「アメリカの次は中国」は本当か? 大国が抱える構造的欠陥
通商分野やITなど先端技術分野でアメリカと激しいつばぜり合いを演じ、アジア、ヨーロッパ、アフリカでは「一帯一路」政策を推し進めるなど、中国は今世界で最も勢いがある国といっても過言ではない。
「近い将来、中国はアメリカを凌駕して世界一の大国になる」との声も多い。中国の先端技術が進むことへのアメリカの強い警戒感を見ると、あながち的外れでもないかもしれない。
しかし、2019年現在経済、軍事、テクノロジー、いずれも世界のトップを行くのはアメリカである。これがひっくり返るというのは日本人としてはあまり考えたくないことかもしれないが、そんなことが本当に起こりうるのだろうか?