PR 死ぬために故郷に帰る 鮭の川上りに秘められた生命のドラマ 2019年11月22日 19時配信 ツイート シェア 秋の味覚の主役といえば「いくら」である。 鮭がいくらのもととなる卵を産むために、かつて自分が生まれた川に戻り上流まで上る「鮭の遡上」はこの時期の風物詩になっている。 ここで鮭の立場になってみよう。様々な生物の死をドラマチックに解説する『生き物の死にざま』(稲垣栄洋著、草思社刊)によると、鮭にとって生まれた川への帰還は「死出の旅」。彼らは繁殖活動と同時に、死ぬために川に戻ってくるのだ。