNSで話題になっている『世界の郷土料理事典: 全世界各国・300地域 料理の作り方を通して知る歴史、文化、宗教の食規定』(青木ゆり子著、誠文堂新光社刊)に載っていたサウジアラビアの国民食「カブサ」を作ってみました。

世界の郷土料理事典: 全世界各国・300地域 料理の作り方を通して知る歴史、文化、宗教の食規定

世界の郷土料理事典: 全世界各国・300地域 料理の作り方を通して知る歴史、文化、宗教の食規定

食を通して、世界を知ろう!「世界の料理総合情報サイトe‐food.jp」は、2000年のオープン以来、世界各地のさまざまな料理情報を発信し続けてきた。その代表であり、郷土料理研究家の青木ゆり子による待望のレシピ集。多数の現地取材、ていねいなリサーチにより、料理の背景にある歴史や文化、今考えたい食の国際儀礼や宗教の食規定などもわかりやすく解説。