政治、教育、民主主義…日本をダメにしているものの正体とは?
「日本はここがダメだ」「教育のあり方が間違っている」など、社会の問題や政治に対する批判や意見はSNS等を中心に散見されるが、そうした声は感情や思い込みに左右されて発言されているものも多く、建設的な議論になかなか結び付かない。
実は日本人は正しく「批判すること」が下手であり、そこには教育や政治構造における根深い問題がある。
そう指摘するのが法学者の谷口真由美氏と、加計学園問題のキーマンとなった元文部科学事務次官の前川喜平氏だ。対談をまとめた『ハッキリ言わせていただきます!』(集英社刊)の冒頭で、2人は次のように話している。