低気圧女子に悲報!? 今年の梅雨は長引く可能性大。梅雨を乗り切るオススメの生活習慣法とは
今年も、あの季節がやってきます。そう、「梅雨」です。
天気が悪いと頭痛がしたり、むくみでしんどくなったりなど、体調や気分が悪くなりがちな「低気圧女子」にとってはもっとも嫌な時期の到来です。しかも、今年は低気圧女子にとってツライ時期が例年よりも長くなるかもしれないと、『天気が悪いとカラダもココロも絶不調 低気圧女子の処方せん』(セブン&アイ出版)の著者であり、気象予報士・健康気象アドバーザーの小越久美さんは言います。
例年、本州付近の梅雨は6月上旬から7月中旬頃まで、ひと月半に渡って続きます。ところが、昨年の梅雨はあっという間に明けたという感じで、関東甲信地方では6月中に梅雨明けが発表されるなど、記録的な短さ。毎年、長期間の曇天に悩む低気圧女子にとっては、恵まれた年だったと言えます。
ところが、小越さんによれば「今年は、梅雨前線を押し上げる夏の太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨が長引く可能性があります」とのこと。
●今年の梅雨は長引くかもしれない!?
たしかに昨年の梅雨は短く、夏が早くきた記憶がありますが、今年はさらにその夏も低気圧女子にとっては苦しいものになりそうなのです。
「『梅雨明け10日』と言って、例年、梅雨明け後は安定した夏空が続くものですが、今年は梅雨が明けたとしても、また梅雨のような天候が戻ったり、ゲリラ豪雨と呼ばれるような突発的な雷雨があったり、台風が近づいたりと、安定した夏空は少ないかもしれません。長期に渡る雨や日照不足は、気分の落ち込みや眠気の原因につながります。」(小越さん)
せっかく梅雨が明けても、夏らしい夏が来ないという予報に不安がる低気圧女子や低気圧男子は多いことでしょう。梅雨がはじまる今の時期から自律神経のトータルパワーをアップさせるのが吉と言えそうです。
●自律神経のトータルパワーアップで梅雨を乗り切ろう
そもそも自律神経は天気や気圧の影響をうけやすく、活動量(トータルパワー)が小さくなっていると、低気圧の影響を受けた症状が増大することが多いと本書。
毎年梅雨時期に低気圧女子の症状に悩まされているならば、腸活をしたり、ストレッチや適度な運動をして血流をよくするなど、自律神経を整える生活習慣を意識しましょう。
また、実際に梅雨を迎えると、曇りや雨の日は怠さや眠さを覚え、いつまでも寝ていたい気持ちになりますが、寝すぎると副交感神経の活動度が上がってしまい逆効果。雨の日ほど、早めに起きて朝食を作ったり、掃除をしたりと朝から活動的に過ごしましょう。
歩幅を大きく早歩きしたり、階段を使うなど積極的に体を動かすことで交感神経の活動度が上がるので、体の怠さなどの症状の緩和につながります。
低気圧女子に一番よくみられる偏頭痛の症状は、血管が拡張することで起きる頭痛です。梅雨の晴れ間で急に暑くなった日や、低気圧が近づき気圧が下がって来たときが要注意。入浴は控えてシャワーだけにするなど、体を温めない(血管を拡張させない)ことが重要になります。
低気圧はどうしても避けられないもの。天気によって自分の生活習慣を少しずつ変えて、今年の梅雨を乗り切りましょう。
(新刊JP編集部)