だれかに話したくなる本の話

古市憲寿 芥川賞落選は「立候補したわけではないので」

古市憲寿 芥川賞落選は「立候補したわけではないので」

『平成くん、さようなら』に続いて『百の夜は跳ねて』を芥川賞候補に送り込み、小説家として活動の幅を広げている古市憲寿さん。

惜しくも受賞はならなかったが、候補作となった『百の夜は跳ねて』は現代の都市生活を書く、冷たく鋭利な視点が際立つ長編。古市さんはこの作品をどのように構想し、作り上げていったのか。そして、社会学者として活動していた古市さんはなぜ小説を書くようになったのか。ご本人にお話をうかがい、さまざまな疑問をぶつけさせていただいた。

百の夜は跳ねて

百の夜は跳ねて

決定的に新しい青春小説の誕生!!高度200メートル。僕はビルの窓を拭く。光溢れる都市の秘密を記録しながら―。第161回芥川賞候補作。