だれかに話したくなる本の話

「相手の欠点を見ると恋が冷める」。“プライドが高い”女性の心理

一つでも相手のイヤなところが目につくと、他の部分までイヤになってしまいすぐに冷めてしまう。
恋の悩みとしてはよくある話です。

「私はプライドが高いので、一つでも欠点があると許せなくなるんです」。
一言でいうのは簡単ですが、ここでいう「プライド」とは真のプライドではありません。
そう述べるのは『「何をやっても長続きしない人」の悩みがなくなる本』(イースト・プレス刊)の著者で心理カウンセラーの石原加受子さんです。

石原さんによれば、相手の欠点が許せないのは「相手に拒否されるのがこわくて本当のことを言えない、傷つけられるのがこわい」という恐れに起因しているのだといいます。 これはプライドではなく、自己信頼の低さからくるもの。

例えば、相手が口に手を当てないでくしゃみをしたとしましょう。
すると、自己信頼が低い人は「なんて下品な人なんだ」と、心に嫌な気持ちを抱えてしまいます。一方で自己信頼が高い人は「唾液が飛び散るから、くしゃみをするときは、口に手を当てたほうがいいと思うよ」などとアドバイスをするのだそうです。

自己信頼が高い人も、低い人と同じように相手の行為に対して不快感を抱くかもしれませんが、注意をすることで改めていくことができます。
自己信頼が低い人は、相手から拒絶されることを恐れ、自分が傷つきたくないために、相手に注意をすることができません。
結果、相手への不満がたまってしまいます。

「私はプライドが高いので、一つでも欠点があると許せなくなるんです」というのは、「一つの行為」で嫌いになるのではなく、実はいくつもの不満をその都度解消することができずに「イヤなところ」を蓄積させてしまっている結果だというのです。

もし、あなたが恋愛で長続きしないという悩みを抱えていたのなら、「プライド」の一言で片付けず、自身の心や相手とよく向き合ってみると良いかもしれません。

(新刊JP編集部)

「何をやっても長続きしない人」の悩みがなくなる本

「何をやっても長続きしない人」の悩みがなくなる本

「中途半端」はじつは“すばらしい長所”でもあります。

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