日韓の「歴史認識問題」はなぜ収束しない? 植民地支配が残した課題とは
2019年5月1日、天皇陛下が即位し「令和」の時代が始まり、次なる時代の平和と平穏無事を誰もが願ったことだろう。
しかし、今なお尾を引くのが「昭和」の遺恨だ。
とりわけ日本と韓国の関係は「戦後最悪」と言われるほど。2019年8月には韓国が日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)を破棄するという声明を出し、日米韓の安全保障を揺るがす事態となった。
なぜ韓国は日本に対抗意識を燃やし、両国間に広がる溝を埋めようとしないのか。この疑問に答えるには、日韓が歩んできた歴史を振り返る必要があるだろう。