だれかに話したくなる本の話

忙しくてもゆとりのある時間を過ごすための小さな習慣

あなたはひとりの時間が取れているだろうか。

この時の「ひとり」とは、SNSなどをやっている時間は含めない。文字通り、誰ともつながっていない時間だ。その時間を上手く取ることができれば、頭も心もクリアになり、ゆとりが生まれる。

『本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる』(横田真由子著、服部あさ美イラスト、クロスメディア・パブリッシング刊)は、ミニマムリッチコンサルタントの著者が「ひとりの時間」を中心に限りある時間の質を上げ、毎日をもっと素敵にするためのヒントを紹介する一冊。

では、ひとりの時間の質を上げるにはどうすればいいのか?
それは日々を雑に過ごすのではなく、日常を大事にすることがまず大切だ。そして、小さな習慣を見直し、穏やかに過ごすのである。

具体的には、例えば自分の居住スペースに、少しグレードの高いクッションカバーを一点入れてみる。節約モードになるとワクワクも減るが、やはり日常の中に少しの贅沢があったほうが心にゆとりを与えてくるはず。
五感のうちの一感だけ究極にこだわってみる。そうした時間の積み重ねが、ひとりの時間の中で上質な美意識を育んでくれるという

また、夜のひとりの時間は、「生まれ変わるための美活時間」と著者。今日の疲れやストレスをリセットしてゼロにする。そのためには、ゆるめることが大切だという。
そして、こんな時代だからこそ、夜寝る前に「明日はどんな一日にしよう」と問いかけて眠る。人生のグレードアップのベースとなるのが「感謝」と「希望」だ。一日の締めくくりに感謝し、希望を持つ。そんな小さな習慣が明日を良いものにしていくのだろう。

ひとりの時間をうまく過ごせれば、心にもゆとりが生まれる。
スマートフォンで常に連絡し合うなど、ひとりになる時間が取れない今だからこそ、「ひとり時間」を大切にしたいものだ。

(新刊JP編集部)

本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる

本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる

忙しくてもゆとりを作るための上質な時間のつくり方。

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